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ドッグトレーナーのショートコラム

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現役ドッグトレーナーが日々感じていることや想いを綴っています。
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#ドッグトレーニング

犬を幸せにしない獣医療に意味はありますか?

犬を幸せにしない獣医療に意味はありますか?

■青森県県南地域で実際に起きてしまったことこの出来事は、家庭犬の育て方としてポジティブなトレーニングの情報がまだ受け取りづらい、青森県の県南地域で実際にあった悲しい出来事です。

あまりにもショッキングな出来事ですが、今後このようなことが2度と起こらないよう、この子や飼い主様の経験を無駄にすることのないようにと、今もなお心を痛めていらっしゃる飼い主様の許可を得てここに記録させていただいています。

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フリーランスのドッグトレーナーとして安心して起業できた理由。

フリーランスのドッグトレーナーとして安心して起業できた理由。

~過去記事です~

今年7月に会社を退社。独立起業し、フリーランスのドッグトレーナーになりました。
動物病院とドッグカフェ併設のドッグトレーニング施設を持つ会社で、10年間ドッグトレーナー・家庭犬しつけインストラクターとして、犬のようちえん(お預かりでのトレーニング)やしつけ方教室(レッスン)、ドッグイベントなどたくさん経験を積ませてもらいましたが、このドッグトレーナーの世界は専門性の高い技術職で

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仔犬育てに一番必要な社会化。慣らしてあげたいあれこれ。

仔犬育てに一番必要な社会化。慣らしてあげたいあれこれ。

犬たちがいろいろな人や犬や物、状況や環境にもっとも慣れやすい期間のことを「社会化期」といいます。
その中でも仔犬が最も慣れやすい時期を「第一社会化期」といい、これは生後4ヶ月までと言われています。
仔犬のしつけにとって一番重要なのがこの社会化です。
この時期にいろいろな物に慣れる経験をしてこなければ、社会化不足となり、後にいろいろなものへの反応が怯えや興奮など、問題行動の原因になってしまいます。

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生後8週齢までの仔犬の育て方。不安にさせないことが穏やかな成長を育む

生後8週齢までの仔犬の育て方。不安にさせないことが穏やかな成長を育む

■ドッグトレーナーが考える犬育て。仔犬の時期にしてはいけないことは。

青森のドッグトレーナーFLFILLのタナカアカリです。
私がドッグトレーナーになって10年。

この10年の間に
様々な研究やデータの変化により、
採用するドッグトレーニングの
手法もだいぶ変化してきました。
ドッグトレーニングって
『犬育て』だなぁ~って
思うんです。

種の違う犬たちと
私たち人間が
お互いに譲歩しあうこと

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ドッグトレーナーとして、良い支援をするために。

ドッグトレーナーとして、良い支援をするために。

■それぞれの「現実」には違いがある
飼い主さんに対して、犬のしつけ方相談をお受けする際、それがご自宅であっても違う場所であっても、私たちドッグトレーナーに必要なのはイメージする力です。
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良い支援をするために、犬の知識以外にも人へのカウンセリング技術や心理学を学び取り入れています。
ご自宅である場合は、普段の飼い主さんとわ

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あなたの犬が怖がりな犬ならば、他人から守ってあげることも必要。

あなたの犬が怖がりな犬ならば、他人から守ってあげることも必要。

あなたの犬が怖がりな犬ならば、他人から守ってあげることも必要。

「他人が怖い、他犬が怖い」というわんちゃんと暮らす飼い主さんであれば、お散歩に出かけたときに愛犬にどのように対応したらよいかと悩むことがあるかと思います。

ですが愛犬に対応すること以上に必要なことは、出会う人が愛犬に関わることで怖い思いをさせないよう、他人から愛犬を守ることです。

ここでは他人から愛犬を守るために、どんな対応が必

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