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山羊アキミチ
2024年4月13日 17:32
ふわふわ浮つくかすみのあかりふわふわ揺らつくぬるい世界首に吹く風ふと冷たい見開く目にうつる淡い色と声たち足並みそろわない春のせいふわふわ浮き立つめくった袖にふわふわ漂う甘い世界無駄に青い空雲ひとつない逆さの心にうつる固い蕾重たい足並みそろわない春のせいふわふわどこまでつづくのだろうふわふわどこから現実だろう軽やかであれば幸せであれば浮き彫りに
2023年7月24日 12:50
墓を素手で磨く七月の太陽を含んだ御影石てっぺんから水を少しずつかけるはねた水滴は速乾性生地のズボンを濡らす墓石は人肌のぬくもり撫でてぬめりを落とす話しかける謝りながら、照れながら左右対称の花を整える一際眩しい赤と黄色の髪飾りいつしか祖母の横顔をみている夏の午前の墓参りこどもの頃はあんなに怖かった場所なのに風はみせてくれる囲んだ木々の