さかのあき

岩手県。新潟で18歳〜28歳を過ごし、2024年春に帰郷。 本読んだり、ZINE作った…

さかのあき

岩手県。新潟で18歳〜28歳を過ごし、2024年春に帰郷。 本読んだり、ZINE作ったり。ラジオも好き。

最近の記事

1ヶ月

4月がもう少しで終わる。 写真は、庭のチューリップ。桜のあとを追うように、ぱぁと咲いて、私と母はニマニマした。 4月1日から新しい仕事が始まり、毎日バタバタと過ごすようになった。 引っ越してきてから、あーだこーだ考えたり文句を言ったりしていた暇な時間がうそのような。全く違う日々が始まった。 新しい仕事は、始まって2日目で軽く絶望させた。 新しいといっても、2年前まで勤めていた組織とほぼ同じで、対象となる人が市民から県民になったという具合だ。 何をするにも決裁が必要で、上司

    • 名刺を作った

      名刺を作った。 新潟から岩手に引っ越すことになり、新潟でこれまでやってきた事が途絶えてしまうのが寂しいなと思った。 全てを持っていくことはできないけれど、でも繋げていくというか、終わらせないみたいなことが必要だった。それが私を大きく支えていた。 新潟で過ごした10年間で、私はたくさんの経験をして、たくさんの人と出会った。そしてそんな仲間たちといろいろ作った。 ZINE、Podcast、イベント、団体、もちろん私一人の力じゃなくて、むしろ周りにいる人たちが頑張ってくれて作られ

      • 非日常

        母は手芸教室の先生をしている。 もともと手芸教室を始めた大先生がいて、他の先生たち、生徒たちとそれなりの人数になっている。コースが細かく分かれていたり、イベントに出店したりと、お母さんたちの集まりにしては本格的に働いている。 そこでちょっとしたトラブルがあったようで、母はひょえ〜〜となりながらあちこちに電話していた。説明があまり上手じゃない母。状況を説明する言葉よりも感情が先行して、私はこう思ってたとか、そんな話ばっかりだから「で?結局どうしたの?」と相手はなっているだろうな

        • 引越し

          新潟から、引越し業者に頼んでいた荷物が届いた。 ベッドや衣装ケース、机、イス、小物や本が入った段ボールが数個。2階の私の部屋までお兄さんがヒョイヒョイ運んでくれる。 積み込みの時も、下ろす時も、ベテランなのだろうな〜という二人組だった。少ない言葉で役割分担をして、テキパキ動いていた。30分ほどで作業は終わる。母がお茶でも飲んでくださいと千円札を封筒に入れて渡すも、お客様!いけません!ときっぱり断られた。お茶にすればよかったねと反省をした。 私の部屋は、高校生まで使っていた部

          家族

          新潟から、地元岩手へ引っ越した。 約10年間の一人暮らしで、私はたくさんの荷物を抱えていた。一人暮らしは、なんでも自分で揃えないといけない。友人や周りの人から借りられるものなんて限られている。 岩手では実家に住むので、荷物をかなり減らさなければいけなくなった。 まずは家電はいらなくなる。キッチン用品も掃除道具もいらない。持っていくのは、私の服や本、細かな日用品くらいだ。 物を処分するというのは、本当に大変だと思った。家電を捨てるのにはお金がかかった。こたつ、座椅子、布団、

          パーマからストレートに。

          一昨年から髪を伸ばし始めた。 5年間くらいワンレンのショートカットで、うなじはバリカンで剃っているほど短かった。 伸ばし始めた理由は、石原さとみみたいなパーマをかけたいと思ったからだ。 石原さとみ……あの人はどんな髪型だって似合うし、憧れるのもおこがましいほどの美人なことはわかっている。 私だって、石原さとみになりたいわけじゃない。なれるとなんて思ってもない。 でも、SNSで見たゆるふわパーマの石原さとみが可愛くて仕方なかった。私の髪はかなりしっかりとした質感で、ゆるふわとは

          パーマからストレートに。

          120冊

          紙の本が好きだ。 小さい頃から、たくさん本を読んできた。私の人生は、本と漫画と雑誌が無いと語れない。 電子書籍がどんどん広がる中でも、積極的に紙の本を買っている。本屋に行くのは、もはや習慣のようで特別なことではない。旅行先でもその土地にしかない個人書店を調べて行く。息をするように本を買ってしまう。 今日、120冊の本と漫画を手放した。 ここ数日、部屋の大掃除をしていて、これを機に本も手放すことを決めた。 部屋に本棚は3つ。マスがたくさんあるカラーボックスと、二段のボックス

          新年(復活?)

          2024年、あけましておめでとうございます。 大変な新年の幕開けとなった。 ラジオやテレビからの避難してくださいという声はなかなか頭を離れない。 すこしでもはやく日常を取り戻せることを祈るばかりだ。 2023年の4月に記事を上げてから、ずいぶんと時間が経ってしまった。 毎日ちょこちょこ書いている手書きのノートには記録が残っているけど、noteは4月〜12月がまっさらな感じなので、すこし書き残す。 正直、書くことから離れていた。 興味が他のことに向いていたというか、言語化し

          新年(復活?)

