なんて今年は暑く暗いのでしょう

2021年7月のフィンランドで、何週間もの25度越えの日々を過ごしました。その後フランスの家族の元へ飛びました。やっとフィンランドの気温が下がって気持ちよい日に出発。フランスも、ついた時点ではなかなか平和な日。そして

またフランスが暑くなっとうがや・・・

25度越えで悲鳴を上げるなんて。日本は全国的に当時35度。私も以前に日本の超高温(もしや普通の高温かも)の経験はあります。日本は空調ありが多く、29度くらいまでにとどめるのが奨励でしたっけ。

私にとっての気候の違いは、湿気。日本にいると、私は汗をかけます。湿度50%あたりだと微妙です。少しだけ50%を超えたときに動き回っていれば、汗が出るかもしれません。朝方の湿気が多そうな時間に出ると、割と普通に汗をかき、なつかしい、いい感触となります。でも室内にいると、汗は出ず、体に熱がこもるばかり。って、毎年どこかで書いています。

冬の間のフィンランドの外部は気温が下がります。でも雪が積もったり降っているため湿度は高めなのではないかと思います。この時期、お肌の乾燥に悩むのは、室内はどこでも暖房ががっつり入っているからなのです。

日本での日差しは、以前よりきついような記憶があります。フィンランドの日差しも、本当に「差して」痛いくらいです。フランスでもそこそこ厳しいものです。コロナのおかげでマスクをしていても注目されなくなりましたが、さらにその日差しをできるだけ遮る日傘が必須ですので愛用しています。フィンランド人もたまに傘をさしている人を見かけるんです。

日本は比較的おてんとうさまが高くなり、お昼には、上からの光線を日傘で遮ることができそうです。しかしここでは、太陽は真上まで上りません。いつ何時も、お日様は斜めからさしてきます。頭を守ると、足元がじりじりと焦がされていきます。でもせめて頭を守らないと、頭痛が、日焼けが、しわが・・・

夏至を超え7月に入ってからは、ほぼ白夜状態となります。一番暗くなる時間帯が、24時過ぎ。学生寮住まいを始めて、急いで、かつ躊躇せず買ったのは、遮光カーテンです。以前、オウルの夏期講習に参加した際には無料で学生寮に泊れましたが、カーテンがありませんでした。まず大きい黒いごみ袋を張り付けてみたのですが、重さのために窓からはがれてしまいました。それに、袋本体が臭いがくさくてとにかくくさくてたまりませんでした。毎夜貼りなおすのも面倒。そのうち多少は明るい所で寝るのにも慣れてきて、窓は半分覆っただけの状態で眠りました。このときはいろいろと落ち着かなかったので最後の方は自分で借りたアパートやホテルに泊まりました。

明るい夜に関しては、苦労は二度としたくない!と固く誓ったのです。

現在は、学生寮→引っ越し→再引っ越し。前のアパートには3枚分のカーテンがつけられる窓がありました。ストールなし。カーテンレールもなし。道の向かい側はは事務所のようでしたし、さらにコロナのせいで長期間無人でした。

私には二重カーテンにこだわりがありました。カーテンレールがないので、あれこれ買ってきました。カーテンが天井より長いので、すべてのカーテンを折って挟んで、テーブルの上にのっかってとりつけました。フィンランドの天井は高いことが多いと印象です。棚にも、椅子に乗ったくらいでは手が届きません。3段にも満たないミニはしごが売られていますが、それを購入して運ぶのも重く感じられて・・・あこがれのミニはしごですが、買えるようになるのはいつの事でしょうか。

さて、そんな中で、前のアパートで気分転換に、と買ったカーテンは、新しい今のアパートではぴったり、完璧な長さです。二重ガラス窓の内部に仕込まれたストールもあります。そして本当のカーテンレールにぶら下がっています。今度は窓5枚分ですが、カーテンを買い足す必要はありませんでした。(さらに余っています)

とはいえ暑さは防げない。

前のアパートでは夜明けとともに、リキの入った太陽光が差し込み、早朝から26度越え。朝から疲れ、頭痛がしてやりきれなくなりました。これは引っ越しの理由のひとつです。新しいアパートは、西向きで、午前中は平和なはず。なのに、周囲の建物に反射する朝日がキラキラと、目につらい・・・。年取っただけかしら。だから朝からストアは斜めです。

午後にはじわじわと西日体制に入ります。午後が暑いのは普通のことで、午前中の直射日光よりはましと思っていたのですが・・・窓が全部暖まってしまい、熱いわ。結局「南仏」風に、窓をほぼ締め切り、ガラスには薄地の災害用のカーテンを貼りつけています。多少は暑さを防げます。北欧であってもはいってくる空気の方が暑いこともあるのでしょう。周囲がうるさいからと締め切ると、とたんに汗がじわじわとにじみ出てくるような気がします。

話しが長くなりましたが、涼しくなったフィンランドからフランスへ渡ったとたん、同様の暑さになりました。最初の数日を除き、滞在中ずっと暑かったものです。やっとフランスも涼しくなる、という頃にフィンランドへ帰宅。「暑く成ります」・・・

というわけで、窓にはまた、金銀の防寒シートを張り付け、さらにカーテンを閉めています。昼間から室内が暗く、電灯をつけて過ごしているのです。

書いているうちに8月に入ってしまいました。夜中を過ぎると、なんと、夜が暗くなります。やっぱり暗いのが好きです。天気の方は、どちらかといえば曇天、雨が多めで、ある意味で過ごしやすくなってきました。20度を切る日がきて、体感温度は10度11度・・・いつであっても、風邪はひかないようにしたいものです。

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