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心が燃えたので、Gaudiyに入社しました

はじめに

みなさん、こんにちは!Gaudiy HR/PRチームの加藤 燦(あきら)です。
2024年3月に入社し、採用領域を担当しており、会社ではAkiraと呼ばれています。

仕事柄、候補者の方々を含め、外部の方にGaudiyについて説明する機会が多いのですが、よく以下のような質問を受けることがあります。

「エンタメに興味はあるけど、推し活とかやっていないけど大丈夫ですか?」
「アニメや漫画は好きだけど、普通に好きなくらい。それでも選考を受けてもいいですか?」

かくいう私も、エンタメは普通に好きなくらいで、いわゆる「推し」のないメンバーの1人です。
ですが実は、社員のうちの7割以上が〇〇を理由に入社しています。(〇〇は後ほどご紹介)
ということで、そんな私がなぜGaudiyに入ったのか、赤裸々な入社エントリーを書き連ねたいと思います。


私はだれ?

少しだけ私の自己紹介を。

新卒で50人規模のベンチャー企業に入社して、開発のディレクターとしてキャリアをスタートしました。その後、人事にキャリアチェンジをして、新卒採用、中途採用、組織開発など、様々な領域を担当していました。当時は珍しかった「ホラクラシー」組織の運営がスタートしたことをきっかけに、自律分散的な組織をどのように実現するか?などに興味を持つようになりました。

しかし、会社の転機があり、採用領域で経験を積みたいと考えるようになり、当時200人規模のベンチャー企業に転職しました。
役割としては、エンジニア・デザイナーの中途採用や技術広報も担当していました。ちょうど事業が急成長しているタイミングで、良いチームメンバーにも恵まれて、年間100名以上の採用に関わりながら、いままで経験したことが無い技術広報の領域にも足を踏み入れ、採用領域の経験をさらに増やすことができました。

急に生まれたモヤ

※ Gaudiyでは「うーん」と思うことや、悩んだときに「モヤ」という言葉を使います。

これまで会社を選ぶ基準として大切にしてきたのは、事業への共感や一緒に働くメンバーでした。しかし、キャリアを振り返ってみると、20代は自分がやれること・できることを増やすことに全力投球していました。
日々の仕事におけるエネルギー源は、「足りないことを自覚して、それを補うこと」に行き着きました。不足している部分を行動や知識を元に補いながら、スキルレベルを向上させる、いわゆる「水平的成長」に意識を向けていました。

引用:成人発達理論を軸にした「ビジネスパーソンとしての成長」とは? https://magazine.teamup.jp/posts/kegans-theory-of-adult-development

水平的な成長を追い求めた結果、知見が増え、やれる仕事の幅が広がり、成果も出てきました。そして、新しいことにチャレンジする機会や権限も増え、好循環が生まれ、30代に突入し、組織の中での今後キャリアをどのように歩んでいくのかを考えるようになっていきました。

しかし、ある日突然、自分の心のエネルギーが枯渇している感覚に襲われました。
もちろん、「足りないこと」が完全に満たされたわけではなく、むしろもっと向き合わなければならない課題も多く残っています。頭の中で考えれば、目の前の課題に取り組む理由はいくらでも見つかるのですが、一歩前に踏み出すエネルギーが湧いてこないのです。

この「空っぽ」な感覚を感じたとき、自分が本当に求めているものや、これからのキャリアで何を大切にしていきたいのかを見つめ直す必要があると感じました。それは、単なるスキルや知識の習得だけではなく、自分自身の内面や価値観に目を向けることに結果的に繋がりました。

Gaudiyを選ぶ

そんなときに声をかけてくれたのが、1社目で同僚だったHanaさんでした。
Gaudiyについては、組織開発の領域で尖った取り組みをしている会社というイメージをもっており、同時に、イベントでご一緒する機会もあったため、なんとなーく会社のことについて知っているという状況でした。過去に熱中していた分散型自立組織(DAO)をGaudiyが試行しているということもあり、まずは話を聞いてみることにしました。

実際にHRやプロトコルチームのメンバーと話をする中で、会社への解像度が高まり社内の雰囲気も見えてきました。特にHRチームのkuwaさんが「採用におけるHowが固定されている現状を変えたい」と語ったことに非常に共感し、選考にも進んでいきました。

同時に、選考が進むにつれて、こんな不安な気持ちが生まれてきました。

「自分がGaudiyを受けてもいいのだろうか?」

自分はWeb3.0に関する知識はなく、エンタメ業界の経験・知見もない。漫画やアニメは好きだけど、コアファンではなくミーハーな程度。冒頭に紹介したような問いに私も直面しました。

