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10年ぶりの転職活動

今回は10年ぶりの転職活動について書こうと思います。

有給消化をしつつ、転職活動を開始しました。

職場を退職する際、同僚に「私たちの年齢で見つかるの?大丈夫?」と心配されました。

40代。今回で3回目の転職活動。

もちろん不安はありましたが、いつだって色んな事情で転職することになるかもしれないので気にしても仕方ないし年齢は若返りませんのでやるしかありません。

まずは様々な転職サイトに登録。エージェント登録は控えました。

エージェント登録をしなかった理由としては、人に頼ることが苦手なのと、経験からマネジメント系を紹介されることの想像がついたため。エージェントに頼れば履歴書や職務経歴書など添削があったりメリットも多いと聞くのですが、とりあえず自力でしてみようと思いました。

また、マネジメントは疲れたのでそれだけは避けたかったのです。年収を下げてでも平社員に戻ると決めていました。

・10年前と比べて驚いたこと


その1 履歴書はパソコン作成

手書きをしなくていいということに感動しました。よく考えたら10年前もパソコンあったのに手書きが主流だったのはなぜなのか。
作ってしまえばあとは志望動機とかだけ少し変えればよかったので助かりました。

その2 WEB面接

対面が当たり前で育ちましたので、WEB面接が多いことに面をくらいました。コロナの影響とはいえ職場の雰囲気がわからない。最初はWEB面接があるところを避けていたのですが、そうも言っていられないことに気づき応募を始めました。

初めてのWEB面接は緊張。というより苦手でした。基本的に私は声が小さいのでハッキリ話すことを心がけていましたが疲れました。

また、WEB面接も先方との相性もあると思います。中には先方の回線が悪くて声が途切れたり聞こえないということが起こり、その瞬間にやる気を削がれたりしました。もはやその回線でなぜWEB面接にしたの?とツッコミをいれたくなったり。反対に普段からWEB会議に慣れてそうな会社はスムーズでした。

面接場所については、実家住まいで生活音も入る恐れがあったので防音のコワーキングスペース的なところを借りて受けていましたが、お金かかる。

WEB面接をとおして、コロナ真っ只中のときの新卒の方たちのことを考えてしまい、このせいで自分の力を発揮できない人たちが沢山いたのだろうなと居た堪れない気持ちになりました。苦手な人にとったら地獄でしかないです。

その3.意味の分からない言葉

特に業界を絞らずに見ていたので、募集要項で初めて遭遇する横文字が沢山ありました。その業界にいる人たちからすると当たり前の言葉です。

その代表、なんて読むの?となったのが次の言葉。

SIer

エスエル?エスアイ?小文字大文字何なのこれ?
エスアイヤーって読むのね。

和製英語でシステムインテグレーターのことを指すらしい。だったらシステムインテグレーターでええやん。

と未知の言葉でした。私が知らないだけで10年前からすでにあった呼び名なのかもしれません。


とこんな感じで色々なギャップがあり驚きつつも、転職活動をしなければ知らなかったことなので単純に楽しかったです。

・転職活動の不安

と言ってますが、めちゃくちゃ不安でした。いつまで転職活動が続くのか、本当に決まるのか、このままずっと無職では、と。

正社員であること、これは大前提で他の雇用形態は考えていませんでした。派遣は3年縛りがあり法律に振り回されるため、ずっと不安が身に纏いそう。パートは本当に見つからなかった時に考える。そんなふうに考えていました。

働くところはたくさんあるし大丈夫と思っても、やはり不安は不安です。働くだけが目的ではないので、自分自身の求める環境がある職場でなければ転職の意味がありません。面接が終わるたびに悶々としていました。

きっとこういうことがあるから、エージェントとか第三者に相談して自分を客観的に見てもらったほうがいいのでしょうね。

年齢の壁は応募時に感じるくらいでした。ここいいな!と思っても35歳までと書いてあった時に、私はお呼びでなかったかとガッカリしたり。ただ、そういうところは元々ご縁がないと思い割り切りました。書類選考で落とされるのも年齢のせいもあるかもしれませんが、そればかりは分かりませんし年齢は誤魔化せないですからね。

・職場の環境

応募を始め書類通過率はざっくり3割。一次面接通過率は8割。面接時に違和感があり辞退したところもいくつかあります。

零細から大規模企業まで受けてみて、私は働く建物の環境が大切で狭い空間が苦手ということをあらためて実感しました。

特に零細規模のところは、ビルが古く狭くトイレも和式が残っているようなところもあり息がつまる雰囲気が多々ありました。

あと、少人数のところは代表との相性が大切。完全なる偏見ですし、私が受けたところがたまたまそうだったのだと思うのですが、クセの強い代表も多く一緒に働くの無理ー!ってなったところが多かったです。

今までワンフロアで働く職場が多かったせいか、フロアは広いほうが落ち着く気がしました。

また、今までも代表は近いところにいてクセがあったため、何社か受けてやはり代表が見えない、離れてるところで働きたいと思うようになりました。

転職活動って自分自身の働く環境に対する好きや苦手を再認識していく作業でもありますね。

・方向転換からの内定

当初、勉強していることを活かす仕事に就こうと思っていたのですが、何社か面接を受けてこれは違うなと感じました。そもそも転職の目的はプライベート優先だったのでその仕事は真逆だったんですよね。事前に分かってたこととはいえ、あらためて忙しい職種であることを感じました。もちろん会社によってプライベートも大切にできそうなところもありましたが、仕事に忙殺されそうなところが多かったです。

で、結局もともとの経験を活かせるところから内定をもらい働くことが決まりました。マネジメントではなく平社員となり給料は下がりましたが、前会社でマネジメントにつく前の給料よりはよく、福利厚生も前会社と比べものにならないほど整っていて何より残業がほぼなくてすむ。

約3ヶ月の無職生活ともお別れです。

私は根本的に会社員として働きたくはない、個人事業主としてゆくゆくは働きたいなという思いがあります。転職活動を通じて、漠然とこの方向の仕事が本当はしたいのでは?と気づき始めたため、次は働きながら準備をしていこうと決めています。幸い新しい会社は副業可能なので、仕事は程々にしながら人生の後半戦に挑みます。

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