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全集中の食事6日目。玄米、うまし。

今回は #全集中 の食事 #ながら食べ #寝たまま伸び #寝伸び #和食 #玄米 #味噌汁 #滋味 #ご飯の香り #ビックリ炊き #有機農産物 #有機JAS #農薬 #肥料 #お米の構造 #お米の価格 #日本人はお米で育つ などについて書いています。何かしらお役に立つことがあれば幸いです。

寝起きのスマホ

昨晩は早く就寝し、7時間寝たところで目覚める。ぼんやりした意識の中で昨日、寝たままの伸び「寝伸び」のことを書いたのを思い出し、徐(おもむろ)に携帯で調べる。まだ半覚醒で部屋も薄暗いので文字が読めない。
おかげで未遂で済んだけど、まだ寝ていたい欲求があるけど起きなければならない時、知的な刺激でアタマを先に起こそうとして、スマホを30分以上ズルズル見たりしまうことがある。この習慣、後悔するくせにまだ辞めようと決めてないことに氣付く。辞めたい。
7時間寝ても眠いのは春だから?それとも睡眠負債かな。何とか起きてスケジューリングを始めてやっとアタマにもスイッチが入りました。スッキリ起きるにはやはり自分に必要な睡眠時間を十分に取るのが一番ですよね。
(この日はダンナさんが休みでゆっくり起きたのでバタバタ。あとは食事の記録のみになりました。)

全集中の朝食。玄米の「滋味」うまし。

この日はダンナさんが休日で遅く起き、私の軽食タイムと同じ頃起きて普通に食べると言い、私も結構空腹感があったのでダンナさんと同じごはんとみそ汁の朝食を採ることに。

*脱線話その1* このところブログの原稿を書くので昼食のご飯食を抜いてしまう事が多かったのですが、食事の量を連日減らしていたりご飯とみそ汁、漬物、納豆などの和食を摂ってなかったりすると便の量が減り、一日に摂取する食物繊維の量も水分量も減っていたと思われ、結果、便秘がちになることが後日分かってきました。全集中9日目の現在、そのあたりを調整中です。

私の1日のうちの1回目のきちんとした食事は、毎日ほぼ同じメニュー。玄米、具沢山の味噌汁、キムチ、焼き海苔2分の1枚、納豆、フルーツのヨーグルト添え。これでちょうどよく満たされます。味噌汁の具材が変わるだけですが、知人が化学合成の農薬や肥料を使わない農法の(*脱線話その3参照)畑から直送してもらう旬の葉っぱ、実または根の野菜、キノコで3種類は必ず使います。これに、かつお枯節の粉、信州のお味噌。軽食で咽て全集中の食事を始める以前から、この食事だけはなるべくよく味わっていただくことをしていました「私はこれだけで生きられる」と思うくらい幸福感のある食事です。後で必ずお腹は空くのですが。
隣りにダンナさんもいますが、この時間はBGMのみです。手を合わせ感謝といのりをこころの中で呟いて「いただきます。」ダンナさんとほぼ同量ですが、ダンナさんの倍以上の時間をかけて、全集中でいただきます

口を閉じた瞬間にご飯の香りが鼻へ

ひと口目は必ずキムチを載せたご飯を4等分に手で割った焼き海苔をかぶせ、お箸で巻いて口へ運びます。そのときにはもうキムチの酸味で唾液の分泌がmaxになり、口の受け入れ態勢は万端。
唇を開いて閉じた瞬間に口腔内に対流が起こり、緑茶入り玄米の香ばしい香りが鼻腔に触れます。今日はバタバタして、土鍋の底が少し焦げてしまったのですが、少しの焦げはこれはこれでいい香り。それでも「ビックリ炊き(*脱線話その2参照)」で今日もモチモチに炊けています。パクパク食べるダンナさんの横で私は目を閉じてよくすり潰し、粥状になってから喉へ送ります。やはりご飯とみそ汁の和食をいただくとエネルギーがちゃんとチャージされる感じです。

