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Design of Tea Ceremony

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【茶の湯のデザイン】茶道のもてなしの心は、デザインにも表れているはず。
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#和の文化

和の意匠04 亀甲 | お茶を通じて学べること

和の意匠04 亀甲 | お茶を通じて学べること

今住んでいる家の近くの歩道脇には、アジサイが多く植えられています。
少しずつ色づいてきましたね。楽しみです。

亀甲(きっこう)

亀甲(きっこう)、読んで字のごとく、亀の甲羅がもととなっている意匠です。

『鶴は千年、亀は万年』。
亀といえば、長寿吉兆の象徴です。
亀甲文様の歴史は古く、正倉院宝物裂にも亀甲模様のものがあるそうですよ。

ページトップの画像も、亀甲の一種。三色の重ね亀甲です。

Design of Tea Ceremony |〈距離〉を変えずに〈距離感〉を変えるデザイン

Design of Tea Ceremony |〈距離〉を変えずに〈距離感〉を変えるデザイン

Design of Tea Ceremony |炉とか風炉とか 季節によって変わるお点前 で、季節により釜の位置が変わることをお伝えしました。

変わるのは釜の位置だけではありません。
亭主(お茶を点てる人)の座る向きも変わります。

風炉(夏の季節・右下図)では、亭主の目線は客を捉えないのに対し
炉(冬の季節・左下図)では、主客は炉を挟んでゆるやかに向かい合う。

(鼻と目で体の向きを表していま

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