見出し画像

2

当時相談できる人がいなかった訳ではありません。
子供に特性があるということの受容は
私より夫のほうが早かった。光の速さで受容。
診断はどうでも、本人が困ってることがあるなら
絶対に早い時期から介入した方が良いに決まってる、と通級を勧めてくれたのも夫でした。

私なんか最近ですからね、子供の特性の受容。トホホ。
実家の両親はふーん、まぁ大丈夫でしょって感じ。
義理の両親もへー、まぁ大丈夫でしょって感じ。
拘っていたのはむしろ私だけっていう。。

でも、長男との会話が指示と命令に埋め尽くされていること。
子供をそのまま受け入れられていないと感じていること。
子供の明日が、将来が、不安だらけなこと。
1ミリたりともこの子なら大丈夫と思えないこと。
子供を可哀想だと思っていること。
学校でのトラブル、家庭でのガミガミで子供の自信とか主体性が明らかに失われていること。
ずっと後ろめたく思っていてほとんど相談しませんでした。

こんなんじゃいけない。
この子は私には育てられない。
世の中には、特性があるお子さんをそのまんま
まるごと受け入れて、愛してる人がいる。
もちろん、お子さんは、めっちゃ幸せそう。
この子もそういう親のもとに生まれればよかったのに。
私が親で申し訳ない。
そんな気持ちで夜な夜な大泣き。
それでも朝が来ればガミガミやってるわけですから。
もう自分でも訳がわかりません。

もう、いっぺん◯ぬか、宗教入るしか
自分は変えられないと思っていて
大手なら安心かなーって老舗の宗教
検索したりしてました。

誰か私以外の、あったかい素敵な人に育ててもらおうと里山留学?みたいのも調べてました。


訳がわからないついでに
当時息子にガチ中学受験をさせようとしていた私。
小学校上がるときにはやる気満々。
だってあの本のあのママもやってたし。
どうやってサポートするか、100万回はシュミレーション済み。
ADHDと言われてからも、高校受験は望めないから〜と謎の理由で続行。
定期的にやってくる私の教育発作(教育しなければ!という使命感と義務感と焦燥感が急激に盛り上がる発作)のせいで
小学校入学後は中学受験やる→やめる→やる→やめる→やる。。の無限ループに
息子がひたすら振り回されている状態。

低学年の時に大手集団塾に突っ込んで
ちんぷんかんぷんの2ヶ月間を経て無事卒業。

数年の家庭学習期間の後
今度は個人塾に入りました。

良い中学校に入れば、入りさえすれば
この子は大丈夫かもしれない。

子供の能力を信じて、引き出して
良い環境に入れてあげるのが親の勤め。
勉強は得意じゃないかもしれないけど
私がサポートすれば、寄り添って丁寧に
一緒に勉強してあげれば
あるいは、もしかしたら。。

安心したい親
結果が欲しい親
結果が出る子が欲しい親だった私。
子供の愛だけで破綻を免れてる親子関係から
目を逸らしながら
この期に及んでこんなことをやっていたわけです。

そんな時です。
夜な夜なパトロールしてたSNSで見つけた
叱らない中受ママみたいな謳い文句の
3 days インスタライブ。

何これーうわー怪しいなー
と思いながらも
ちゃんと3日間がっつり参加。真面目。
最後はママ講座の案内がありました。
今振り返ればそのインスタライブの内容は
子供じゃなくてお母さんが変わりましょう
というメッセージだったように思います。

3日目のライブが終わった時
私は子供の真っ暗な寝室で
座ってスマホを握りしめていました。

#発達障害
#知的ボーダー
#ADHD
#ASD
#LD
#HSC
#特性っこ育児

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?