逃げる:7. 逃げた後はどうなるの?
こんばんは、あじさいです。もうあじさいの季節もすぎてしまいましたが、名前はこのままです。そろそろ、朝顔の季節ですね。朝顔といえば、なぜかこの花だけ実家のベランダでで毎年育てていました。
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ここ最近、「逃げる」をテーマにお伝えしています。昨日は、ちょっと繊細な方たちに向けて「逃げる」をテーマにお伝えしました。ありがたいことに初めてあじさいのnoteを見てくださった方もいたようです。
これまでは、「安全な場所に逃げるまで」をお伝えしてきました。ここまでは、結構色んなところで記事を目にする機会もあるかもしれません。そして、「避難した後」ってどうなるの?今、被災されて避難されている方はどうされるの?って思われている方もいらっしゃるかと思いますので、今日は「逃げた後」についてお伝えします。
避難所っていつまで開いているの?
実は、災害救助法という法律によって定められています。
「原則、災害が発生した日を含めて7日間」です。
えっ?じゃあ、熊本の方たち、そろそろ避難所にいられないの?、と思われる方もいるかもしれませんが、これは「原則」です。自宅が損壊して修復不能な場合は、仮設住宅に入るなどするまでは避難する必要がありますし、自宅の修復が可能な場合はとりあえず最低限、家に住めるまでは避難所にいる必要がありますよね。実際には、避難された方が避難所から移る先が見つかり、移るまで開設されています。
阪神・淡路大震災では、約31万人が避難所生活しました。東日本大震災では、岩手、宮城、福島の3県で約41万人、全国合計では約47万人が避難所生活をしました。阪神・淡路大震災では避難所閉鎖までに6カ月を要し、東日本大震災では、避難所閉鎖まで岩手県で7カ月、宮城県で9カ月を要しました。原発事故で福島県双葉町の住民が避難した埼玉県加須市の避難所の閉鎖は2年9カ月後でした。
出典:「避難所運営ガイドライン」内閣府 2016年4月
避難してからの流れ
避難所に避難してからの大まかな流れを下にまとめてみました。(下の図は、万が一自宅が全壊してすぐには修復ができない場合の例を想定しています。)
もちろん、自宅への被害が軽微、もしくは、修復が可能な場合は一時的に避難所に避難して、自宅に最低限住めるようになったらご自宅に戻ります。
出典:国土交通省の資料をもとにあじさいが作成
避難所で特に注意したいこと
とくに避難所で注意したいことを以下の絵に示してみます。
(他にもいろいろあるかもしれませんが、思いつく限り。イラストACを利用しました。)
この時期であれば、もちろん、ソーシャルディスタンスや除菌が大切です。
とくに女性の場合は、2人以上で行動すること、お子さんと行動することを徹底することが大切です。残念ながら、避難所生活が長くなるにつれて、ストレスや変な気を起こして性的な被害や暴力による被害が多発する傾向にあります。ですので、自分の身は自分で守ること、2人以上で行動することは徹底していただきたいところです。
また、夏であれば水分を取ること、トイレに行くことはためらわないようにしましょう。脱水症状を起こしかねません。
時折動いてエコノミー症候群を予防!、そして、大変な時ではありますが、いつもよりも少し多めの思いやりを持って避難生活を過ごすことが大切だと思います。
最後までご覧くださいまして、ありがとうございました!次回は、「旅先で逃げる」をテーマにお伝えします。
あじさい
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