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海外リモートワーク(街あんない編)

「海外在住者の人はどんな仕事してるのか。」いろんな方がいるとは思いますが、留学開始時、まったくスペイン語が話せなかったわたしのお仕事内容をシリーズでご紹介します。(複数あるのでシリーズにしてみます!)

こんにちは。AKANEです。(Instagram:@akanetanguera
南米アルゼンチンの首都ブエノスアイレスでアルゼンチンタンゴの講師をしています。

街あんないの仕事

わたしがブエノスアイレスに到着して、はじめて仕事をしてお金を頂いたのは、街あんないの仕事でした。

渡亜当時、3ヶ月の準備期間で覚えたスペイン語は、
「Hola」「やぁ」
「gracias!」「ありがとう」
程度。

留学資金が決して多くなかったため、「現地でアルバイト探そう」と軽く考えていましたが、仕事を探そうにも、スペイン語も話せない、就業ビザも無い、ではかなり難しいんですね。
留学してから、その当然の現実をわたしは知ります。

そこで、インターネットで仕事を探そうと色々見て回るのですが、2016年はまだリモートワークが主流ではなく、紹介会社もあまり無い時でした。
リモートワークを中心に紹介している紹介会社のサイトにもほとんど案件が無い時代でした。

クラウドソーシングの紹介サイトにも登録していましたが、安い案件で作業量が多い印象。一体どのくらい作業すれば、1ヶ月の必要経費が稼げるのか…

わたしは、とにかく色々チャレンジして収入源の口座を増やそう、とまだ公開まもないロコタビ(当時はトラベロコ)に登録をしてみました。
ロコタビは、ロコ(海外在住日本人)が旅のお手伝いをしてくれる海外マッチングプラットホームです。

ロコタビのAKANEのページ

日本にいながら海外の情報が知りたい方がアクセスしてきたり、現地到着後の街あんないや現地商品の購入代行の依頼などをいただくことがあります。

2020年には5万人になった世界中の海外在住者ロコも、わたしが登録した2016年はじめ、3,000人くらいだったと記憶しています。

はじめての仕事

はじめての仕事は、旅行者の男性とパリージャというアルゼンチンの肉料理を食べに行くことでした。
「ご飯を一緒に食べてお金をもらう。」
ーなんかキャバクラみたい。

と一瞬思ったのですが、背に腹は変えられない。
ー最悪、怖くなったら逃げよう。
ーここだったらわたしの方が若干土地に慣れているはず。
そんな気持ちで挑んだ初仕事。

正直、拍子抜けでした。

少しわたしよりも年下だった依頼者の男性は、ブラジルへ留学していた方でした。
もうすぐ留学を終えて帰国するので、その前に、隣のアルゼンチンへも旅行しよう、ぜひアルゼンチンの肉料理が食べてみたいが、一人分ではチョイスができないので、誰か。。ということで、わたしを指名してくれたのでした。

留学が始まったばかりのわたしに、留学中の失敗談やアドバイスをくれて、楽しい時間を過ごし、ご飯をご馳走してもらい、プラス時間給も頂きました。

肉の安いアルゼンチンに住みながら、お肉を買えないほど貧乏生活をしていたわたしに、余った肉をお土産に。と持たせてくれました。

そして「1年後にはきっと余裕ができるよ。頑張ってね。」という優しいコメントまで頂いたのです。

ロコタビサイトの評価には感謝のコメントまでもらい、わたしはそれを読んで涙が出ました。

ー楽しかったのはわたしです!

こんな地球の反対側で、今にも忘れられてしまいそうなわたしの存在を、肯定してもらった気がしました。

それから

留学中は、本当に孤独と飢えに苦しんでいたのです。
わからない言葉、うまくできないコミュニケーション、ついていけない勉強。
自己肯定感だだ下がりの上に、減っていくお金、ひもじい日々。

その後も、数ヶ月に1回のペースですが、ぽこぽこと街あんないの依頼が入るようになっていきました。

・観光スポットをとにかく数たくさん回りたい方
・将来移住を考えているので住宅地を見たい方
・推しのグループの写真集撮影の場所を見に行きたい方
・タンゴをブエノスアイレスで踊ってみたい方
・探し物を一緒に探して欲しい方
・けがをして医者探し&荷物のパッキング&空港まで送って欲しい方
・サッカーのユニフォームを探したい方

通常の観光案内ではなく、個々のご要望に合わせてあんないするので、住んでいてもなかなか体験できないようなことを一緒に経験しました。

皆さんから頂く「ありがとう。AKANEさんに頼んでよかった。」というコメントが、異国の地で、なんとかどうにか自立していたわたしに大きな自信を与えてくれました。

そして何よりも依頼者皆さんの「ブエノスアイレス旅行の思い出」に私が出演できる喜び。
「本当に幸せな仕事だなぁ」とロコタビにも依頼主の皆様にも感謝しています。

またロコタビで街あんないの実績を積んだおかげで、もともとの知り合いから直接あんないの依頼や団体依頼などもいただくようになりました。
ご依頼がありましたら、こちらでも受け付けています。

現在もいくつかのお仕事を掛け持ちしていて、街あんないはお仕事の一つです。

でも「海外」という場所で、はじめて体験した仕事はやはり思い出深いです。
できないことをやらないのではなく、できないこともとにかくやってみる!という姿勢に変えてくれた、わたしの海外生活最初の仕事の紹介でした。

次回の仕事


次回は、商品購入代行のお仕事についてご紹介します。

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読んでいただき、ありがとうございます!

この記事を書いている1月は、ブエノスアイレスは夏真っ盛りです。
日照時間は長くて、夜20時まで明るいんですよ。

そして、夕食は21時過ぎから23時が通常。レストランは、20時開店ですが人はほとんどいません!

近所迷惑なので、夜中2時以降はホームパーティー中でも音楽のボリュームを下げましょう!が、ブエノスアイレスの常識です。

ではまた!
ChaU!ChaU!

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