地方公立から難関大学を目指す苦労

地方公立から難関大学を目指すのは、並大抵の努力では不可能です。例えば、私の母校も三重県の公立高校ですが、当時は世界史・日本史・地理のうち2つを受講することができませんでした。つまり、東大文系を目指す場合は1科目を独学しなければなりませんでした。

こうしたカリキュラム的な困難だけではありません。周囲の人間関係も非常にハードルになります。地方の公立中学・公立高校では、旧帝大や一橋・東工大・早慶・医学部・アメリカの大学などを目指す人がほとんどいません。そのため、嫉妬されたり、「変人」扱いされたり、私も散々な被害にあいました。そうした、人格攻撃にも耐えながら勉強しなくてはならないのです。一方で、開成高校の場合は、周囲も東大・医学部・ハーバード大学などを目指す人ばかりなので、人格攻撃にさらされることはありません。

できる限り、中学受験したほうがよいのは、こういった理由なのです。

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