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コンテンツは「ポエム」ではいけない

こんにちは。

さて、今回はnoteをはじめとしたインターネット内で文章を書く上で、最も気にかけるべき大切な点をお伝えしようと思います。

それは、あなたの文章が「ポエム」になっていないか?ということです。

自己満足にならないために

「ポエム」というカタカナ日本語の意味をご存知でしょうか。

ずばり、「役に立たない自己満足の文章」という意味です。現代インターネット社会では、これが最も劣った文章表現です。

noteやブログを始めたあなたは、「まず最初に何を書こう?」と考えるでしょう。

そこで、普段の自分の気持ちや考えを書こうとするばかりか、あなた独自の見方の強調や、凝った文章表現を目指そうとするかもしれません。

待ってください。それはやってはいけません。

それは十中八九ポエムにしかなりません。誰が知らない人のポエムを読みたいでしょうか?

最初から他の分野で有名な、たとえばテレビタレントさんや大物スポーツ選手のポエムならファンが「読みたい」と思うかもしれません。

しかし、あなたはタレントですか? ほとんどの人が違いますよね。

文章でこれから何かの表現をするのであれば、ポエムにならないようにしましょう。

自己満足のポエムは求められていません。重要です。肝に銘じてください。

ポエムにしないために

とは言え、どうしてもポエムになってしまう人のために、ポエムにならないためのコツを3つ書きます。

・気持ちをこめすぎた凝った表現をしない
 →肩の力を抜いてください。凝った表現は必要ありません。日本人の多くは凝った表現の文章自体をもうほとんど読みません。慣れていないことを読者に強要すれば、離脱されてしまいます。

・シンプルすぎる表現はしない
 →とはいえ、新聞記事のようにシンプルすぎる表現もいけません。ネットでは政治活動家の文章みたいになって敬遠されます。それも別の意味でポエムです。もう少し口語寄りに、読者に語りかけるイメージで文章を書きましょう。

・パンフレットを書くつもりで
 →ではどうすればいいのか? 一番いいのは、商品のパンフレットを参考にすることです。商品のパンフレットのライターになったつもりで、あなたの生み出すコンテンツについて魅力をPRすることを心がけましょう。

上記のことを意識してください。

ネットで読まれるコンテンツは「お役立ち情報」の延長

その上で、何を書けばいいのかと悩みますよね。

さっきも言ったように、自分の考えや感覚を凝った文章で表現する、というのは最悪です。

ずばり、ネットの文章で書くべきは「お役立ち情報」の延長です。

Googleもお役立ち情報を求めていることは、検索上位表示の仕組みを見ていれば明らかです。

お役立ちと言ってもイメージが難しいかもしれません。

でも簡単です。一昔前ならタウン誌や回覧板に乗っていたような生活お役立ち情報をイメージしてみてください。ああいった文章を、より広範囲に読んでもらえるようにするにはどうすればいいか? そんな発想で作文してみてください。

ちなみに、お役立ち情報が実際に役に立つかどうかを細かく気にしすぎるのはやめましょう。そこは重要ではないです。

読み手がそれを読んでどうしようが、書き手が実際に責任を取るわけではないから大丈夫です。それがインターネットというもう一つの現実です。

書く方が「役立ててもらおう」と思って書くのが大切です。そうすると結果的に伝わりやすくなるので、いわば意識の問題です。

というか実際には役に立たないことの方がいいです。実際に役立つことはみんな生活の中で知ってるから価値はないです。人間はオギャーと生まれて成長すれば、咀嚼の方法とか歩き方とか自転車の乗り方とか、やっているうちにわかります。本当に生活に役立つ情報とは、こういう情報になりますので、意味ないです。一種のトートロジーのようですが。

ですから、「読んだら役立つような気がする」というラインを狙っていきましょう。

たとえば「意識の変え方」などです。読んだら役立つような気がするけど、実際の効果はよくわからないくらいのラインです。そういう内容を現代人は求めています。まさにこの記事ですね。

また上記の例だと、自転車について書くにしても「自転車の正しい乗り方」とか「自転車の歴史についての考察」とかは読まれません。

「電動自転車を買ったら生活がめちゃくちゃ捗った」

というような切り口が読まれます。

このようにパンフレットやステルスマーケティングのような気持ちで文章を書くことにより、ゆくゆくは電動自転車会社から広告案件をもらうこともできます。

IT革命で変わった文章の本質

さて、人類史を見渡せば、文字や言葉が生まれて以来、様々な文章が書かれてきましたね。

別にずっと紙だったわけではなく、媒体は時代ごとに変わり続けてきましたが、ITだけは後戻りできない革命です。

これまで本質的な価値があるとされてきた文章には価値がなくなったのです。

これまで本質的な価値があるとされてきた文章とはなんだと思いますか?

その最上のものは、ポエムです。

poetry,poet,poemなどの語源は古代ギリシア語poiesis。意味は「創造、生産、作り出すこと」です。

詩の定義や形式については長い実践と論争が続いてきました。しかしおそらく文字の読み書き以前に、人類史には詩がありました。

詩をどう解釈するにしろ、ポエムは人類がことばを使うすべての表現の中で、最も大切なものだとされてきました。

しかし、IT革命で変わりました。ポエムは重要ではなくなりました。

和製英語を意識して

特に日本ではそうなったみたいです。

なぜなら、「キャッシュ・ポイント」などの和製英語を意識して頑張る事が大切だという風潮になったからです。

これはIT革命により不可逆に起きた変化ですので、文句を言っても仕方ありません。

「お役立ち情報」の方がホメロスやダンテ 、杜甫、李白、イェーツの作品よりも優れています。

平家物語の序文はもう、要りません。21世紀ですから仕方ないです。

アドバイスに向き合う素直さを持って

以上、今回は、文章をポエムにしてはいけない理由をお伝えしました。

少し挑発的な表現をしすぎたかもしれません。反発を感じた人もいるでしょう。

しかし、あなたがポエマーになりたくないなら、素直になってください。キャッシュポイントを作るために、考えを改めましょう。

みなさんこのアドバイスをよく読んで、自己満足のポエムに陥らないように気をつけてください。

近い将来、機械がこなすようなお役立ち情報の量産をひたむきに頑張ってくださいね。

僕は

僕はコクトー読んで寝ます。



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