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ドラマ “最高の離婚” が最高な件!!!!

最高の離婚 (2013年放送)
脚本: 坂元裕二


この話に出てくる「つらい...」は
メンヘラが言う「死にたい...」と同じだ、と思う。そう思いません?!?(見た人ならこの感覚わかる?)


坂元裕二さん脚本の作品は、ほぼ全部好きで、セリフと言い回しが素晴らしすぎる。
もう今では、脚本家を聞かずにドラマを見たとしても、この人の作品なら当てられる気がする。



今放送中の「初恋の悪魔」も、
坂元さんっぽさ全開なセリフ回しが沢山散りばめられていて、好き!!!となっている。


さて、大好きすぎてDVD BOXも買ってしまっている「最高の離婚」。とにかく名言がありすぎるので、ざっと紹介します。



話がよくわからない人も、知っている人も、このセリフを見て惹きつけられたなら、絶対にこの作品の虜になるはずなので、見て!!!




第一話

『女は好きになると許す。
男は好きになると許さなくなる』



『あなたには一生わからない。
もういいの。私もうあなたいらないの。』




第二話

『恋ってするもんじゃなくて
落ちるもんなんだなって。』


『あなたと別れる時思ってました、死ねばいいのにって。こんな男、死ねばいいのにって。』

『どんなに不安でも、
退屈な男よりはいいと思うの。
最終的には、旦那の葬式の喪主になれればいいんじゃないかな?妻って。』



第三話


『誰かにとって生きる力になってるものが
誰かにとってはそうじゃなかったり。
でもそれは誰が悪いとかはないの。
別の場所で生まれて、別の場所で育った、他人だから。』


『ちゃんとできないんです、いろんなことが。ちゃんとできないんです。』



第四話


『普通の家族ってなに?
一番最初に思い出す人だよ。
一番最初に思い出す人達が集まってるのが家族だよ。』

『だんだんなんか、人生とセットで考えるようになっちゃって。』



第五話〜七話


『負けてる方は、正しいことしか言えなくなっちゃうんだよ』



『幸せになるために好きになるわけじゃないから』


『愛情と生活はいつもぶつかって、
なんというかそれは、私が生きる上で抱える大きな問題なのです』


『婚姻届が結婚の始まりのように、
離婚届は離婚の始まりなの』


第十話


『思い出が増えていくのが家族なんだと思うの』


『自分を好きになるより、人を好きになる方が簡単だし、人を好きになれば自分も好きになれるから』




はい〜〜〜
ストーリーわからなくても、このセリフ達見るだけで、最高〜〜〜
額縁に入れて飾りたい〜〜〜(さすがにウソ)


もっと沢山あるけれど、セリフが長すぎたりするので、割愛します。


このドラマを見ると、
結婚って、大事な人と一緒に生きていくって、こういうことの連続なんだろうなぁ、と思います。
だれかと生活を「続けていく」ってやっぱり大変で、思いやりが要るから、大切なことは言葉にして、その都度チューニングが必要なんですよね。


わたしはこのドラマで、
尾野真千子さんが瑛太さんに、
いなくなる最後の日にお手紙を書いているシーンが大好き。
そこだけ何度も繰り返し見ちゃうほど、好きです。

手紙のセリフには好きが溢れ出していて、でもどうにも上手く、気持ちや言葉の調整ができない2人が不器用でもどかしい。
こんなにもぶつかるのに、好きになったのはそのままのあなただから、本当は変わってほしくもなくて、でも、だからお別れします、と言う結論になったのが、ほんとうに悲しかった。




この作品は、基本ずっとちょっとポップなんですが、ずっと人生に絶望してる感じが漂っていて、それは世の中がどうとか言うより、
登場人物がそれぞれ抱える個性がそうさせているんですね。


笑えて、愛しくなって、しんみりして、真剣に大事な物と向き合って、時に諦めて、現実を見て、また再生していく。
そういう全てが、“ 誰かと生きていくとは ”  って所に繋がってて、それがこのドラマには詰まっています。


最高の離婚は、ほんっとうに人生のベスト5に入るドラマ....

坂元さん脚本のドラマでは他に、
「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」「それでも、生きてゆく」「カルテット」辺りが大好きです。

あらすじを長く書くのが好きじゃないので
セリフの感じで、興味を持ってもらえたらいいな〜〜



これぞ、だれかと一緒に生きていく人生の
バイブルだ!!!!

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