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ネットがもたらす音楽カルチャーの多様化と小規模化。

インターネットがもたらすのは、誰でも平等に情報を、取得できる事があげられる。専門家でなくても、殆どの情報が閲覧、編集、再配布可能で、地理的条件なども無視し、まさにwww(ワールドワイドウェブ)さながら。
となると、興味やジャンルは細分化され、今までメインストリームという大きな川に寄り添ってきた、各ジャンルの嗜好者は、より多様化し、細かなコミュニティが点在するような形をとる。情報を得るのがお茶の間にある白黒テレビだけの時代では、ある意味情報は操作され、国民に見せたいものを見せるのは容易だった。しかし今は見たいものを個々の人たちが、選ぶ方法があるので、ある組織が、ある層に何かを提供する場合は、的確な広告と市場調査が必要なわけで大変な世の中だと思う。
インターネットが普及して世界が繋がる状況の中で、音楽を聞く人達は、世にある音楽のジャンルの数だけ、小さいコミュニティを形成し、世界中に点在している。何かクラシックな感じがするのは私だけなんだろうか?今はYouTube配信を使えば、アーティストになることは可能で、金銭の獲得が目的でなければ、又は沢山の人達に聞いてもらわなくても独自性を表現したいのであれば、小さい規模で表現する事にも意味がある。そうなると昔は地域ごとによって存在した民謡のように、ロックとかポップスとかいうジャンルより緻密な"歌"や"音楽"が、世の中に増える可能性がある。インターネットとは音楽に限らず、住む場所や考え方を限りなく個に近づけるツールという見方もできると思う。情報過多の世の中で、このツールを使いこなす人間は、平等の中で個性を強調させる事、自己ブランディングを行い。豊かな感性で生きていく事ができるのだと思います。最高ですねインターネットは。

それではまた。

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