最近読んで面白かった本を紹介します。読書することによりいろいろな投資のヒントが得られます。
THE MASTER ALGORITHM 世界を再構築する「究極の機械学習」/ 講談社
この本は大変勉強になりました。私は文系出身でプログラムについては超ど素人ですが、以前Google株を売買するときに、「人工知能ってなに？GoogleのTensorflowってなに？画像分析ってどう言う仕組みなの？」と思い画像分析についてネットの通信教育を受け、四苦八苦しながら関連する本を読み漁ったと言うことがありました。投資している会社が何をしているのか、今後はどうなるのかを考えるのは投資の基本です。
さて、この本は約500ページもありますが、現在主流になっているアルゴリズムを大きく5つにわけ短所長所を分析し、それぞれの長所をまとめたTHE MASTER ALGORITHMという新たなアルゴリズムができると言う内容です。
また、今後こう言ったアルゴリズムで世の中がどう変わっていくのか？などが描かれていますが、難病治療のための遺伝子解析やアルゴリズムを使った薬探しなど、今後のバイオテクノロジー（ここではシステム生物学と書かれている）の方向性など投資のヒントになりそうなことがたくさん書かれています。
また、この本の何が良いかと言うと、この手の本にありがちな”注釈”が巻末に収録されているのではなく、そのページ内に記載されており非常に見やすくてわかりやすく記述されています。
最後の章では「Google + マスターアルゴリズム = スカイネット」という章があり非常に興味をそそられました（スカイネット＝映画ターミネーターで登場した人工知能）。果たして将来はどうなるのか？人類に対する脅威となるのか？それは読んでのお楽しみです。
私はこれを読んで5つのアルゴリズムを含めてもう一度勉強してみようと思い、本棚で埃をかぶっていたPythonで始める機械学習という本をもういちど読み返しています笑。THE MASTER ALGORITHMを読んでさらに知識を深めたい場合はこちらもおすすめです。