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本棚整理企画番外編:フランス人は10着しか服を持たない

akaです。

ミニマリストの「ミニマリズム」との出会い。

どこからミニマリズムに入ったかによってその後のミニマリスト人生ががらりと変わりそうなので、アンケートでも取ったら面白そうですね。

わたしは、「フランス人は10着しか服を持たない」の出身です。

なんかあるじゃないですか。ヨーロッパとかフランスにあこがれちゃうやつ。女性向け情報アプリで週に一回ほど「フレンチコーデ」「パリジェンヌ風メイク」みたいに教育された日本の女性である私も、例外ではありません。

そしてまた情報アプリを開き。「フランス人は10着しか服を持たない」の記事を読み。コロッと落ちて、「10着かあ~~」とか言って、


すぐにポチる。圧倒的なチョロさ。

*How toや自己啓発は線が引きやすく取っておいて見返してもかさばらないというメリットを取り電子版にしていて、捨ててもモノが減らないので番外編です。

”リビングの布張りのアームチェアで、ゆったりとくつろぎのひととき。刻みタバコの香りがふんわりと漂っている。天井まで届く窓からは、パリの街のやさしい夜風がそっと流れこみ、ゴブラン織りの美しいカーテンは優雅なひだを描いて、たっぷりと床に垂れている。”

はいオシャレ。はい落ちる。
最初は本当にただのフランスにかぶれたいだけの女でした。

しかし、読み進めていくうちにだんだん「私もやってみたい!」に変わっていきました。

”バランスの取れた体に良い夕食を取って、デザートを少し食べれば、間食なんて要らなくなるみたいだ。”

「ほんとかな。そういえば最近サークルで外食が増えて、安いミラ●風ド●アばかりだったから太ってきたかも。」

”何種類ものハムやサラミの載ったトレーが、極上のごちそうみたいにうやうやしく回されるのだった。”

「私は食べるのが遅くて、周りの視線が気になりいつも食べることが苦痛だ。でも、食べ方を変えればこんな風になれるのかな。」

”いちばん腑に落ちないのは、なぜわたしたちは毎朝、服がぎゅうぎゅうに詰まったクローゼットの前に突っ立って、「着る服がない」なんて文句を言っているのだろうか?”

「ほんとうだ。先週と似たようなコーデになるからって、毎日遅刻すれすれでいらいらしながら、何年も前の服をタンスから引っ張り出している。」

こんな感じで、目からウロコと、コロコロ、ミニマリズム沼への坂を転がり落ちます。

鵜呑みババアから自分用にアレンジできるまで

この本が他のミニマリスト本と違う!というところは、ずばり、
「ミニマリズム」「ミニマリスト」という単語がほとんど出てこないこと
じゃないかな、と思います。

ためしにiBooksで書籍内の「ミニマリスト」を検索したところ、たったひとつ。

"だからやっぱりミニマリストなスタイルのほうが、わたしは素敵だと思う。" (279ページ)

ミニマリスト表現がミニマル。

丁寧にイキイキとした毎日」といったところが第一目標だから当たり前な気もします。他のミニマル本は、例えば「手間が減るから物を減らそう」という場合が多いです。これを「フランス人は10着しか服を持たない」では、「面倒な掃除も楽しくなるように工夫しよう」と言います。

実際著者宅は、モノ自体はそれなりにありますが、きちんと整理されて片付いています。(著者ブログへのリンクはこちら

(Youtubeだと英語を聞き取るのが難しいですが、ブログはわかりやすい英語で書かれているのでTOEICが500点に届かない私でも読めます)

というわけで、最初に「フランス人は10着しか服を持たない」に手を付けた私は、ミニマリズムにハマりたての頃、人生が素敵になると思われる物をどんどん増やしていた記憶があります。

こんなアイテムがあったら自分らしくて素敵」みたいな。実際は無個性なフランスかぶれで、自分には似合わないものでも「これが素敵なんだ」みたいな勘違いをしていました(笑)。最初は真似から入るっていうアレです。

しかし、フランス本を繰り返し読み、他のミニマル本も読み、ただスカートを履けばいいのではなく自分が愛する似合うものを選ぶ似合わないものや好きでないものは選ばない、ということがわかりました。

今でも「物を食べるときはお皿に載せる」など手間を増やす行為であっても自分が満たされることはやりますが、今まで見向きもしなかったのに突然購入したボーダーは見事に一着もなくなりました

ほんと、自己啓発本というのは実に上手に書かれていて、初めて読んだとき「うわーすっごーい!!」と熱くなってしまって鵜呑みにしてしまうことが多いです。この本に影響されたことで「鵜呑みする自分」に気づいてからは、必ず時間をあけて二回読み、真似したいことは自分用にアレンジしてから取り入れるようにしています。

「私のバイブル」はそう何冊もあるもんじゃない

電子書籍デビューからまだ日が浅く、今のところiBooksは整理するほどの状態ではありません。しかし、いつか整理する日が来ても、「フランス人は10着しか服を持たない」だけはきっと手放さないんだろうな、と思います。

もう10回以上は読んでるので、ゲームばかりしてて読み返す時間がなくても2時間ちょっとで記事ができるくらい、これはもう私のバイブルです。

何度も読んでどうするんだ、と思われそうですが、「なんかしんどい」ときに見返すと、初心に返って「あ!そうだ自分はこうだった」と思えます。

一冊くらいそういう本があってもいいかな、と思います。

まとめ:フランス人は10着しか服を持たない

①フランスにかぶれたかったけどミニマリズム沼へ
②鵜呑みと迷走を経て自分用アレンジを覚える
③私のミニマリズム沼の原点になる

ちょっと長くなりましたが、ずっと書きたかったフランス本について書けて満足しました。

最後まで読んでいただきありがとうございます。それではみなさん、

グッド・バイ。

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