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星屑コンピレーション後夜祭⑥ゆか

こんばんは!
創作処 愛染屋、脚本担当の愛楽ゆかです。

創作処 愛染屋
第12回公演
『星屑コンピレーション』

終演! からの後夜祭!
本日は脚本担当の愛楽がお届けしてまいります。

星屑コンピご観劇くださったみなさま、関わってくださったみなさま、応援してくださったみなさま、誠にありがとうございました!

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本日は3つの短編のうちひとつ、『箒星』についてお話しします。

ボクは街外れのちっぽけな安宿から
何人もの「彼」を見送ってきた
「彼」は旅人。
留まることなく流れ落ちる
二度とは逢えぬ流れ星
ここに根を張り朽ちてゆく
ボクの目を灼く流れ星

『箒星』あらすじ

「ボク」と「旅人(=彼)」の二人芝居です。
二人芝居でありながら、登場人物は、ボクの父や街の人たちを含め、全部で6人いるという不思議な脚本です笑。
実は、当初は「ボクの父(=安宿の主)」を含めた三人芝居として脚本を書いていて、完稿もしているので、いつか三人芝居ver.も上演されたら嬉しいな……というところです。

最後に、『箒星』執筆中の印象深い思い出かつウラ話としては、2つ思い浮かびましたのでご紹介を。

1.3文字、5文字、7文字のリズム

児童文学の雰囲気をイメージしていた星屑コンピ。

特にこの『箒星』は、ボクの一人語りで、というオーダーだったので、当初は本当に小説のように、だーーーっと「文章」を書いていました。

途中で、露木より「役者が思わず動き出したくなるような、ポエムにして」「始まりと終わりは、対になるポエムに」とのオーダーが入りまして、

「文章」は「ポエム」の大きく入ったものへと変わっていきました。

思わず動き出したくなるようなポエムを書くために、私も実際に踊りながら……とまではいきませんでしたが笑
それに似たくらい、ふんふんとリズム感を確かめながら綴っていきました。

俳句や短歌にある、五七五や五七五七七のリズムは、日本語のリズムと本当に合うのだなぁと身をもって実感したり。

とっても楽しいふんふん執筆でした。

2.「箒星」と「流れ星」

先ほど、『箒星』あらすじを書いていて改めて……おお……そう、そうなんだよなぁ……原案をもらったときからずっと、そうだったし、だからラストシーンだって「旅人」は「ボク」にあたたかな言葉もかけず、羨ましがることも全くなく、ただ「彼」として去っていくんだよなぁと、思ったのですが、やはり。

「彼」は旅人であり、

"流れ星"

なんですよね…………。


では、タイトルにもなっている、"箒星"とは?


この辺りは、今後noteの中で、露木が語ってくれると嬉しいなぁと思ったりしている私です笑


舞台を創ること以外にも創作がしたい、これまで舞台で表現してきた物語や世界をもっと知っていただきたい、楽しんでいただきたい……そんな思いから始めたnoteです。 細々と更新しておりますが、少しでも楽しいをお届けできていれば幸いです。 もしよろしければ、サポートよろしくお願いします!