noteをクリエイティブに活用する方法
現在、note上ではイラストや写真、音楽、小説などさまざまなジャンルのクリエイターたちが活動しています。
そんなクリエイターたちの個性あふれる作品を楽しめるのはnoteの醍醐味といえるでしょう。
しかし、気をつけなければならないのは、あなた自身が全くクリエイティブになれない危険があることです。
気がついたら、他人のnoteを見るだけになっていることも十分にありうるのです。
そこで今回は、さまざまなクリエイターからいろいろな刺激を受けつつ、「自分も何かを作ってみたい」と思っている人のために、その注意点と対策を紹介していきます。
noteに潜む危険なワナ
こうして誰もが悪循環にハマる
noteを使い始めたとき、あなたは他人から「スキ」をつけられてさぞかし嬉しい思いをしたことでしょう。あなたは同じような快感を味わうために、新しい作品を次々にアップしていきます。
そしてもっと他の人にも自分の作品を見てもらおうと考えて、他の人のnoteに「スキ」や「コメント」をつけるようになります。そのうちに、他のユーザーからコメントを受けるようにもなるでしょう。あなたはしだいに他のnoteユーザーとの「コミュニケーション」が楽しくてしかたがなくなります。
しかし、こうしたことを繰り返していると、あなたは知らず知らずのうちにクリエイティブな活動にはふさわしくない行動をとるようになります。その行動とは次のようなものです。
クリエイティブな活動を阻む3つの行動
その1 タイムラインから流れてくる情報をダラダラと見る
その2 たいして良いとも思わないnoteに「スキ」をつける
その3 意味のない「コメント」のやり取りをする
よりクリエイティブになりたいと思っていたはずのあなたは、いつの間にか創造する」ことよりも他人との「コミュニケーション」を優先するようになってしまいます。そして、その矛盾を知りつつも、上記の3つの行動をやめられなくなってしまうのです。
悪循環を断ち切れない理由
なぜ分かっていても、やめられないのでしょうか?
それはnoteに備わっている強力な「SNS」機能に注目すればすぐに分かります。noteでは簡単に「スキ」や「コメント」がつけられるようになっており、その結果、他のnoteユーザーとの「つながり」(相互フォロー関係)を形成しやすいのです。
一度その「つながり」を得てしまえば、あなたはそれを「失いたくない」と思うようになるでしょう。あなたにとってそれは自分を認めてくれる大切なものなのです。
しかし、その一方で、あなたの「孤独」への不安感はますます大きくなっていきます。一度得た「大切なつながりを失いたくたい」という思いが、あなた自身の「一人になりたくない」という思いを増幅させていきます。
これはnoteだけではなく、「SNS」全般にあてはまることです。相手とつながりやすいということは、自分の「孤独」を増幅させやすいということでもあるのです。
悪循環から脱する3つの方法
noteをクリエイティブに活用するためには悪循環を断ち切ることが必要です。ここでは主に3つの方法を紹介します。
その1 「スキ」や「コメント」を必要以上に求めない
「付き合い」で「スキ」をつけられても、あなたの創作活動には何の役にも立ちません。だから、くれぐれも他のユーザーのnoteに「スキ」をつけまくる行為はつつしみましょう。その見返りに「スキ」をもらっても、あなたの作品が質的に向上することはありません。
その2 ライバルを見つける
「なれ合い」の関係よりも、あなた心を熱く燃やしてくれるような「ライバル」を求めましょう。相手に負けないように作品を作るようになれば、あなたの作品は質的に向上します。本当に良いライバルはあなたの実力を120%引き出してくれます。
その3 noteユーザー以外の人に向けてコンテンツを発信する
noteユーザー以外の人に向けてコンテンツを発信するようにしましょう。外部のユーザーからのアクセスが増えれば、「スキ」や「コメント」を気にすることなく作品を投稿できるようになります。そうなればあなたは今まで以上に、コンテンツ作りに集中できるようになるでしょう。
よりクリエイティブになるには?
noteを「工房」化してよりクリエイティブになることを目指す
noteを活用してよりクリエイティブになるには、noteを工房化して作品をどんどん作っていくことです。そのためにもnoteはあくまで「作品を作る場」として考え、「ゴール」ではないと考えましょう。
たとえば、努力して作ったイラストはnoteに掲載して終わりにせず、電子書籍化してより多くの人に向けて発信しましょう。それを一冊の冊子にまとめて配布するのもいいでしょう。
noteではどうしても古い情報ほどアクセスされなくなる傾向があります。そのまま新しい作品をどんどん投稿していっても、古い作品はどんどんアクセスされなくなって、消えていってしまいます。
あなたの作り上げた作品はあなたにとっての大切な財産のはずです。その財産を少しでも多くの人に届けるように心がけてください。
この広い世の中にはあなたの作品を待ち望んでいる人がきっといるはずです。
<エッセイ記事 一覧>
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?