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サンダー、サイダー、サバイバー。まっとうに生きるって、大変だ。
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2021年11月の記事一覧

不眠より過眠の方が、ましなのかな。

オープンしたばかりの、カフェなのか居酒屋なのかわからない店で、働かないかと誘われた。夢の…

相地
2年前
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朝なのか夜なのか、わからない溝で。

よく眠れた。気がする。夢を見なかった。気がする。覚えていないだけかもしれないけど。夢を見…

相地
2年前

南瓜、ねぎ、かつお節の日。

カウンターしかない、ちいさな定食屋。の前まで、ぼくは見知らぬ人(こち亀の両さんに似てる)…

相地
2年前
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戯言だけど。(不眠症の場合)

眠れたり眠れなかったりするので、はたして今のぼくは眠たいのか、よくわからなくなってきた。…

相地
2年前
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眠れない1ヶ月の、汚名返上(したい)

「長期間ストレスにさらされると、なることがありますね」 「あー……」 「あと、鍛えた方が…

相地
2年前
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立ち直ったら、なぜか腰が痛む話。

スタバのシュガードーナツは、歯ごたえがいい。「食感」というより、「歯ごたえ」。わりと大き…

相地
2年前
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ばらばらになる。(今朝は、黒豆茶)

どこまでも、どこまでも墜ちていく。「落ちていく」じゃなく。なにか、墜落したような感覚があって。それが、今朝の夢。どんな夢だったのか、あんまり思い出せないけど。感覚だけが、体に染み付いている。夢なのに。 ――きっと、空にいたのね。 と、アルネは言った。 ぼくにしか見えない、ぼくだけの女の子。 ――空……なのかな。 ――墜落なら、空かと思って。 ――そっか。……いや、そうなのかな。 ――違うの? ――なんか……今いる場所? から下に墜ちたような……穴? なにかの穴

友人が結婚式に「好きな格好で来ればいい」と言ってくれた話。

友人の結婚式に招待された。ぼくは、返信をどうしたものか、迷っていた。いや、結婚式に参加し…

相地
2年前
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文芸コーナーの宮崎夏次系、のような。

前日。あと、前々日。日記代わりに、掌編を投稿した。日記より掌編の方が楽だったとか、そんな…

相地
2年前
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especially nothing(日記代わりの掌編)

たぶん、スーパーでもコンビニでも、そうそういない。子どもなら、ありえることだけど。10円の…

相地
2年前
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メガネと献血(日記代わりの掌編)

メガネが割れた。派手に。わかりやすく。まるで使い物にならない。けれど、「まずい」と苦情を…

相地
2年前
3

半引きこもり生活。

パートナーを見送ってから、そのまま起きていたのか、それとも眠ったのか、あんまり覚えていな…

相地
2年前
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憂鬱に捧げる放浪(散歩)。

ぼくはまだ、ぐったりしたり、憂鬱だったりしていた。けれど、このまま引きこもりになるわけに…

相地
2年前
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怖れとぬくもりと(今朝は、ホットコーヒー)

コーヒーを淹れていると――集中しないといけないのは、承知の上で――自分がどこか遠くにいるような気がした。どこか遠くに、もしくは、すごく近くに。上手く言えないけど。 ――ぼんやりしてるの? ――してないよ。 ――……。 ――ちょっと、してるかも。 ――ふうん。 ――いや、失敗はしないよ。たぶん。大丈夫。 ぼくの頼りないことばに、アルネはふふと笑う。 ぼくにしか見えない、ぼくだけの女の子。 ――はい、どうぞ。 ――ありがとう。……おいしい。 ――よかった。