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仕事人間をやめるために「正社員」は除外してみる


これまでのような転職活動とは違う

適応障害に至り現在無職(主婦?)の私が、今後どのような働きかたをすれば良いのか?ということを、最近はよりふか~く考えている。

でも動き出さなければ、それこそ暗中模索になってしまう!と思って
最近1社応募してみたわけです。
企業理念はかなり共感できるもので、正社員・時短もOKという好条件。
職種はSEではなくジョブチェンジという形になるものの、業務内容はこれまでの経験を活かせるものだったから。

適応障害という告知済みで書類審査は通過。すごい!
転職エージェントのキャリアアドバイザーさんと面接対策をして、一次面接を実施。
結果は・・・

お見送り~!
理由は、当社におけるキャリアビジョンが曖昧ということ。

この1社の転職(無職だから就職か?)活動を通じて感じたことは、「これ…何社もやらないといけないのか」という疲労感。

これまで2社経験してきたのだけど、新卒時代も初回転職時も、1社絞り込みで挑み、内定をいただいたという過去がある。
世間一般からすると、エントリーシートすら何十社送ってるのに1社だけってかなりリスキーな行為らしいと後から知った(そうなん?)。

私の感覚から言えば、就職/転職活動って愛の告白みたいなもので、入社したら夫婦みたいなイメージだったわけ。偏った考えかなぁ。
だって、1日のほとんどをそこで過ごすわけだから、希望企業のことを調べて自分に本当にマッチすると思えてから、アタックしたかった。

でもね~。
そもそもミドル世代の正社員を求める会社って、やはり即戦力重視でしょう。35歳女・子持ち・ジョブチェンジ希望・適応障害歴ありというスペックでは、その会社に対するかなりの熱量か、難易度の低い業務内容(低給与)での募集でないと難しいわよ。

なにせ、「正社員」だもの。

正社員にこだわる必要があるのか

私はこれまで、正社員という働きかたしか経験してこなくて、派遣や契約社員といった雇用形態は、あまり詳しくない。
だから、転職サイトの希望雇用形態も「正社員」のみにしていたわけだけど、今回の選考見送りという現実を受けて、ハタと気が付いた。

「正社員のメリットってなんだっけ?」

私がこれまで考えていたことは、多分以下の3つだろうと思う。

  1. 裁量のある仕事ができる → やりがいを求めていた

  2. 基本的には無期限雇用(リストラは例外として)→ 会社愛強めなので

  3. 社会保険完備・福利厚生充実 → 正直あんまり考えていなかった

でも多分、「1. 裁量のある仕事」が良くなかったような気がする。
私は結構、仕事人間になってしまう傾向があるらしい。家に居てもアレコレ考えるのが好きだったんだろうね。

でも・・・
子どもを授かり、自分と家族の時間の割合がぐんと増えた。
その割合を減らすことは、精神的にも物理的にも難しい。
仕事と家庭、どちらも大事にしていきたい。どうすれば両立できるか試行錯誤しながら、焦って過ごす日々。
そんななか、実家のいろんな不幸や困難が舞い込んだ。
そして Welcome 適応障害!

強制的にシャットダウンできる壁が必要

改めて自分の仕事観を振り返りながら、現状を振り返ったとき…。
私が穏やかに過ごせる、目指したい生き方を整理した方がいいだろうと思ってざっくりまとめてみた。

  • 家族

    • 朝は娘を送り出し、夜ごはんの時間から家族3人で過ごしたい

    • 娘の話を聞きたいし、成長の手助けをしたい(平仮名ドリルとか)

    • 夫とは夜のテレビ鑑賞や将来の話をしたい

    • 娘も夫も私も、イライラしながらではなく、穏やかな気持ちで入眠したい

  • 生活

    • 趣味の幅を広げたいし深堀りしたい(園芸とかアロマとか)

    • 実家の家族に「幸せだよ」と本心で伝えたい

    • 家に居るときは仕事のことを考えないようにしたい

  • 仕事

    • 贅沢な給料はいらないが、いまの生活基準は保ちたい

    • 自分の経験が活かせて、やりがいを感じられる業務をしたい

こんな感じかなと整理してみたら、求める生き方のうち「仕事」のカテゴリには項目が少なかったことに気が付いた。目から鱗~

それなのに、仕事探しをするときには他カテゴリの「家族」「生活」が満たされない可能性を残してしまっていた。
これでは、職に就いたところでまたWelcome 抑うつ状態!になってしまう。

だから、強制的に仕事ができない状態にしておくのはどうか、と考えた。
そのときの一案が「派遣社員」である。

夫は正社員として、割と規模の大きい企業に務めている。派遣社員も多い。
彼に「派遣ってどういう形態なのかなぁ」と尋ねてみたら、
「派遣は、言われたことだけをする人だよ」という衝撃の返し!

