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“お金を稼ぐ”ということは自信になる

数年前に、今の就労継続支援A型事業所に入った。
最初はデザイン部署にいた。
でも、デザインよりライティングが好きだ、本当にしたいことだ、と気づいて、ライター部署に異動させて貰った。

ライター部署に入ってから、市の広報誌さんに取材を受けたり、ラジオ出演(ちょっと朗読)したり、または事業所が受けてくれた外部の企業様から委託された記事執筆をしたものの…。

どこかで酷い不安感と共にあった、数年間だった。

働いているのにずっとずっと「これでいいのだろうか」という不安感が付き纏っていた。

なぜだろう。

一度、真剣に考えてみて、私は知りたくなかった自分の感情を知った。

「ああ、私、稼いでないからだ、お金を稼いでないのにお金をもらっているから不安なんだ」と。


事業所の職員さんは「それでも、あなたのnoteが、事業所の宣伝にすごくなっているからいいんだよ」と言ってくれる。
もちろん、そうなのだろう。そうなのかも?
でも、私ははっきりとその時「稼ぎたい」「事業所にもらった分返したい」「いや、返さなければ」と思った。


それで、ここ半年、有料記事を書くペースを上げてきた。

また、自分から支援員さんに提案してAmazonのアフィリエイトにも参加するように準備を進めた。

側から見たら「がめついな」「いやらしい」と思われていたかもしれない。

でも、私の夢は「事業所にもらった分返したい」もあったし、何より本当の意味で「働きたかった」。

利益を上げていないのに、お金をもらうのは、私の中で不安が増すだけだと気づいた。

あくまで私の場合だけれど。


徐々に結果がついてきた。

サポートもいただいたり、チラホラするようになった。

どれだけ嬉しかったかわからない。

一件、記事が売れるたびに「ああ、生きている!!」と思った。


そして、今日。
初めて売り上げを計算したところ、9000円以上、記事を買われたことがわかった。


売り上げ。


数年で9239円。
しかもnoteの手数料を引かれたら、もっと低い。

でも、嬉しい。
嬉しすぎる。

自分の手で、この手で、お金をしっかりと稼げたこと。
この手で生み出したものを、9000円分、色々な人が買ってくださったこと。

ありがたくて、とても幸せだった。


私は、側から見たら、がっついて稼いでいるように思えるかもしれないが、最近、常に幸福だ。
幸せだ。
生きていて楽しい。
社会に参加しているってこういうことかあ!と思う。

数年、事業所にいて、毎日色々な気づきがあるが。
今は本当に初めて充実している。

今の目標は、目指せ一万円の収益だ。
頑張ろう。

お金を稼ぐって楽しい。
楽しくて幸せで充実して、満たされることだ。
そしてみんなにも貢献しているということだ。
そのことに数年で気づいた。

最後に。
買ってくださっている方、本当にありがとうございます。

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