数学・人工知能は実はレッドオーシャンだと思う件、「+α」の発想が必要だ!

数学・データサイエンス・人工知能がものすごくホットな話題になっている。だが、実は、この手のスキル・業界は「レッドオーシャン」だと考えている。理由を説明する。

数学は、大型の機械がなくても習得できる。そのため、まだ先進国になれていないインドでも、数学に特化すれば素晴らしい業績をあげることが可能だ。そのため、インドには天才的な数学者が数多くいる。

インドの人口をご存知だろうか?14億人だ。まだ大学進学率は低いものの、この中から毎年、天才的な数学者が生まれる。日本の東大理系や京大理系、東工大などが、果たしてインドの天才に勝てるだろうか?

そのため、この分野を選ぶ場合は、「合わせ技」にする必要がある。えてして、理系の人は自分の好きな分野にのめりこみやすいが、もっと鳥瞰的にスキルを考えるべきだ。数学「+アルファ」でないと、インドには勝てないと思う。

例えば、数学・IT・金融の組み合わせだ。日本は欧米ほどではないが、金融で競争力が高い。少なくともインドよりは強いだろう。他にも、製造業(例えば製薬・創薬)と数学・ITの組み合わせも良いと思う。

数学・データサイエンス・人工知能だけではなく、「+アルファ」のスキルセットにしないと、インド人に勝てないと思われる。そのことを十分に考慮して、この道に進む人は自己研鑽に励んでほしいと思う。

「ホットな」「最先端」の技術や分野は、みんなが目指すからレッドオーシャンになりやすい。競争の軸をずらすための工夫をぜひ考えてみてほしい。

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