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ただひたすらに文字を重ねる

noteを初めてからだと2年くらい。
私はそれまで文章を書いたことがない。

もちろん小学生の読書感想文とか、大学のレポートとか、人並みの文章は書いてきている。mixiではレビューを書いていたものの、自分に対する記録用という意味合いが強かった。

つまり「人に見せるための文章」を書いてきていないのだ。
最近、その経験値の低さを切々と感じている。

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人によっては、最初から書きたいものが決まっていて、書きたい文体も決まっている人は居るだろう。それを自在に表現できるかはともかく、目指すものが決まっていれば、努力の方向は決まってくる。日々やるべき事も見えてくる。

問題は到達点を見いだせない場合だ。
そう、それが今の私の状態だ。

意気揚々と歩み出したはじめてのころはまだよかった。
勢いのままに、がむしゃらに前に進むだけで十分だったのだ。
しかし一度落ち着いて自分を見直した今、うっそうとした文章の森で、明確な目印もないまま、迷子になっている自分に気がついてしまったのだ。

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そんなわけで私は現在、文章迷子だ。

文章を書くのは好きだけれど、どんな手法で、どんなジャンルの、どんなものを書きたいのか。それが自分に合っているのか。考えれば考えるほどわからない。文章という大海の広さに打ちのめされ、露頭に迷っている。

ただ幸いにも、そういう時にどうすれば良いかは知っているつもりだ。


書けばいいのだ。
ただ、ひたすらに筆を動かすのだ。

わからないなりに書く。
わからないことを書く。
思いつくままに、思いつく方法で書く。

ここで泳ぐのをやめたら沈むだけ。がむしゃらに、型など気にせず、ただもがき苦しむ。そうすることで次の課題と目標は見えてくるものだ。そう、私は知っている。

最近、なかなか時間の取れない事が多いのも迷子の原因だとは知っている。しかしそこで立ち止まっていては何も見えてこない。いつまでたっても迷子をなげく子供と同じだ。

無理をする必要はない。
でも盲目的でも、出来る範囲で、がむしゃらに進んでいこう。きっとその先に、向かうべき先が見えてくるはずだ。

そう思って、布団の中からケータイでこれを書いた。

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書いているうちに思い出したので、東村さんの『かくかくしかじか』を貼っておきますね。一冊は高いけど5巻で終わる名作です。

『描けッ!』


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