でもよく話を聞いてみると、予め提示された業務内容で契約するのであって、それ以外をすると契約違反になる、みたいなことだった。

🧑🏻「仕事をやりすぎるakiちゃんには、派遣は合ってると思う」
とも言われた。

「言われたことしかしない」という字面だけ見れば、指示待ち人間みたいな印象を受けがちだけど、正確には「提示された業務にのみ対応する」ということ。契約業務内であれば、痒い所に手が届く配慮や機転を利かせることは可能でしょう。

逆に言えば、正社員は「言われたこと以上の仕事をする」必要があって、会社に利益を生み出す動きが求められるわけだね。

そうやって、世間一般の(というか私の中の)偏見を無くして、正しく雇用形態における役割を整理したら、正社員にこだわる必要ってないかもなぁと感じた次第です。

派遣という働きかたのリアルが分からん

ところで、派遣という形態についてはまだまだ全容が理解できていない。
社保って加入できるの?加入できるなら、それは派遣元?
派遣会社に複数登録しよう!みたいな記事を見かけたけど、派遣元会社の正社員ではなくサービスに登録するようなニュアンスで合ってる?

私は以前システム開発会社でSES(エンジニアの派遣みたいなもの)として、クライアント先の会社で常駐業務をしていたことがある。
プロジェクトの参画やサヨナラするタイミングは、プロジェクトの進行具合や予算状況などによるから、3ヶ月だけとか2年とか、わりと幅がある。

それと同じイメージかなと思いつつ、あくまで私はSES事業を展開するシステム会社の正社員という立場だったから、所属・雇用契約はこのシステム会社になるわけだ。

では、様々な職種や業種を扱う人材派遣会社はどうか?

ざっと調べたら、派遣には3つのタイプがあるらしい。

  • 一般派遣(登録型)→ スポット派遣

  • 紹介予定派遣 → おいおい正社員登用もあるかも

  • 無期雇用派遣(常用)→ 無期限の派遣

参考元は以下。

そして、気になる社保加入は派遣先の要件を満たした場合に加入できると。
なるほどねぇ。

退職したときに社保のことを調べたけれども、なんといっても厚生年金保険が魅力のひとつな気がしている。国民年金だけなのとでは受給金額の差が大きい。
傷病手当をいただける健康保険や、失業手当をいただける雇用保険においても、制度のありがたみをまさに痛感しているところでもある。

ちなみに、いまもこれからも夫の扶養に入るという選択肢はない。
夫が会社勤めを辞める辞める言っているので😂

とにかく、ネットの情報だけ見ても曖昧なので
まずは気になる派遣会社に登録だけでもしてみようか、と考えているよ。

ゆくゆくはフリーランスを視野に

きっと派遣社員として、いろんな会社いろんな業務を選びながら働くのは、とても面白いと思える。
そして子どもが小さい時期は、希望勤務時間で探せると言うメリットが大きい。

でもきっと、仕事人間の私がまた顔を出してくると思う。やりがいや裁量の大きい仕事を求めて。

しかしその頃にはきっと40歳近いはずだから、正社員雇用のハードルはさらに厳しいものだと想像できる。

なら、一度諦めかけたフリーランスという道もあるのかな?とも考えた。

たぶん、私の経歴から親和性が高いのはWeb制作だろうと思う。
デザイン、コーディング、ディレクションは経験しているから、これにマーケティングを補強したい。

派遣社員として、この分野の企業を選択し勤めるなかで、肌感覚で一連のフローは掴めるのではないかと思われる。

並行して、何らかのオンラインスクールで知識を積み、実践してポートフォリオを作っていく、という道筋。どうかな?

現実はそう甘くないとは思うけど、奇しくも周りにフリーランスの先輩方が多くいらっしゃる環境も何かの縁だと思っている。ので、その時が来たら、いろいろ聞かせていただこうかな…。

国の方針も頭に入れておく

話が逸れて、時流の話なんだけど。
最近の流れで国民の労働力・自己防衛強化を推し進めようとしているんじゃないかなと思っている。

労働者にはリスキリング支援やフリーランス法、社会保険の適用拡大などで多様な働き方を補強。10月からの最低賃金は、今回過去最高の引き上げだとか。

所得税・住民税の課税となる103万の壁と、社会保険の加入が必要となる130万の壁は、話題だよね。

たぶん、扶養内にいる埋もれた優秀な人材をなんとか社会に出して、社会保険料や所得税などの納税母数を増やしたいんだろうな。

NISAも新制度になり、自己防衛資金づくりを促している感はあるよね。

さらに、企業側にも圧をかけている気がする。雇用保険の法改正で転職しやすい環境をつくり、企業努力を強化させる。
優秀な人材が成長企業へと移れば、利益増により法人税も増えるだろうし。

どうかな?
みんなガツガツしていかないと苦しくて、もはや安定というポジションはないのかもしれない。

こんな流れを見ていると、ワークライフバランスが〜とか、子育て世代に共働きはキツイ〜と言って国や世間に何かの支援を求めるのは、今後より難しくなってきそうじゃない?
だから、自分で利益を出せる能力や資金を創出していかないとならないかな…とかさ。

穏やかにしたたかに生きる

なんか急に熱く語っちゃったけど、、

傍目からどうラベリングされようとも、いまの私にとって、自分が穏やかに家族と過ごすことが一番大事なのである。

だから、不安定だし見通し甘くない?という働き方でも、試行錯誤しながらトライしてみたい。

という決意表明でした。
まずは、派遣登録からかな。
いまのお仕事が片付いたら…やってみっか!

頑張ろう🏋️‍♀️

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