そして、そんな気持ちを解消してくれたのが、代表の石川さんのnoteでした。

当時の理解は浅いのが前提ではありますが、記事を読むにつれて、社会構造や社会基盤からアプローチすることで、世の中を本当に変えていけるのではないか?
そして、「ファン国家」の世界観を実現したときに、人々が幸せに暮らせる世の中が来るのではないか?
というワクワク感がふつふつと生まれてきました。
そして、想像する未来の世界と自分自身の存在意義を重ねたときに、「その世界を目指したい!」と心の中に火🔥がつきました。

火がついた勢いで送ったメッセージ。
休日の深夜にこの文の後にさらに長文を送るというただの迷惑行為。

もちろん、今までの経験を活かせる点や、高い関心がある組織開発の領域にゆくゆくはチャレンジできる点など、左脳的で考え整理してきた魅力点も沢山ありました。

しかし何よりも、心に火がついた時の感覚的な正しさは、頭の中で思考して言葉にしたものを凌駕するほどのエネルギーになります。たとえ先行きが不透明で不確実性の高い未来が待っていたとしても、目指したい世界を追い求めることがエネルギー源となって、枯渇する心を満たしました。そして、心が満たされた結果、自然と覚悟を決めることができ、一歩を踏み出すことになりました。

ここまでの一連の流れは、唐突なように思われるかもしれません。しかし、自身の内面に向き合ってきた過程で、ふと自分の外の世界に目を向け、いつもとは違うレンズを使って遠くを見たときに、新たに目指す世界を見つけることができました。つまり、様々なレンズを使いながら交互に自己の内面と外の世界を行き来することで、自ずと道が開けるのだと気がつくことができました。

さて、冒頭の〇〇の答え合わせです!
7割の社員が、「Gaudiyへのミッション・ビジョンへの共感」を理由に入社しています。そして、その理由は様々であるからこそ、組織の多様性が生まれている気がしています。

とはいえ、入社当初は不安な気持ちもあった

実施はGaudiyにはエンタメ好きなメンバーや、「熱狂的なファン」を体現するメンバーが数多く在籍しています。そして、Web3.0領域の知見を多く持っているメンバーもいます。そのため、入社当初は「自分でも大丈夫だろうか?」という不安な気持ちは正直ありました。

しかし、そんな心配は何処へ。
1on1や日々の会話を通じて、好きなことやものに向き合っている人の熱量と想いに触れるたびに
「好きなものを好きと言える人は、なんて素敵なんだろう」
と思う瞬間が多かったです。

何より新たな気づきとなったのは、好きなものに邁進している人たちから、自分自身も大きなポジティブなエネルギーを貰っていることに気がつきました。私自身は、そのおすそ分けされたエネルギーをこちらからも還元できるような取り組みをHRとして推進できたらと考えています。すなわち、Gaudiyという組織も1つの「ファン国家」として、作り上げていくことが使命だと思っています。

最後に

かの有名な煉獄さんも「心を燃やせ!」と言っていました。

もちろん、すでに燃えている人も大勢いらっしゃると思います!一方で、これからの人生やキャリアに向き合う中で、自分の軸を明確に持ちながらも、なぜか「空っぽ」な感覚を覚える人や、怒りや憤りを感じている人も多いかもしれません。

特に、VUCA(変動性、不確実性、複雑性、曖昧性)の時代において、自分にはどうしようもできない複雑な変数が絡み合い、変化の振れ幅は年々増しています。そんな中で、個人の自己指向と価値観を持ち続けながらキャリアを選んでいくことは、ますます難しくなっているかと思います。

しかし、左脳で考えたロジカルなキャリアステップや見えている選択肢を凌駕する「何か」に気づき・出会えたときには、心を燃やすチャンスなのかもしれません。たとえ先が見えなくても、茨の道だったとしても、それが自分にとっての幸せへの道だと信じて、一歩を踏み出してみるのはいかがでしょうか?

たとえ困難なことが現れても、逆風が吹いたとしても、一度ついた心の火は燃え続け、この不確実な時代だからこそ自分の支えになるのではないでしょうか。

一歩を踏み出す道がGaudiyである必要はまったくありません。もし、このnoteを読んで頂き、心を燃やせる環境に一歩を踏み出す人が増えたら、ひとりの人事として嬉しいなと思います。

PS.
ごめんなさい。それでも、「Gaudiyいいかも!」と思ってくれたら、本当はとっても喜びます!
メンバーを絶賛採用中なので、ぜひカジュアル面談からエントリーをお待ちしております!


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