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海外リモートワーク(スタートアップ企業サポート編)

「海外在住者の人はどんな仕事してるのか。」留学当初、まったくスペイン語が話せなかったわたしが経験した仕事内容をシリーズでご紹介します。
今回は4回目で、スタートアップ企業のサポート業務です。


こんにちは。AKANEです。(Instagram:@akanetanguera

南米アルゼンチンの首都ブエノスアイレスでアルゼンチンタンゴの講師をしています。

自己紹介はこちらから→noteはじめました

これまでのシリーズ

海外リモートワーカーの仕事 エピソード1(街あんない)

海外リモートワーカーの仕事 エピソード2(商品購入代行)

海外リモートワーカーの仕事 エピソード3(Webライター)

WEBディレクターの経験

もともとアルゼンチンにタンゴ留学する前は、都内IT企業で大規模案件のWEBディレクターをしていました。

ホームページを作るクライアントの希望・要望を聞いて、コンセプトを固めホームページを設計し、実際に作ってくれるプログラマーやデザイナーに指示を出してホームページを制作します。

納品後もクライアントにホームページの使い方から運用方法までをサポートする、というのがWEBディレクターの主な仕事です。

仕事内容は、ホームページを作る制作技術よりもディレクションすることが多く、クライアントと良好な関係を築いて困ってることを聞き出したり、課題や問題を解決できるホームページを提案するのが仕事です。

そんなWEBディレクターの経験もいつしか10年目!

しかし、時差が12時間あるアルゼンチンにいながら、頻繁に打ち合わせが発生するディレクション業務をするのは、たとえZOOMやSkypeを使っても時間的縛りが発生し、効率がよくないなぁとは思っていました。。。

仕事の条件

わたしの場合、ブエノスアイレス滞在理由でもある昼間のタンゴレッスン、そして夜中に行われるタンゴ愛好家の社交場(パーティー)の「ミロンガ」に行きたいという大前提がありました。

仕事探しのために検索したワードは「リモートワーク」と「スタートアップ企業」でした。

スタートアップ企業を候補に挙げたのは、あらゆることに融通がきくから。
猫の手でも借りたいようなスタートアップで「頭の硬い社長」はそうそういないだろうと、勝手にイメージで思ってたからです。

スタートアップ企業とは?
まだ世の中に出ていないビジネスモデルを開発する会社。
立ち上げ2〜3年程度の会社で成長過程の企業が多い。

わたしがリモートワークを始めた2016年当時、リモートワークはまったく主流ではありませんでした。

そしてわたしの場合、日本との時差は12時間。
ただの1度の出社もできないので、面接もご挨拶も電話かZOOM。
1日に4時間の細切れ時間しか仕事へは対応できず、それも決まった時間は難しい。(毎日9時から12時みたいな)
与えられた業務を指定期間内にちゃんと遂行するので「完全成果主義」で評価してほしい。

これは通常の日本企業で働くには、なかなか厳しい条件です。

そういうことも含めて、まるっと飲み込んでくれそうだから「スタートアップ!」という考えでした(笑)

わたしが経験したスタートアップ企業での仕事

おかげ様で良い企業に出会い、スタートアップ企業を手伝わせてもらうことができました。

その会社で新規ホームページ制作のWEBディレクター的な仕事は携わりません。
プラットフォーム運営をしている企業だったので、過去の経験をフル活用して様々な仕事をいただきました。

プラットフォームって?
「壇上」や「高い足場」といった意味の英語。
システムやサービスの土台や基盤となる「環境」のこと。
今回は、WEB上で展開されるサービスを指しています。

わたしがこの会社で経験したことは
・コンテンツ企画のディレクション
・ブログ寄稿
・データ調査
・サポート部門立ち上げ補助
・新規アドバイザーチームの立ち上げ
など。

まだ立ち上げ間もない若い会社だったので、社長と毎週1時間のMTGができたことは、とっても幸運でした。自分が「こうした方が絶対に良い!」という意見をぶつけて、形にさせてもらったことも。

次々と使うことになるリモートツールは覚えるのに苦労しましたが、リモートワーク全盛期を迎えた今、何も苦労しません。
「え?!そのツール知らないの?」って言えるくらい(笑)

そして何もかも初めてのことが多いのはメンバー全員一緒。
お互いの持ち合わせるすべての技術や知識を持って課題を解決していきます。

もう社会人も15年以上になったわたしですが、新卒メンバーに教えてもらったり助けてもらうことが、とても多かったです。

海外在住で働くことの悩み

「物事は表裏一体」良いことも悪いこともあります。
海外在住リモートで働くのは、問題ももちろんありました。
経験上、課題を把握してさえいれば解決方法はいくらでもあると思っています。

難しいのは問題から課題を導くこと。

・情報収集
新たな知識や技術、日本の流行に鈍感になりやすいと感じます。
フリーランス特有かもしれませんが、海外在住だと勉強会やセミナーに足を運べない分、ちょっとハンディを抱えていると感じました。
今は、オンラインでセミナーも活発なので、鮮度の高い情報を持った仲間と積極的に関わっています。

・お金の安定
定期収入があるとすごく安心です。
毎月「来月は大丈夫かな?!」と思って暮らすのは日本以上にめっちゃ不安。
やはり、お金で買える「安心」が多いアルゼンチン。(他の国もたぶん。。)
「定期収入」海外生活の大きなポイントだと思います。

・時差
アルゼンチンの場合、時差は12時間。日本が昼間だと、こちらは夜です。
時差計算はしやすいですが、クライアントと打ち合わせをする時間や日本のMTGの時間が夜中になってしまう場合も。
自分の都合にどうやって合わせてもらうか、いろいろ策が必要です。

企業に属して業務を頂く場合、ある程度の制約や悩み、また逆に特権がありますよね。

うまく調整しながら自分の心地よい状態での働き方を探していけるのも柔軟なスタートアップ企業の強みだと思いました。

今回は、わたしが海外在住になって経験したスタートアップ企業のサポートのお話でした。

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ここまで読んでいただき、ありがとうございます!!

ブエノスアイレスは夏、真っ盛り!毎日暑い日が続いています。

この時期、ブエノスアイレスの街中を歩いていると頭に水がポタポタ落ちてきます。上を見上げると、マンションやら建物が並んでいます。

「なんの水?!」

これ、頭上の部屋で使われたエアコンの室外機の水なんです。。。

日本は職人さんが室外機の水の処理もしっかり計算して、室外機を設置してくれますよね。

ブエノスアイレスでは、エアコンを設置はしてくれますが、室外機から出る水は下に落ちるだけ。
下を歩いている人にかかるとかっていう配慮はないようです。

「あとで髪を洗えばいいんじゃない?」っていう感じでしょうか。
留学当初は「ウソー。信じられなーい!」と思ったことも住んでいると、だんだん慣れます。いや、麻痺に近いかな?

では、また!
ChaU! ChaU!

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