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将来やりたいことをどうやって見つけるか Ⅰ

学生だった頃、周りの大人たちからよく訊かれたのが、「将来なにになるの?」という質問でした。

「何かなりたい職業があるのか」という意味で訊いていたのでしょうが、訊かれた私はいつも返答に窮しました。

なんとなく文章を書くのは好きだなあと思っていたものの、それを職業にするというのは、あまり考えたことはありません。

また、そうかといって、何も答えないと、「やりたいことが何もない」と受け取られかねません。

結局、「とりあえず進学してから決めます」と誤魔化したものの、何とも後味が悪い思いだけが残ってしまったことを覚えています。

将来やりたいことの見つけ方

よくよく考えてみると、当時の学校では一度も将来の職業の決め方を教えることはありませんでした。

だから、たいていの人はそれぞれ各自で考えながら手探りで将来の職業を決めなくてはならなかったのです。

周囲の大人たちもおそらくその点は同じだったのでしょう。

「こういうふうに職業を決めた方がいいよ」とか、「こういう決め方もあるんじゃない」などと、適切なアドバイスを送ってくれる人は皆無でした。

しかし、人はある程度年齢を重ねれば、「ああすれば良かった」と後でしみじみと思うようになるものです。

特に職業については、多くの人が「どうしてあんなに悩んでいたのだろう? こんなふうに考えれば、すぐに決められたのに」と思っているのではないでしょうか。

私自身も「何て無駄な遠回りばかりしてきたのだろう」と思っているうちの一人です。

「こういうアドバイスをしてくれる人間が一人でもいれば、もっと違う人生が送れたのになあ」などと、ついつい思ってしまいます。

これから書いていくのは、そんな私の経験から生まれた「将来やりたいこと」の見つけ方です。

「将来何をやればいいかサッパリ分からない!」、「心の底からやりたいと思えるようなことがどうしても見つからない!」という人は、ぜひ参考にして自分が進むべき道を模索してみてください。

職業は変化し続けるもの

私に将来なりたい職業を尋ねた人は、おそらく「一生のうちでなれる職業は一つだけ」と考えていたのでしょう。

たしかに以前はそういう傾向がありました。「終身雇用」がまだ当たり前の時代だったのです。

しかし現在では、一生のうちで一つの職業だけを全うするというのは、極めて珍しいことになりつつあります。

例えば、長年サラリーマンとして働いた人でも、退職後には第二の人生が待っています。

また、一度就職したものの、何らかの理由で退職することもあります。会社の経営が悪化した場合はリストラや倒産などの憂き目に遭うこともあるでしょう。

再就職後にはもとの職業に就くことができず、異なる職業につくことも珍しくありません。

そう考えると、一生のうちで一つの職業だけを続けるというのは、あまり現実的ではありません。

実際には、そのときそのときの状況と、自分のやりたいことを加味して、職業も「変化し続ける」というのが妥当でしょう。

そういう意味では、「絶対コレ!」と一つに絞るのではなく、「最初はコレ、次はコレ、もしそれがムリならコレにする」というふうに、初めから変化を前提に計画を立てた方が無難です。

そしてそのためにも、常に自分のやりたいことがないかアンテナを張りめぐらせておくことも必要です。

「職業」よりも「自分」を持つことが大事

また、どんなに変化しようとも、常に流されることのないどっしりとした「自分」を築きあげることも重要です。

しっかりとした自分を持っていれば、仮に転職して周囲の環境が変わっても、変わりなく生きていくことができます。

警察官や税理士、プログラマーといった「特定の職業」につくことを目標に努力することは決して間違っていることではありません。

しかし、世の中はこれからもどんどん変化し続けていきます。

一度就職しても、再び道を変えて異なる職業に就くことが今よりも当たり前になっていくことでしょう。

そう考えると、特定の職業につくことよりも、自分自身の目標を持って生きることの方がより重要になってきます。

「この街の人たちが安心して暮らせる場を作りたい」

「自分のスキルで世の中をもっとよくしたい」

など、目標は大きく大まかであってかまいません。

一つの職業だけにこだわるのではなく、より大きな視点を持って「変化」に耐えられる「自分」を持つようにしましょう。

大切なのは、「職業」そのものではなく、自分自身が「いかに生きるか」ということなのです。

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将来やりたいことをどうやって見つけるか Ⅱ


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