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「ミョウガ」を食べると忘れっぽくなる?

こんばんは。
読むこと、書くこと、食べることが大好きな
ひらさわあけみです。

夏になると食べたくなるミョウガ。
爽やかな香りがポイントです。

香りがよいことから、古くは「芽香(めが)」と呼ばれていたらしい。
可愛らしい名前ですね。

ちなみに英名は「Mioga」。

日本の本州から沖縄にかけて自生している、ショウガ属の宿根草です。
生姜の仲間だったとは知りませんでした。

もともとはインドや中国から日本に渡ってきたとされています。

現在も食用として栽培しているのは日本のほか、台湾と韓国の一部だけとのこと。

確かに、アジアっぽい雰囲気がしますよね。

ところで、
「ミョウガを食べると物忘れする、忘れっぽくなる」という話を聞いたことがありますか?

私は小さい頃そう言われたことがあり、ずっと引っかかっていたのです。

食べない方がいいのかも......
という気持ちになりました。

好き嫌いがなくて、ゲテモノを食べるのもOKなのに、ミョウガは敬遠気味。

思い込みというか、刷り込みは根深いものがあります。

いくつかあるらしい、この俗説の由来。
お釈迦様の話が一般的らしい。

【お釈迦様の弟子である周梨槃特(しゅりはんどく)は、物忘れの名人だったとのこと。

→名人というところが大ウケですね。

その周梨槃特がなくなった後、お墓からミョウガが生えてきたのです。

そこから、ミョウガを食べると物忘れをするという俗説が生まれました。】

広く知られるこの説に、科学的な根拠はないそうです。
ホッとしました。

元々、ミョウガは薬味としての位置付けですから、大量に食べるものではありません。

カリウムや食物繊維がたっぷり。
そのせいか、食べすぎると腹痛や下痢になったりするらしい。

物忘れはしないけれど、お腹の調子が悪くなるのもイヤですよね。

また、ミョウガを食べて下痢や腹痛の他に吐き気、発熱が生じた場合は食中毒の可能性があるとのこと。

ミョウガには寄生虫の一種の肝蛭(カンテツ)の卵や幼虫がついている場合があり、これが原因で食中毒が起こります。

生で食べることが多い食材なので、気をつけましょう。



よく水洗いして、肝蛭の卵や幼虫を取り除けば大丈夫。
加熱して食べれば、寄生虫による食中毒にはなりません。

いつもは生で食べているミョウガ。
今度は、加熱料理を試してみるつもりです。

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