はじめるコツ、続けるコツ
週に1回のジョギングをはじめて1年半が過ぎました。
足指のマメに悩まされて五本指ソックスに変え、快適に保護してくれていたソックスも穴が広がり、覗く指先が愛おしいですね(謎)。
もともと、長距離走は苦手、なんで走るのかわからない、おまけに子供の頃から太っており、運動そのものも好きではありません。
なんではじめられて、(靴下に穴が開くまで)続けてこられたのかな、と振り返ってみました。
なぜ走るのか
これから歳をとっていっても、できるだけライブハウスに足を運びたいという願いが原動力になっています。
ライブに行くと、軽く3〜4時間は立ちっぱなしです。瞬発力より持久力がいる。たぶん。
夏はフェスもあります。
屋外で、そこそこ長い時間動けないと楽しめない。
なので水泳でもなく筋トレでもなかったのです。
あとは、安いから。
ひらけた道とランニングシューズくらいあればなんとかなります。道具がいらない。
ランニングシューズすら用意せずにはじめました。続くかわからなかったので。
よく、カタチから入ると良い、好きなシューズやウェアを用意する、と聞きますが、私にはあまりあてはまらないのです。
準備で満足しちゃうから。
なぜを考えたことや、カタチから入らなかったことが、あとあと効いてきたのかな、と今は思います。
はじめる
はじめは、運動に適した服に着替える、ランニングシューズを履く、それすらも非日常な行為でしたから、まずはそこをハードルにしました。
とにかく着替えて外に出よう。
歩いているようなスピードでいい。
10分だけ。
なにせ真夏にはじめました。
バテてイヤになるくらいなら、バテる前に終えるくらいの勢いでした。
とにかく着替えて外に出る。
出たらなんとかなるのです。
続ける
次は続けることがハードルに。
追い込まない。自分に甘くしました。
疲れたら歩いていい。
しんどくなればゆっくりに。
時間は、週ごとに、10分、15分、20分……と延ばしてゆき、一時は60分を標準にするまでになっていました。
昨年の夏が暑かったので減らして以来、なかなか元に戻っていませんが、続けているだけで及第点です。
そして、カタチから入らなかった代わりに、ご褒美制にしました。
続けられたら買っていいよ、という自分との約束です。
半年続けたあたりで、スポーツ用品のお店で安いランパンらしきものを買いました。
それまではユニクロのなにかが全てだったので、ちょっと誇らしくなりました。
(今はまた、着るものはどうでもよくなっています。靴と靴下以外)
シティマラソンに出る、なども検討してみたのですが、足きりにあうことや、目的はそこではないという思い直しを経て、続けることそのものをひそかな自己鍛錬にしています。
以前は、週1回では、走り出しの足のだるさが苦行だったのですが、このところそういう目にはあっていません。
まとめると、
・なぜ走るのかを自分で納得する
・カタチから入らずにご褒美にする
・とにかく着替えて家から出る
・しんどくなったり疲れたりしたら歩いていい
(イヤになって辞めてしまったら意味がない)
以上が私にとっての、はじめるコツと続けるコツのようです。