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何でも知っているはずだ、という感覚になるのはなぜ? 《大企業病シリーズ vol. 1》

「“大企業病“、なんて言ったら、大企業勤めの人に殺されるかもしれないー!」とビクビクしながら、このシリーズをはじめます。何より、私自身が“大企業病”のレジェンドなので、ご容赦ください。

今回は、大企業病のひつとつである『知らない物事が起きた時に、知らない自分を恥じたり、劣等に感じる感覚』について書きます。

農業は面倒なもの、という認識!(えっ、何様?)

私自身、あのまま、サラリーウーマンを続けていたら、絶対に足を踏み入れることのなかった農作業へのかかわり。
農作業を始めて1年半経つ今でも、毎回、知らないことがたくさんあることを思い知らされます。

そして、私自身、知らないことに直面するたびに、ネガティブな感情を感じていました。

『知らないことが多く、教えてもらうのが恥ずかしい』
『どうして自分は、こんなに知らないのだろう』
と恥ずかしさや、自己否定感、劣等感など。

自分の状態がすぐれない日は、ネガティブな感情が多くあり続けることで、
『農作業は面倒なものだ』と、あたかも、知ったかぶって上から評価するような事も。

知らないことがある、という事実は悪いことなのか?


どんな世界も、趣味も業界もそうなのですが、
その道の先人達が、『もっとこうした方がいい』と改良や改善を重ねた現在の状態で、私たちは色んなものと接することができています。

例えば、トップの写真!
この手袋は、畑の畝の土が掘りやすいように、爪の先がモグラのようにとがっていて、簡単に深くまで手で掘ることができる道具です。
芋系などの地中作物の種を植えるときに、とても便利でした。

(畑におろす前に、身体の痒いところを掻くのにも、ちょうど良かったです)

この手袋の存在を知らなかったのですが、知って、体感することで、作業をラクに、上手に進めることができてありがたかったです。

知らないことを知ることは、本来、世界が広がったり、良いものを経験出来たりと、嬉しいことなのだと体験しました。

大企業病:『自分は何でも知っているはずだ』という大きな勘違い

大企業に勤めている方の多くは、以下のシステムの中で機能しています。

  • 仕事が細分化されている。

  • 各仕事のマニュアルが整備されている。

  • 仕事のインプットとアウトプットが明確である。

  • 仕事のアウトプットを出すことで対価を得ている。

  • 長年、同じ仕事を続けている場合には、専門職として重宝される。

  • 同じような知識がある人達の集まりによって、スムーズに仕事が流れる。

上記の流れは、システム化され、枠組みをすでに作ってくれている人が居たからこそ成り立っています。
ただ、一歩、その世界から足を踏み出すと、自分の世界の狭さに気付かされるのです。

視野が狭くなっていることを謙虚に認められないでいると、『自分は何でも知っているはずだ』と自己の認識を勘違いして、新しい物事を学ぶことができないことになってしまいます。

他にも例を出すと、
・給料は多い方がいい
・家は戸建てをもつべきだ
・出世している人が仕事を頑張っている人だ
・マニュアルがない組織は変な組織だ
など、という認識は、ものすごく視野狭窄な捉え方です。

給料多くても不幸だし、戸建てに住んでもしんどいし、出世していない多くの人が支えてくれているし。
最後のマニュアルがない事に関しては、組織の質を評価をする前に、ご自分で作ったらどうですか?と。

新しい物事を知ることにマイナス感情が動くのは、自分の視野が狭いためです。(耳が痛い!)

優秀な方が視野が狭いというのは、とてももったいないですね。
一緒にメンタルの学びを深めていきましょう。

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