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すべてのITフリーランスが安心して長く活躍するために!ITフリーランスのための政府労災保険

労災保険の特別加入制度とは?

労働者災害補償保険(労災保険)は労働者が仕事または通勤によって被った災害に対して補償する制度です。労働者以外の方でも一定の要件を満たす場合に任意加入でき、補償を受けることができます。これを「特別加入制度」といいます。

特別加入のメリットとは?

お仕事中だけでなく、現場へ移動途中での災害も補償されます。

  • ケガ等の治療費や薬代は無料

  • ケガ等で休業している間の休業補償給付

  • 治療後に障害が残った場合の障害補償給付

  • お亡くなりになった場合の遺族補償給付

対象になるITフリーランスとは?

以下のような方々が対象となります。

引用元『ITフリーランスの皆さまへ』(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/content/000815896.pdf

意外に多い?ITフリーランスの労災

「労災」というと作業中の事故によるケガなどを想像しがちで「ITフリーランスには関係無いのでは?」と考えている方が多数いらっしゃいます。
しかし、IT技術者は業務の特性から、腰痛や坐骨神経痛、椎間板ヘルニア、腱鞘炎などの発症や、過度のストレスによる精神疾患などの実例が公的な資料で見られます。これについては、フリーランスであっても業務との間に相当因果関係があり、医学上療養を要することが認められれば労災保険給付の対象となります。また常駐先への通勤時における事故等のリスクは一般的な正社員と変わりません。

労働災害に関する調査 ITフリーランスの就業時におけるケガ・病気(PE共済会調べ)

補償・給付の具体例

年間保険料21,900円で、以下の事例を想定し記載しています。

設定した事例
・給付基礎日額20,000円で労災保険に特別加入(国民年金加入者)
・作業現場へ移動中、駅階段で足を踏み外して転倒し脊髄等を損傷
・手術等の治療を受けたものの、1年間の入院の末に死亡
・遺族は妻38歳、小学生2人(第1子8歳、第2子5歳)で、妻は80歳で死亡

ITフリーランス支援機構全国労災保険センター調べ

遺族給付の計算
受給資格者のうち最先順位者に対し、遺族の数などに応じて以下のとおり⽀給されます。受給資格は妻、子(18歳に達する日以後の最初の3月31日迄)
遺族:1 ⼈   →  給付基礎⽇額の 153 ⽇分(55 歳以上の妻は175日分)
   2 ⼈   →  給付基礎⽇額の 201 ⽇分
   3 ⼈   →  給付基礎⽇額の 223 ⽇分
   4 ⼈以上 →  給付基礎⽇額の 245 ⽇分

労災保険への特別加入をするには

労災保険の特別加入は、労働局から承認を受けた団体・組織での加入手続きが必要です。「ITフリーランス支援機構全国労災保険センター」はITフリーランスが労災保険に加入するための窓口として設立された東京労働局長承認の特別加入団体です。

上記のサイトで保険料の料金シミュレーションもできますので、ぜひ一度お試しください。

企業・団体のご担当者へ

お取引のあるITフリーランスの皆様に対して当団体をご紹介される際に、ロゴマークやリンク等を自由にご利用いただけます。事前に同意書のご締結が必要となりますので、担当窓口までお問い合わせください。

お問い合わせ先
一般社団法人ITフリーランス支援機構 事務局
E-MAIL :info@aitf.or.jp
TEL  :03-6757-0300
URL    :https://aitf.or.jp

参考資料
ITフリーランスのための政府労災保険(ITフリーランス支援機構)

セーフティネット拡充に向けて

公的保障の補完的機能として、ITフリーランス専用保険(仮称)を2022年9月から募集開始予定です。自由に組み合わせ、抜け漏れ無くカスタマイズできる様なラインナップを準備中です。

今後もITフリーランスがより活躍できる社会の実現に向けて、セーフティネット拡充に努めてまいります。

お問い合わせ

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