チャレンジ
夏ですね。セミが元気よく鳴いています。
昨日、玄関を掃除しようとしてドアを開けたら、セミの抜け殻がありました。拾って台所に飾っています。
子どもの頃、集めていたことを思い出しました。
友達や母の背中にくっつけて遊んだり、1時間でどれだけ集められるかを競争したりしていたのです。
眺めているうちに、ふと疑問が浮かびました。
食べられるのかしら?
私はゲテモノもOK。全く気にしません。
(そもそも、セミの抜け殻はそのカテゴリーに入らないと思います。)
調べてみました。
答えは、イエス。
食べられるのです。
嬉しいなあ。
特徴 → 毒はない。無味。
無味なら、調理しやすいですね。
実際、中華料理では、唐揚げや炒め物などに使われているそうです。
昔、沖縄では、唐揚げや佃煮にして食べていたとのこと。
味付けは濃いめ。
ご飯が進みそうな気がします。
キチン質(キチンキトサン)やカルシウムで構成されているため、免疫力アップの効用があると言われているらしい。
また、風邪に伴う発熱を抑制したり、喉の腫れや痛みを抑えたり、蕁麻疹のかゆみを和らげる効果もあるとのこと。
私はアトピーなので、一気にテンションが上がりました。
これだけの作用が期待できるので、漢方薬があるのも頷けます。
昔から薬として使われていたものですが、今はあまり知られていません。
薬でもあり、食材にもなる。
試してみたくなりました。
ふりかけと混ぜる。
さりげなく、炒め物に使う。
粉々にして、おみそ汁に入れてみる。
想像(妄想?)している私に、パートナーが声をかけました。
「こっそり使おうとか、思ってないよね」
ドキッ。
「混ぜれば分からないと思ってるでしょう」
ドキドキッ。
さすがに、私の性格を把握しています。
「栄養もあるみたいだし、落ちてたものじゃなくて、ちゃんと木についてる抜け殻だったらきれいだし、洗って使えば大丈夫な気がするんだけど」
あきれ顔で首を振るパートナー。
「わざわざ、それを食べる必要はないでしょう?」
「……。確かに」
正論には勝てませんね。
でも、そこで諦める気はありません。
忘れた頃に、チャレンジしてみようと思います。
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