「滋味」が美味しくて

ところで玄米はよく噛んで食べないと消化吸収がよくないと言われます。奥歯でよくすり潰していくと、種皮や糠の香り、複雑な甘み、うま味を堪能できます。玄米からにじみ出てくる、この”滋味”が美味しくて、もう白米には戻れないカラダになりました(笑)。噛まないといけないから噛むのではなく、噛むと美味しいから噛んでいるという感じです。
ビックリ炊きでない頃は、ダンナさん時は玄米を全く受け付けてくれませんでしたし私も続きませんでした。緑茶や雑穀もブレンドするようになり、私がビックリ炊きでほぼ失敗することがなくなり、ダンナさんは昨年、緊急事態宣言で酒量が減った頃からモチモチしてると言って食べてくれるようになりました。白米は白米でたまに実家や旅館でいただくときは全く別物な感じで美味しくいただいています。

*お米の脱線話あれこれ*

玄米は、美味しい炊き方「ビックリ炊き」を覚えて毎食玄米に変えてから、無理なく玄米をいただけるようになりました。
ビックリ炊きはざっくり言えば2度炊きで、2度目に冷たい水を差すのでそう呼ばれるそうです。白米同様に炊いた玄米をもう一度概ね同量の水で炊くことで、胚乳が玄米の種皮を割って膨らみ、白米のようにふっくら炊けるのです。ただ、鍋の種類と火加減、水の量や蒸らし時間など年間を通じて上手に調整できるようになるまでには少し練習が必要です。
私は柔らかめが好きなので、2度目のお水をやや多めにして炊いています。3合炊きの土鍋で玄米の量、2.5合が限界です。蒸らし時間も含めると50分ほどかかり、少し手間もかかりますので、やはり朝の時間に余裕ができるまでは続けるのは難しかったです。
参考:面倒な手間なし! 玄米は「びっくり炊き」で簡単に美味しく炊けるよ/キナリノ

なお、玄米は種皮ごといただくのでやはり有機農産物(有機JAS付)を購入しています。近所のお米屋さんで850円/1kgくらい。日本人の主食を、大変な手間をかける方法で作り続けてくださっている方々へ支払う代金としては当たり前の価格だと思っています。実際の農作業を1年通して見たらそれでも安いと思うかもしれません。氣持ちとしては本当ならもう少し敬意と協力の氣持ちを込めたいところ。とは言え、わが家は大食いではないので無理がないとしても、育ち盛りの青年がいる家庭のお米代としては悩ましい価格だと思います。ただこれもチョコレートと同じで、間違っているのはお米の値段ではないのです。日本人はお米で育つと言っても過言ではないと思うので、子どもの成長にかけるお金は国中から集めて充分に再分配されるべきだと思います。(カラダの成長だけでなくココロの成長にかけるお金も。)
そして、その日本人にとって欠かせないお米という主食の食べものを、自分も含めた働き盛りの世代以下の殆どの日本人が、年間を通じて栽培した経験はおろか、そこに一切関わらずして一生を過ごしていて本当に大丈夫なのだろうかと考えています。農家さんだけに甘えていてよいのか、考えなければならないのではないかと思い始めています。どう関わることができるのかまだ分からないのですが。
ちなみに私がよくいただいているお米は、甘くてもちもちで美味しい「おきたま興農舎のお米」です。玄米の構造については、「玄米まるわかり辞典」ほかをぜひご参照ください。

ところで、農薬や肥料の分類の仕方と適切な呼び名はちょっと難しいと思っています。有機栽培でも使用が認められる薬もあります。とても文系なざっくりした私の解釈ですが、「農薬は、菌を殺し過ぎない薬虫を殺すのではなく虫が嫌って近寄らない薬を必要最小限で使い、肥料は、(人間の浅知恵で人間の生体や生態系のバランスを崩さない量で使うのはよほど難しいので)細かく精製した物質でなく、他の生物や微生物などの力を借りて自然からできてくるものをなるべく人間が手を加えずに造った栄養素を使う農法」を有機的な農業と考えたらいいかなと思っています。肥料については、人間が使うサプリも同じだと思います。(特別な事情がなければビタミン剤を飲むより果物や野菜を食べた方がいい。)

有機JASなどの認証を得るのはなかなか大変だと聞きます。期間もお金も手間もかかり、その分価格に上乗せされることになります。有機栽培への移行中の圃場や、なるべくコストと価格を上げずに同様の考え方で栽培したい生産者さんもあり、同様に買い支えていくことが必要なので、買う側も色んな選択があってよいと考えています。そしていつの日か、この地球上で作られる食べものすべてが、同じ環境、生態系の中で無理なく循環していくように作ることができたらよいと思っています。

あ、そろそろお米を買いに行かなくては。
今日もご馳走様でした。

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