見出し画像

【エッセイ】あなたのキャッチコピーは何ですか?

ある日自分にキャッチコピーを作ってみよう!という突拍子もなく誰の得にもならないことを一人で考えていた(暇か)

突然だが私は中森明菜様が好きだ。
そう、明菜様。
ダウンタウンの松ちゃんが音楽番組のゲストで出演されていた明菜様に「明菜様」と呼んだ時からずっと「様」は明菜様の為のものだと信じて止まない(様って何回言ってるんだろう)

私は83年生まれなのでオンタイムで親衛隊にはなれなかったが、中学生の頃からずっと一人で親衛隊をさせてもらっている(一人なので隊ではないが)

明菜様好きから派生して80年代のアイドルが好きになり、80年代の歌謡曲が好きになり、80年代のカルチャーが好きになった。
結局何が好きかって、この「感覚」が好きなのだ。
好きなことは語り合いたい。共感したい。そして共有したい。
ということで今回は当時のアイドルには大抵つけられていたキャッチコピーについて考えてみたい。
そして自分へのキャッチコピーの参考にしたい(おいおい)

※以下敬称略で失礼します

●中森明菜
ちょっとエッチな美新人娘(ミルキーっこ)

今となっては違和感がまずよぎる。
当時はこれぞアイドル!という白いフリフリのドレスも着せられていた明菜様。
あどけなさに愁いを帯びた表情を時折みせる、それが10代の少女につけるキャッチコピーとしての限界だったのかもしれない。

●井森美幸
井森美幸16歳、まだ誰のものでもありません

これはバラエティーで散々使い回されているネタとなってしまった。
井森美幸さんの強靭な精神力はバラドルとして最強の武器である。
そして、デビュー曲の「瞳の誓い」はもっとヒットしてもおかしくない名曲であった。

●山瀬まみ
国民のおもちゃ新発売

バラドルつながりでの山瀬まみさん。
なんちゅう破壊力のあるキャッチコピーだろう。
アイドルをもの扱いするようなこの表現は当時でも「?」が生じたのではなかろうか。
生じたと信じたい。
それと「メロンのためいき」も「瞳の誓い」同様もっとヒットしないといけないくらいの名曲。

●松本伊代
瞳そらすな僕の妹

バラドルというより天然アイドル。
でも司会もこなしちゃう実力派でもある。
伊代はまだ16だからは永遠の16と契約をかわしたに等しい(そうなの?)
キャッチコピーなしで伊代さんは芸能界から可愛がられる妹的存在となる。

●河合奈保子
秀樹の妹

妹つながりだが西城秀樹の妹ときた。
これはきっかけの証明書みたいなもので、河合奈保子さんの抜群な清純性と歌唱力はキャッチコピーなんかあったっけ?と、なるくらいずば抜けていた。
思い出すきっかけ程度のキャッチコピー。
懐かしむには丁度良い。

●斉藤由貴
時代だって、由貴に染まる。

初代スケバン刑事の斉藤由貴さん。
吸い込まれてしまいそうな瞳(眼力)にこちらが染められる側になるという先見の明。
時代は流れても染め続けている。

●南野陽子
純だね、陽子。

2代目スケバン刑事。
絵本から飛び出してきたお嬢様のような南野陽子さん。
純だね、とも言いたくなる。言いつづけたくもなる。
なんのこれしき!ともじってはいたが、負けず嫌いな性格は仕事を全うしようとするプロ意識の高さをみせた。そして今もなお「許さんぜよ」と駆け抜けている。

●浅香唯
フェニックスから来た少女

3代目スケバン刑事。
火の国(宮崎県)出身だからが強い。
ちなみに「セシル」は名曲。


いかがでしょうか。
ほんの数名だがビッグネームを並べてみた。
まだまだ沢山のアイドルたちが当時キャッチコピーをつけられていた。
お偉いさんから無理やりプレゼントされたのかもしれないし、何日も会議を重ねて事務所渾身の想いが込められ託されたキャッチコピーもあったろう。結果、それがお気持ちだけはありがたくいただきますのでお返しします…なキャッチコピーだったとしても。

平成の頃にはキャッチコピーの概念がなくなったとまではいかなくとも希薄、衰退していたように思う。
古くさいはダサいに変換される。
だが今、古いはおしゃれの風潮が生まれてきている。
いけ!いけ!レトロ!である。
この勢いで昭和の「あの」キャッチコピーも復活しておくれ!と、願っている。

ちなみに私のキャッチコピーはまだ決まっていない(どうでもいい)
昭和のキャッチコピーをプレイバックしたらお腹いっぱいになった。
腹が減ったらまた考えよう(どうでもいい)

あ、そうだ!

みなさんのキャッチコピーは何ですか?(とってつけた感)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?