ばらばらになる。(今朝は、黒豆茶)
どこまでも、どこまでも墜ちていく。「落ちていく」じゃなく。なにか、墜落したような感覚があって。それが、今朝の夢。どんな夢だったのか、あんまり思い出せないけど。感覚だけが、体に染み付いている。夢なのに。
――きっと、空にいたのね。
と、アルネは言った。
ぼくにしか見えない、ぼくだけの女の子。
――空……なのかな。
――墜落なら、空かと思って。
――そっか。……いや、そうなのかな。
――違うの?
――なんか……今いる場所? から下に墜ちたような……穴? なにかの穴