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インテル11年ぶりの優勝!再びの栄光へ不安要素も!

最初にお伝えしておくと私はインテリスタです。応援し始めてからもう20年近くになるかと思うと自分でもよく続いてるなと感慨深くなります。

11年ぶりに優勝!

2020/2021シーズンのイタリア・セリエAはインテル・ミラノが優勝を果たしました。実に11年ぶりのこと、3冠を達成した栄光からずいぶん待たされました。

序盤戦はなかなか安定した試合をすることができず失点が続く時期もありましたが、アントニオ・コンテ監督のもとチーム力を発揮して戦い抜いてくれました。

ユベントスやACミランの失速などもありましたが4試合を残しての優勝決定は素直に評価されるべきことだと思います。

2011/12シーズンからユーベを率い、9連覇の足掛かりを作ったコンテが自ら連覇を止めてくれたこともドラマティックな展開になりました。

欧州サッカーを観ている人ならわかるかもしれませんが私はユーベが嫌いです。理由は私がインテリスタだから。

インテルとユーベは昔から国内随一のライバルクラブとして栄冠を競い合ってきました。

優勝回数を見ればかなり離されてはいるけど、そんなことは関係なしに毎回相対するときはお互いのプライドがぶつかり合う激しい試合が展開されます。

そんなユーベの優勝を9年も連続で見させられて正直はらわたが煮えくり返るような思いをしてきました。

当時のキャプテンで現副会長のハビエル・サネッティや3冠達成時のレジェンドの一人、エステバン・カンビアッソらも優勝を祝福しています。


2010年から最近まで。

2010年のCL決勝は今とは違ってまだフジテレビの深夜に観れる状態だったので、当時同棲中の彼女を起こさないように声を殺して歓喜したのを今でも鮮明に覚えています。

当時チームを率いていたのは先日イングランド・プレミアリーグのトットナム・ホットスパーを退任したジョゼ・モウリーニョ。

モウリーニョ1

フォーメーションやタイプは違うが堅守速攻で勝ちを重ね、強烈なリーダーシップを発揮してきたのはコンテと似通っている点でもあります。

モウリーニョは3冠獲得後にチームを離れてしまい、その後のインテルは正直パットしないシーズンを繰り返してきました。

監督がコロコロ入れ替わり、選手補強もクラブの財政難からうまくいかず。

長友佑都が在籍していたことでも知られていますが3冠達成時に比べれば年々チーム力、選手の質は低下する一方。バルセロナでゴールを量産したエトーや、今でも議論されるバロンドール候補のスナイデルなどのレベルの選手はほぼ皆無の状態。

スナイデル

そんなチームを今年も優勝は無理だなと半ば諦めムードのまま、応援していた時期が続きました。

流れが変わってきたのは中国の蘇寧グループがクラブを買収した2016年頃から。2018年にユベントスからGMのジュゼッペ・マロッタを引き抜いたのも大きな要因となりました。

確かな計画性に必要な選手を補強できるようになりチームも安定してきました。

そして19/20シーズンから指揮を務めるコンテが2シーズン目で栄冠を勝ち取ってくれました。

今季はチャンピオンズリーグの早期敗退、カップ戦の敗退などもあり後半はリーグに専念できましたが、来季はそれらも合わせて今季を上回る成果を期待したいです!


今後はどうなる?

インテル1

中央は現会長のスティーブン・チャン

来季の活躍を期待しながら不安要素もあります。

現在チームのオーナーである蘇寧グループが経営悪化により買収の話がでている点と欧州スーパーリーグへの参加表明です。

スーパーリーグに関してはすでに撤退の声明を出しているが、可能性は低いが最悪他の参加表明していたチームとともに何らかの罰則が欧州サッカー連盟(UEFA)から出されるかもしれない。

より深刻なのがクラブ買収の方です。すでに中国リーグで活動し、保有していた江蘇FCは活動中止の状態。

インテルでも給与の未払いや移籍金の支払い延期などの噂が現地で報道されるなど。

すでに英国、米国、さらにサウジアラビアの投資会社などか買収に向けて動きをみせていると報道されています。

経営陣が変わればチームの方針や戦略が変わるのは百も承知ですが、今のいい流れを途切れさせることがないようにうまく引き継ぎをしてほしいところです。

インテル2

インテルは3冠時代の前も長く栄冠から遠ざかっていた時期があり、それが繰り返すことはないことをただただ切に願うのみです。

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