子どもたちに残すなら 記憶の真実
悩みを抱える若者が、
絶対に知っておくべき記憶の真実がある。
『昔の記憶』
大学の卒業式があと半年に迫っていた。
交差点で信号待ちをしていると、
後ろから、ポンと肩を叩かれた。
久しぶり!!
振り返ると、おじさんが立っていた。
おじさんと言っても、知らないおじさんじゃない。
父の兄だ。
実家にいるころ、
おじさんは家に来る時はいつも、
小さなお菓子をもってきてくれた。
優しくて、よく話を聞いてくれて、
夏はキャンプに連れて行ってくれた。
日曜は家でダラダラとビールを