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「デザイン」がわからない

このところ、さぼっていますが、「ずるいデザイン」というnoteを書いていました。(また再開しよう!)

ここでは、基本的に見た目の話をしていました。
(結果的に見た目が良くなって伝わりやすくもなります)


一般の人、デザイナーではない人が

「これかわいいね、いいデザインだね」

という時、それはきっと見た目の話をしていますよね。


日本では、デザイン=見た目という文脈で一般に語られます。

しかしながら、このところ、デザイン=設計のニュアンスで語られることも増えてきました。

デザイン経営とか、デザインシンキングとか、聞きませんか。

そう、これがね、捉えにくいんですよね。

なぜかというと、デザイン=見た目(狭義のデザイン)、デザイン=設計(広義のデザイン)の両方の意味を行き来して議論しているから。どちらの意味で使っているか意識しながら聞かなきゃならない。

さらにデザイン=設計としたときに意味が広すぎることも捉えにくさの要因。

顧客体験をデザイン、なんて使われ方もするし、その対象としてITシステムが例に上がっていることも。そんな無形物も対象なのね。確かにそうだけれどもと、1テンポ理解が遅れる感じ。

いい概念だと思うのですが、この捉えにくさがいまいち広がっていかない要因かしら、なんて思っています。

すでに市民権を得ている言葉に新しい意味を付加するのは、なかなか大変だ。

とりあえず、デザイン=見た目では話が見えてこないときは、デザイン=設計、計画という意味かしらと読み替えみてくださいね。

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