下を向いて歩こう


こんにちは。相沢です。
私事ではございますが、先日無事センター試験を終え、ホッとしております。
受験生の皆様もお疲れ様でした。

さて、今回も私がふと思ったことを話させていただきたいと思います。


- 『上を向いて歩こう』は何時も正しいか?


坂本 久さんの歌の歌詞にもあります「上を向いて歩こう」という言葉。
「辛いことがあっても上を向いて頑張ろう」という前向きなメッセージ性があり、ポジティブで素敵な言葉かもしれません。

しかし、辛い時に上を向き続けるという行為は何時も正しいのでしょうか?

上を向くということは、「満足できる状態(辛くない状態)」に目を当てており、相対的に自分のその時の状況を「満足できない状態(辛い状態)」であることを認識してしまっています。
多くの人が辛いと思っている時、恐らくそれはこの満足できる状態との落差に原因があります。

「あの人はあんなに出来ているのに…」
「僕は周りと比べて…」

そのように考えて落ち込む人も少なくないでしょう。

もちろん、落ち込んだ時、辛い時、そこから立ち直るために奮起することは良い事だと思いますし、上を向いて歩くという行為を否定する訳ではありません。
しかし、常にそれが正しいとはどうにも思えないわけです。

・では、「下を向いて歩く」とは

じゃあどうすればええねん!

なんて思う方もいると思います。僕も思っていました。
色々な方にお話を聞いていただき、僕自身ても考えた結果、その辛い状況を一時的にでも緩和させる方法は

『上を向かず、下を向く』

というものです。

下を向くと言っても、誰かを見下せ、なんていうことではありません。
ここでいう『下を向く』というのは、自分の足元を見てあげることです。

「周りと比べて自分は…」ではなく、
『自分はここまで頑張ってきた。よくやった自分』と甘えて自分を見直してあげることです。

そうしてみると、「なんだ、案外俺頑張ってるじゃん。」なんて思えることもあります。言い方を悪くいえば、「満足できる状態」の位置を下げてあげることができます。

そう考えることが出来た時、自分を認めて辛い状態から"気持ちだけでも"抜け出すことが出来るのではないでしょうか。

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今回はふと授業中に思ったことを書き殴ってみました。
ネガティブになるのは悪いことばかりではないと思っています。
自分に嘘をついてでも気持ちを楽にするのは大切だと思います。

ここまで読んでくださり、
ありがとうございました。