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ライバルは千疋屋?さくらんぼの話。

こんにちは。AKANEです。(Instagram:@akanetanguera

南米アルゼンチンの首都ブエノスアイレスでアルゼンチンタンゴの講師をしています。

自己紹介は前回の記事で→noteはじめました

ブエノスアイレスのさくらんぼは、日本でいうアメリカンチェリーになるのでしょうか?色黒のさくらんぼです。

20代にアメリカのさくらんぼ農場で働きながら語学学校に通っていた兄が、
「アメリカンチェリーだって上手いのはサトウニシキと同じか、それ以上だ。」
と言った時、まったく信じられなかったけど、
今ならわかるよ。お兄ちゃん。

とーーーても安く、この時期1キロ300円くらい。
そしてコレがめちゃめちゃ美味しい。
千疋屋(東京の高級フルーツ店)もびっくりの味です。

美味しいさくらんぼは、身が大きくてツヤツヤしてて新鮮なもの。
だいたいそんな良いさくらんぼが入手されると、八百屋さんも野菜を並べる特等席にさくらんぼを鎮座させているみたい。すごく目に入る場所でPR。

買わずには、いられません。

私はさくらんぼを買ってきたら、手に豪快に掴んで、思う存分、好きなだけ食べるのがたまらない時間です。(洗いますよ、もちろん。)
1キロくらい知らぬ間にペロリと食べてしまうが、実はさくらんぼの食べ過ぎは良くないらしいです。


小さい頃、さくらんぼがデザートに出る時はお皿に分けるのは私の仕事でした。
デザート用のお皿をテーブルに並べて、5粒ずつ。
家族が両親と兄、祖父母がいたので6人分に分けました。

合計30粒のさくらんぼの中で、選りすぐりの赤く大きいさくらんぼを自分の皿にどう集結させるか、が私には最大のテーマ。

そして5粒しかないさくらんぼを大切に食べたっけ。

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ブエノスアイレスでは、いちごもさくらんぼも八百屋の店前で箱のなかに無造作に入っています。
これを八百屋の店番が袋に詰めて計りで測って、客に渡すシステム。

250グラムが「ウン クワルト」 (1/4の意味)
500グラムが「メディオ キロ」(1キロの半分)
1キロが「ウン キロ」
八百屋さんで野菜や果物は重さを指定して買いします。

パックに綺麗に並んでいないさくらんぼは、さくらんぼ狩り以外で見たことがなかったので、はじめて店番のおじさんが手に掴みながら袋に詰め出した瞬間

「おじさん、わたしのさくらんぼにさわった!!!」
とびっくりしたけど、今ではなんとも思わなくなりました。

− 慣れってこわい。でもよーーーーく洗います(笑)

八百屋さんには、虫食いのものも傷んでいるものもみんなごちゃまぜで売られています。いろいろな子が入って、合計1キロ。

日本人だったら、「傷んでたわよ?」って言いたくなりそうだけど、(まだ言ったことはない。)なまものだから腐るのは当たり前って返されそう。
というか、そういうことにいちいち腹を立てているとアルゼンチンでは疲れてしまうかも。

ブエノスアイレスで生きるには、細かいことを気にしないのが一番ラク。

「あー残念。半分食べれないや。」
くらいの気持ちでいるのが、うまく生活する秘訣だと勝手におもってます。


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