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vol.7 独断と偏見!私の好きな校正記号ランキング

さあ始まりました!私の好きな校正記号トーナメントの開幕です。解説は私、グラフィックデザイナーのよしざわでお送りいたします。
校正記号とはなんぞや?という方に簡単に説明をさせていただきます。「校正記号とは印刷物や広告などの組版指定や修正指定を行う際に使用する記号のこと」です。

さて、早速ですが、下記画像は私の好きな校正記号を決定するためのトーナメント表です。予選を制した猛者記号たちは下記の通りです。どの記号も素晴らしいのですが、一体どの記号が勝ち進んだのでしょうか。

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ランキングを発表する前に、特別賞と審査員激励賞を発表いたします。

特別賞  トル
「文字、画像、記号などを削除することを意味する記号」

トクベツ1

「ええ?!トルがランキング外って…」って思う方もいるかもしれません。
もちろん私も「トル」のことは好きですし大変お世話になっております。もはや業界人にとっては当たり前の存在ですよね。デザイン作業を行う際にトルという作業が発生した場合、何かを削除した分バランスを調整しなければならない時があります。このような理由から惜しくもランキング外となりました。

審査員激励賞 挿入記号
「文字・画像・記号などの間に何かを挿入したい時に使用する記号」

ゲキレイ


こちらの記号は惜しくもランキング外となりました。同列3位でもいいくらいです。ランキング外となりましたが、普段の使用頻度の高さから特別に賞を与えることとなりました。ただただ本当によく使用されます。何かを間に入れることがこんなにも多いとは。

そしてついにランキングの発表です。お待たせしました。

3位 △「半角を表す記号」

ハンカク


接戦を勝ち進み銅メダルを手にしたのは、半角!半角のことを△(三角)で表現するとは…!初めて知った時は驚きました。ファーストインパクトの強さから3位という結果になりました。ちなみに全角は□「四角」で表現しますが、私は全角アキよりも半角アキが好きなのです。

2位  ツメル
「文字や記号などのアキをカーニングなどで詰める時に使用する記号」

ツメル

文字をツメル作業がただ好きなのです。文字のツメ加減は感覚によるものもあるので、とても集中できます。ベテランの方は「俺は昔の人間だから文字が詰まってる方が好きなんだ」と言う方が多いです。3人のベテランからこの言葉を聞きました。写植の時の組版の影響や、タイトル周りを大きく見せたいなど理由は様々かと思います。

1位 入れ替え
「文字と文字を入れ替えたい時に使用する記号」

イレカエ

初戦で「トル」という強者に打ち勝ち、堂々の金メダルを手にしたのは「入れ替え」。その理由はたった1つ。「なんだか「∞」←インフィニティに似ている」こんなアホな理由です。無限の可能性があるような、そんな気分にさせてくれます。この入れ替え記号はまあまあ使いますし、出現した時はとてもテンションが上がります。

下記トーナメント結果の表です

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今回は5つの校正記号を紹介しました。紹介できなかった敗北記号もたくさんいるのですが、これを機に皆様も好きな校正記号ランキングを考えてみてはいかがでしょうか?あなたのイチオシの校正記号をコメントで教えてくれると嬉しいです。

よしざわ


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