          推し

          推しができて3ヶ月がたった。 「推し事」は基本的に楽しくて仕方ないんだけど、ときどき「なんだろう、この感情は」となる。これまで生きてきて初めての感情と出会う。それを忘れたくないからここに記録する。 推しは現在ワールドツアーをしていて、しょっちゅう空港に行く。空港にはファンもマスコミも来ていて、大きなガードマンたちに囲まれて歩いていく。その動画がYouTubeに上がっていて、何気なく見た。 彼らの表情は様々だ。 先頭を歩き、ファンに手を振る人 手は振らないけど、顔を上げて

          退職をして。

          3月31日、退職しました。 5年間、新卒から勤めた。右も左も分からないところから、文字通り「育ててもらった」と思っている。電話の出方や、お茶の運び方、〆切だったり、会議だったり。基本的なことを学び続けた5年間だった。 31日は疲れたけど、いい日だったな〜と思ったのでここに記録する。多分みんなに「言わなかった言葉」がある。そんな優しさに助けてもらった1日だった。 朝、いつもより1時間早く起きた。自然と目が覚めた。やっぱりどこか緊張している。朝風呂に入った。熱いお湯で目を覚ま

          退職をして。

          だらだら考える

          金沢から帰ってきてから、ダラダラしている。やらなきゃいけない手続きをしたり、予定があれば出かけたりけたり、ご飯を作ったり。 でも特に、これといったことはしていない。とりあえず生きているという状態。 仕事を2週間ほど休んで、来週は引き継ぎのため出勤する。たぶん出勤しても、6割くらいはすでに引き継いでいるので、暇だと思う。こんなに気持ちが楽な出勤はなかなか無い。 休みに入る前、仕事を一旦終了したわけだが、特に何も感じなかった。清々しさとか特になくて、こんなもんかーと思っていた

          だらだら考える

          久しぶりの自転車(金沢旅行)

          金沢に来た。 退職に向けた有休消化中の、一人旅。柏崎から車で3時間で着くから、ちょうど良い距離感。費用もかなりお手頃。 金沢には大学の友達がいて、名所も色々あるしずっと行きたいと思っていた。兼六園、21世紀美術館、そして石川県立図書館。あの図書館に行きたい。 二泊三日ゲストハウスに泊まりながら、金沢を見て回る。 初めての一人旅だ。旅行はあまりしない方で、めんどくさいが勝ってしまう。 今回はなんで実行できたのか考えると、周りに一人旅をする人が意外といるなーと思ったり、泊まりっ

          久しぶりの自転車(金沢旅行)

          いつもの自分で実家へ。

          この春、退職するため有休消化をしている。社会人になってからこんな長期の休みは初めてだ。 休みに入り、さっそく実家に帰ってきた。 新潟〜岩手、車で6時間。車で帰るのは2回目だけど、1人で行くのは初めてだ。 一車線しかない磐越道にドキドキして、宮城の広さに心が折れそうになった。話し相手が欲しい!と何度も思ったけれど、ラジオとSpotifyに救われながらどうにか実家に着いた。 妹が東京に行き、両親しか住んでいない実家はやはり広くなったなーと思う。 「おかえり、おかえり」と母が私を迎

          いつもの自分で実家へ。

          一旦終了。

          今日で、仕事が一旦休みになる。 退職前の、有休消化ってやつだ。 今日は担当の研修会があって、ギリギリまでその準備で忙しかったし、仕事をまとめないといけなかったし、いろんな問い合わせの対応をしないとだったし、必死だった。 こういう時に限って電話が多いし、新しいことを提案されたりするから、頭の中がこんがらがっていた。 それでも終わった。終わったのだ。 正直、何も感じていない。 悲しくもないし、悔しくもないし、清々しくないし、スッキリもしていない。 安堵もなんかちがう。 何も変わ

          一旦終了。

          前にあるものは、横を歩く人は。

          去年のことを考えると、辛かったことが浮かんでしまう。 どうしようもなかったことと、どうにかできたことが入り混じる。 それでも、引っ越しをしたり、本を作ったり、ポッドキャストをしたりと何もしなかったわけではない。仕事もちゃんとやるべきことはやってきた。(成果につながったかはさておき。) 踏ん張っていた。弱音を垂れ流しながら、踏ん張っていたと思う。 12月末にやるはずだった1年の振り返りを、遅ればせながら友達とやってみた。 2人とも常に何かに挑戦していて、踏ん張っている。楽な道

          前にあるものは、横を歩く人は。

          お金と時間。

          2022年も11月になった。 残り2ヶ月になり、早くも年末を感じている。 スーパーに行くと、壁にはおせちとクリスマスケーキのポスターが貼ってあった。 12月の猛威を感じる。迫り来る12月。どけどけーー!と追いかけてくる12月。 先日、久しぶりにスタバに行ったら、カップがクリスマスカラーになっていた。 なんで!?もうクリスマスカラーなの?!11月だから??と私は一緒にいた人に迫るように聞いてしまった。ハロウィンが終わったからね〜と言われた。 朝晩がしっかり寒くなり、冬服を全

          お金と時間。