フリー写真素材のデメリット
ブログやnoteで書いた記事の見栄えを少しでもよくしたいと思ったなら、フリーの写真素材を使うのが効果的だ。
無料で使える写真素材の中にはオシャレでかっこいいものも多く、それなりにインパクトもある。
簡単に利用できるし、それを効果的に用いることでアクセス数も増える。
だが、よく考えてみるとフリー写真素材にはデメリットもある。
今回はそのデメリットについて考えてみたいと思う。
フリー写真素材とは?
デメリットについて説明するまえに一応「フリー写真素材」について簡単に説明しておこう。
「フリー写真素材」とは著作権フリーでしかも無料(商用利用可)で使える画像素材のこと。
主にWebサイトやブログなどで使われるほか、デスクトップの壁紙やチラシなどの広告、年賀状などの印刷物に使われている。
配布されている画像は風景や人物、建築物、オブジェなどさまざまなものが用意されており、フリー写真素材配布サイトから無料でダウンロードできるようになっている。
主なフリー写真素材サイトは以下の通り。
フリー写真素材のデメリット
■デメリット その1 オリジナリティがない
最近ではフリー写真素材を配布するさまざまなサイトが登場し、誰でも簡単に気に入った写真が手に入れられるようになった。
そのためさまざまなサイトやブログ上で写真素材が頻繁に使われ、人気のある写真配布素材も次々に生み出されていった。
しかし、よく見てみるとそれらはどれも似たようなものばかりであることが多い。
また、人気の高い写真は頻繁に使用されるため、自分が選んだ写真と全く同じものを使ったサイトに出くわすこともある。
■デメリット その2 画像で判断される
フリーで使える写真素材はオシャレで、インパクトのあるものが多い。
しかし、それゆえにテキスト以上に画像が目立ってしまうという問題もある。
例えば、文章中心のコンテンツの場合、中身の内容よりも使用した写真素材で評価されてしまうこともある。
また、テキスト中心のコンテンツにもかかわらず、写真などの画像中心のコンテンツが見たい人を引きつけてしまうこともある。
■デメリット その3 創造性がない
フリーの写真素材は簡単に見つけて貼り付けることができる。
テキスト中心のコンテンツを作成している場合は、余計なエネルギーをかけずに済み、文章を書くことだけに集中できるのでとても便利だ。
だが、よく考えてみると、そこには「創造性」というものが全くない。
誰かが加工した写真素材をそのまま借りてきて、ぺたりと貼り付けるだけ。
何もワクワクしないし、「自分だけのもの」が生み出されるわけでもない。
失敗がない代わりに、新しい発見や可能性も生まれない。
それでもフリー写真素材を使い続けたい人へ
ここまで説明しても、「たとえ似たような写真であっても中身が違えば問題ない。」と考えている人もいることだろう。
もしそうなら、少し考えてみてほしい。
あなたがスーパーで買い物をしているときに、似たようなデザインを採用したパッケージを見かけたとき、どう思うだろうか?
たとえ中身が違うと説明されたとしても、やはり「中身はいっしょ」と感じてしまうのではないだろうか。
フリー写真素材は一見オシャレでインパクトがあるようであっても、オリジナル性を失わせてしまう。
そして何よりも耐えがたいのは、そこに「作る楽しみ」が何も見いだせなくなってしまうことだ。
人間には「想像する力」や「創造する力」が生来備わっている。
その力を存分に使おうとしないのは何よりもったいないことではないか。
※主なフリー写真素材配布サイトについては過去記事「画像を使った記事に必要なWebツール」でもまとめてあるのでそちらを参照してほしい。
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