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Design of Tea Ceremony

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【茶の湯のデザイン】茶道のもてなしの心は、デザインにも表れているはず。
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#和デザイン

和の意匠04 亀甲 | お茶を通じて学べること

和の意匠04 亀甲 | お茶を通じて学べること

今住んでいる家の近くの歩道脇には、アジサイが多く植えられています。
少しずつ色づいてきましたね。楽しみです。

亀甲(きっこう)

亀甲(きっこう)、読んで字のごとく、亀の甲羅がもととなっている意匠です。

『鶴は千年、亀は万年』。
亀といえば、長寿吉兆の象徴です。
亀甲文様の歴史は古く、正倉院宝物裂にも亀甲模様のものがあるそうですよ。

ページトップの画像も、亀甲の一種。三色の重ね亀甲です。

和の意匠03 網代 | お茶を通じて学べること

和の意匠03 網代 | お茶を通じて学べること

ゴールデンウイークも終盤ですね。
近所の回るお寿司屋さんに行ったら、青海波や千鳥、麻の葉など、和の文様がPOPに使われており、和の雰囲気づくりに一役買っていました。

白ベースにパステル調(薄い色のピンクとかブルーとか)で
文様が描かれていたので、明るい、現代的なかわいらしい和という印象でした。

網代(あじろ)

網代(あじろ)と聞いて、私がまず思い浮かぶのは天井の仕上げです。
お茶室でも使われ

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和の意匠01 青海波 | お茶を通じて学べること

和の意匠01 青海波 | お茶を通じて学べること

茶道を通じて、日本文化が一通り学べると言われています。

お茶碗などの道具についての問答を主客(亭主と客)で、行うこともあり
和の意匠についても知識が得られます。
(立派なお茶会などでは、茶碗の作家やいわれについて答えるのだと思いますが、常のお稽古では、そういった高価な作家さんの作品は使わないことが多く、お茶碗の産地や文様について答えます)

青海波(せいがいは)

青海波は、海の波を表した文様で

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