ストレスとそれを抑圧するフタ

ストレスがある時、どうしてますか? ストレスに限らず、怒り、悲しみ、孤独感、欠乏感など様々ですが、それを感じたくなくて、私たちはほとんど無意識に何らかでフタをしようとします。そのフタは、仕事、お酒、食、友だち、恋人など様々です。一見良さそうなボランティアなんてこともあります。私の場合は、断然「食」に走ります。食情報の検索とか外食とかテイクアウトとか。。。

フタなのか楽しみなのかは、それをしなかった場合に、苦しみなどがあるかどうかです。抑えているストレスが大きければ大きいほど、より大きなフタが必要なるので、そのフタとなるものの量や頻度などが過剰になってしまうことも。若い時はエネルギーがあり余っているので抑えられていても、歳を重ねるごとに体力が落ちてきて、だんだん抑えられなくなってきたり、エネルギー不足の状態なので他のことに無気力になってきたりします。

セラピーではそのフタの下にあるもの、どんなビリーフ(信じているもの、思い込み)やセルフイメージがあるのか、どんな投影(どういう風に自分が世界を見ているのか)があるのか、を見ていきます。セラピーを受けなくても、最初はその状態に気づくだけでもいいんです。あぁ、自分は今こう感じていて、それを感じたくて、こういう行動(お酒、仕事、買い物…)をとってるんだなぁ、と観察する。その渦の中にいる自分と少し距離をとる。それだけでも自分への理解が進み、すこし楽になることもあります。

生きていく上で、適度なフタはやはり必要だと思います。ストレスがあるときに、おいしいものを食べるのは、やっぱりいいもんです(笑)

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