0405/さくらの金曜日
会社の人たちと仕事終わりにゆるりとお花見。
東京のど真ん中で、ビルに囲まれながら、堂々と座ってお花見できる、花(さくら)の金曜日。
今日から3日間は「八重洲桜祭り」で、東京駅のすぐそばの「日本橋さくら通り」が飲兵衛天国になるのだ。
丸の内のサラリーマンたちが集まってきていて、スーツ率が異常に高い。酔っ払いながらも道にきちっと人が通れるスペースが確保されており、ゴミなどの片付けがしっかりとしている団体が多い。社会人の、金曜日の、花見である。
となりの席から「部長!59歳の誕生日おめでとうございます!」が聞こえる。まわりの人たちも思わず拍手。やはり金曜日の、(まだちょっと会社を背負ってる)社会人の、花見である。
われわれはこじんまりとしっぽりと。
もちろん、私は片手に十六茶である。
プシュッ、が出来ないのはちょっと寂しいけれど、かんぱーいに混じれてうれしい。「これなら食べられる?」とたこ焼きや焼き鳥を買ってきてくれる上司。
素面で花見はひさしぶりだ。
みんなが気持ちよく酔っ払っていく中、ホロリとあったかい気持ちになれる夜だった。
酔っ払った後輩がまた目をウルウルさせながら産休に入るの寂しいと言ってきてくれて愛がすごくて笑ってしまう。まだまだ居るよ、大丈夫。
適宜成長報告しているので(ただランチの時にエコーの写真を見せてるだけ)なんだか成長を見守ってもらっている感がすごい。おっきくなってきたね!と一緒に感動してくれる。
「無事に元気な赤ちゃん産むんだよ」
どうしたって出張ありきな仕事だけれど、出張なしでいいようにサポートしてもらっている。
お休みに入るまで残り5ヶ月程。
私は、このあたたかいチームでの私の役割を、とりあえず全うしよう。(色々理不尽なことがあるけれど、皆んなでなんとか乗り越えられるよう)
そして、とりあえず何か創り続けよう。
会社から見送ってもらえる日が来るように。
人の良さで選んだ会社、
そこは間違いなかったなと誇れる。
ほっこりあったかい春の夜。
だんだんお腹がぽっこりしてきた私。
来年はお腹の中から出てきたピコ太郎(仮)と
一緒にお花見ができるといいな。
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