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【女性ASD】まったく向いてなかった職業

つい先日自分がASDだと気づいた、50代女性の草薙拡子です。(未検査)
免罪符をもらったような感覚でめちゃ気持ちがラクになり、これまでの半生の「ポンコツの答え合わせ」をしていくのがすっごくたのしい。

ASDのNINOさんのYouTubeをあれこれ見てて共感しかないんだけど、そのなかで「ASD女性が絶対やらない方がいい仕事」という動画があって。それも共感ばかりなんだけど、ただ、NINOさんが挙げていた職業、わたしには今のところ無縁なものばかり。なので、彼女とはまた異なる分野の職業で「向いてなかった仕事」というのを取り上げてみたいと思う。(もちろん個人的なものなので、人によっては合うこともあるかもしれません)


まったく向いていなかった仕事

1.秘書職

これは、新卒で初めての正社員での仕事。学校の勉強はわりとできた方で学歴がそれなりにあったこともあり、外資系の会社に入っていきなり秘書職。留学歴もあるので、それなりに期待されていたんじゃないかなと思う。なのに・・・。

言われた仕事はきちんとできるけど、それ以外のことができない。気を利かせて先に〇〇しておく、とか、起こりうることを想定して準備しておくとか。気が利かない、気遣いがない、気づけない。周りの先輩秘書さんたちの真似をしてがんばるんだけど、「真似」しかできない。それ以上、無理。得意なはずの言語も、文字での翻訳はいいんだけど、母国語である日本語でも苦手な「トーク」、他言語でうまくできるはずもなく・・・撃沈。

2.弁当屋のバイト

これは、大学に入って初めてのアルバイト。今はどうかわからないけど、当時の弁当屋の仕事はマルチタスク。簡単な調理から盛りつけ、注文取り、レジ、すべてをこなさなければならない。当時のわたしはキャベツの千切りすらできなかったこともあった、ということもあるんだけど、とにかく「すべてが中途半端」だった。しいたけの煮物をしていて、「焦げやすいから気をつけてね」と言われたにもかかわらず、他のことに没頭して完全に忘れ、しいたけはまっ黒になり、鍋と完全に一体化するほどまでに焦げついた。

3.小学校教員

40代で教員免許を取得して、非常勤で1年働いた。担任はもっていなかったけど。それでも、もうここでは働けないとすぐに悟った。子どもたちは大好きだったけど、あれほどまでにマルチタスクな仕事はない。指導要領に沿って教えていく、というのも押しつけのように感じられて苦しくなる。(慣れている教員たちは、かなり自己流になっているような気もしたけど)

研究授業も頻繁にあり、他教員の授業を見学させてもらい、放課後に皆で意見を言い合うのが苦手。自分の授業を見てもらうのはそれほど苦痛ではなかった。これはたぶん、ASD特有の「他人の見え方」によるものかもしれない。(また後日書いてみます)

できたけど向いてないなと思った仕事

1.家庭教師

これは学生時代のバイト。中2男子。当時、「英語の構造が理解できない」という概念がよくわからず、ただただ自分のやり方をそのまま伝授しただけにとどまった。当然、彼はできるようになるはずもなく。こんなに勉強が苦手な子に勉強を教えることがとてつもなく苦痛になり、時間の半分以上うだうだとだべっていて、あとは定期テストに出そうなところを丸暗記することをすすめた。いま考えると最低な家庭教師だったなw

2.論文校正

これも20代のころ、高校生の論文を直筆の赤ペンで直していくとバイトだった。マニュアルもあり、それに沿って減点をしていく方式だったように記憶している。すごい枚数の論文を短時間で仕上げていくため、過集中になり、死ぬほど疲れた。あと、自分的にはすばらしい論文だと思ったのに、A判定をつけてはならないという決まり?のようなものがあり、不服。

向いていない「仕事のしかた」

「週5日、同じ職場で働く」のは本当に苦痛。また次回以降で綴っていくけど、得意で好きな仕事でも、毎日はダメ。あれこれ分散させて、在宅あるいは別な場所でいろんな仕事をするのが落ちつく。これはたぶん、「密な人間関係」を避けられる、という理由もあるのかもしれない。以前正社員だったころ、お昼は女子社員でひとつのテーブルでお弁当を食べる、という習慣がある会社だった。そんなに親しくない人たちと適当に話を合わせながら食事をするというのが、苦痛すぎた。もうほんと、いや。

というわけで、思いついた順に書いてみた。分析が進めばさらに付け足しなどもあるかもしれない。「向いている職業」についても次回以降、綴ってみるつもり。




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