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ええ話や〜。アムステルダムで感動したよ。

この記事を読んでみよう!と思っていただき、有難うございます。
今回はロンドンでの短い英会話学校留学後にバッパーでヨーロッパをちょこっと回った時の話です。

アムステルダムは3回行った。ええとこや〜。大好き。人々の暮らしぶりも素敵。小さい街だけど歴史があり、前衛もある。
バッパー旅行大好きな(貧乏っていうこと?まぁ、それは置いといて・・)の僕は、例の如くアムステルダムのユースホステルに泊まっていた。

日本から計画していた「夜行列車でアムステルダムからパリへ行ったらどうなるか?」を決行した。乗った列車はコンパートメントではなく東京で言うなら東急線?大阪なら環状線?みたいな普通の電車だった。

乗り込んだ。金曜日の夜とはいえかなり遅い時間の車両内には僕ともう一人同じ年くらいのヨーロッパ人男性のみ。乗り込んだところが近かったからそのまま近くに座った。で、なんとなく話し掛けた。で、分かった。

彼はパリに住むパリジャンの彼女に週末を利用して会いに行く、と言う。
付き合い始めてそんなに経っていない2人。
20代半ばの情熱的でムンムン気味の2人。それはいい。
毎週、パリとアムステルダムを順番に訪れ合っている2人。
まだ若くお金もさほど持っていないので夜行列車で、会いたさ故に訪問恋愛を続けている2人。
「ええやないか〜。じ〜ん・・」と涙ぐむ僕。(泣かなくてもいい・・?)

その遥か後に僕はしばらくカミさんとオーストラリアと日本でメール交換やビデオカメラ通話で愛を育んだ時期がある。「ええやないか〜。じ〜ん・・」(もう、要りませんか?失礼)

アムステルダムで出会ったあの青年がその後どうなったかは全然わからない。
一期一会。その後も愛を育み、今頃「おい、あんた!コンビニでラーメン買ってきてや〜!」と言い合っているのかも・・・

世界は会話している、交流している、恋に落ちている。争いもあるけど、それは今では昔のようにお互いがよくわからないためではなく、お互いの主張が違うことが明確になっているから。悲しい反面もある。でも、世界が交わっていこうとしている中でポツンッ・・と東の彼方の方で漂っている僕たち。

夜行列車の窓から夜空を見上げながら「いい話じゃないか!僕もそんな恋がしたいぞ」と羨ましがった僕が愛おしい。(そう思いません?思わん?失礼しました〜)