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軽量化

12月に入った。年末と言えば大掃除。
四角大輔さんの著書『超ミニマル主義』を読みながら、まさに"大掃除"をしている最中だ。

ずっとやりたかった大掃除、断捨離だが、
判断基準や、どこから手をつけたら良いかなどが自分の中で不明確で、やっても中途半端で、大胆にはTRYできずに居た。

この本では、断捨離を"軽量化"と呼んでいる。
この文字変換だけで、私の中で「不要/必要」の判断基準が明確となった。
人・物・事・デバイス...全てにおいて軽くすることを最重要としている。

財布→カバン→ウェア→スマホ、と、一つ一つを著書の通りに実践してきた。
スッキリして無駄に悩む時間も減り、快適感が増し、行動がスムーズになったのは言うまでもないが
不思議な事に、内面にも変化を感じている。

軽量化していくことで、
だんだんと目の前の視界がクリアになっていく感覚があるのだ。

「あ、今わたしはこうしたがっているな。」
「これは工夫した方がよさそうだ。」
「今日やるべきはこれだけだ。」
「ここで一旦休憩を挟んだほうがいいな。」などと、
すべき事や自分の感情までクリアに見えてきた気がする。

そして、大きな気付きもあった。
この一年、ずっと追い求めていた"穏やかさ"は、「持続可能な私」という意味だったことに気づいた。
ただ淡々と平和で幸せな時間を過ごしたい、その保証が欲しい、なんて思っていた以前の私に気付いた。
平和で幸せな時間は続かない。体調を崩したり、予定通り事が進まなかったりと、トラブルはどうしても起こる。
それを否定してきた自分に気づいたのだ。

そうではなく、イレギュラーな事が起こっても、ニュートラルな自分を挟んで、日々を時速30〜60kmで送っていく技術こそが必要だと。

なにか予期せぬことが起こっても、ケアして、休憩を挟んで、また自発的に動き出せるようにしていくこと。

そのためにも、余計な労力やノイズを減らしていく。
そこでこの『超ミニマル主義』がとても役に立っている。
全く意識していなかった広告の文字までもがノイズと言うのだ..驚いた。思わぬところで自分の労力は消費されているようだ。

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一年前、もう一つの収入源を見つけることをゴールに、この一年奮闘した。
奮闘した一年間は何も無駄ではなく、それは本来の私に還るためのプロセスだった。
目的は達成していない。けれどもその目的がどうでも良くなるくらい、
自分の人生を取り戻しつつある事に気付いたのだ。

この一年間、たくさん読書をした。
その中でいろんなことを学んだ。
頭ではわかっていた"人生はお金ではない"ということ、、、
ここに心から気付くことができた。

今、私のお金の使い方は変わったし、執着も減った。
それよりも、「自分の人生に感動したい」
そんな言葉が自分から生まれてきたのだ。

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これから四角さんの著書を教科書として読み進め、ますます軽量化し、
自分とは何かを発掘していく!

この作業はとてもおもしろく、楽しい♫
今月も、来年も、地道に続けていくと
見える世界が変わる気がする...‼︎

この一年の振り返りで分かったこと、
それは、「私の心の声に従うことは
世のため人のためになる」ということ。

ますます軽量化してスーパーボールのように飛び跳ねる自分を見つけ出すのだ。

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