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自由律俳句・短歌

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つれづれなるままに乱れ書き
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記事一覧

【短歌】最後の春3首

【短歌】最後の春3首

●時の河めぐる鶯喉ならす衝動ほぐし卒アルひらく

●ひとごとと言う事なかれ春疾風民放が煩すぎる夜は

●桜舞う桜散るのも同じ雨変換キーは勝手なもんで

【自由律俳句】2024/04/23

【自由律俳句】2024/04/23

●春と呼べるのは四月だけだった

●物心つく頃から橋爪功は橋爪功

●マスクの下で歌うLet It Go

【自由律俳句】2024/04/22

【自由律俳句】2024/04/22

●あの人がフォローしてるなら安心

●イヤホンなしでは生きていけない

●首タトゥーが選んだ着物は紫だった

【自由律短歌】2024/04/15

【自由律短歌】2024/04/15

●エアコンの送風口の隙間からことばたちが顔をのぞかせる

●冷房つけると待ち望んでいたことばたち羽根ばたつかせ翔んだ

【自由律俳句】2024/04/14

【自由律俳句】2024/04/14

●メンマ臭い筍近い春急行




●リクルートスーツ親子とすれ違うパーカーが重い
●信頼回復という意図がまだ反省の手前側

【自由律俳句】2024/04/12

【自由律俳句】2024/04/12

●銀座の消印もう関わらないでのサイン
●温もりは水銀に微睡んで葡萄酒のコルク溶かす
●みつをなみの出現率の魯山人
●音も無く弾ける桜ポップコーン

【短歌】2024/04/11

【短歌】2024/04/11

ありがとうと言ったら本当にさよならになった桜の雨止まず

【一行詩・自由律】まとめ集

【一行詩・自由律】まとめ集

●諦めていたコードFが弾けた夜

●ボタン一押しで星の化石の白い炎

●親切の計算こりゃいけねぇと風光る

●無礼講のひきつり笑いさえ今は昔

●比べなさんなと揚羽蝶足元にはだんご虫

●弔いの舟が燃える追憶の入江で

●背に腹は代えられぬと言い聞かせたいだけの免罪符

●わざわざ見せつけてるプラチナ左手薬指

●脳の皺を化粧筆で払って靄の峰焼け空の写真

●春と梅雨に愛された初夏の新緑アオハル五

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