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『ためらわないという点で平等』学ビ舎いろはに 005

こんにちは。藍澤誠/Jの先生です。
塾の子(Jネーム 第6人格ちゃん)にキュートなプレゼントをしました。

第6人格ちゃんは(中3女子)「わさび」という名前の柴犬を飼っていて、学校に行っていない彼女のとても大切な存在。だからわさび色のヘアゴムを選びました。この小さなプレゼントを、少女は私まで嬉しくなるくらい喜んでくれました。

ところで――このゴムを購入した河口湖のお気に入りの店「富士桜工房」(花テラス内の店舗)で、店長のYさんとあれこれおしゃべりをしていたのですが、お会計時にこんなことを言われました。

その子だけにプレゼントしちゃっていいんですか?

最初はYさんの質問の意図が分からなかったのですが、他の生徒はズルいと思うんじゃないか、というこまやかな心遣いだと思い当たりました。「だめですよ、ここは生徒全員分買っていくべきです♪」 というしたたかな商魂ではないと思うのですが(笑)。私はハッキリと伝えました。

「大丈夫です!」

こうしたプレゼントを、生徒全員にできるわけではありません。
私も私塾を始めたばかりの2000年は、

全員にできないようなサービスはしない

という理念を思い描いていました。

でも今(2022年)はぜんぜん違って、

いいと思ったことは、ためらわずにやる

という方針をとっています。

「これはきっと喜ぶはず!」
「あの子にぴったりじゃん!」
「運命を変えるきっかけになるかも!」
「ぜったい連れて行ってあげたい!」

そう感じたらずるいとか不平等とか思わず、ためらわず、即、その思いやアイデアを形にするように心がける。

「ためらわない」という点で平等でいよう――そう考えるようになってから、たくさんの幸せを生むことができるようになりました。

もちろん学校などの組織でこのように振る舞うのはとても難しいでしょう。みんなに提供出来ないサービスは、良いものでも実施しないということはあると思います。

しかし、個人レベルや小さな集団においては「みんなにできないこと=不平等である」というイメージをターンさせて、「ためらわないことに平等になる」という点を心掛けると、幸せ度がかなり増すのではなと藍澤誠/Jの先生は感じています。

だって・・・こんなにぴったりのヘアゴムがあるのに、わさびいう名の柴犬を飼う彼女の手元にないなんてちょっと残念だし、これを作った人も私がプレゼントしたことを喜んでくれてると思います。あ、でも第六人格ちゃんはこんなことも言ってました。

でもこの子……うちの子とだいぶ形がちがいますね(笑)

「みんなに提供できないから」という理由で幸せの循環が断たれてしまうのはあり得ないことだと思うし、私としては「ためらわない」意識を誰に対しても持てるような……なんていうんだろう、自分の思いついたアイデアに誠実な表現者でいたいと思っていますし、いろいろな気づきや経験を、こうしてnoteに書き、ためらいを止めて、幸せを循環させていきたいと思っています。

6に続く

◎001~010

001『鳥の種類は書くべきか? 小学生への文章指導で注意すること(1)
002『文章指導を丸投げしない 小学生への文章指導で注意すること(2)』
003『保健室よりも音楽室』
004『ぴったりの塾を探すのではなく、ぴったりの親になろう――オーダーメイドの服みたい 小学生への文章指導で注意すること(3)』



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