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「自分のことを大事にしてくれる会社に行きたい」元トリコCOOがアイザックに転職を決めた理由【経営陣座談会】

こんにちは、アイザックPRの石原です。
本日プレスリリースにて発表しました通り、アイザックに細田紘慧さんをCOOとしてお迎えしました。

細田さんは、昨年化粧品大手のポーラが38億円で買収したパーソナライズスキンケアのD2Cブランド「FUJIMI(フジミ)」を展開するトリコの元COO。EXITも経験して実力も経験もある細田さんなら、次のキャリアの選択肢には困らないはず。そんな細田さんがなぜアイザックへのジョインを選んだのか。アイザックとの出会いから決断に至るまでの考えをお聞きしました。

プレスリリース上では語りきれなかった、COO就任の背景やこれからのアイザックが目指すことについて、代表の田中さんと共同創業者の播口さんを交えて経営陣座談会を行いました。

プレスリリースはこちら

3名のプロフィール

COO 細田紘慧
2011年より楽天オークション株式会社に入社しマーケティングチームのマネージャーを務める。その後、株式会社ミクシィでC2C向けサービス、マッチングアプリのマーケティング責任者を歴任。退職後はフリーランスで20社以上のマーケティング支援を経験した後、トリコ株式会社にCOOとして参画。ポーラオルビスグループへのM&Aを経験した後、退任。2023年1月よりアイザック株式会社のCOOに就任。

代表取締役CEO 田中和希
1992年生まれ。慶應義塾大学在学中に休学をし、freee株式会社にソフトウェアエンジニアとしてジョイン。その後渡米、Venuespot, inc.のVP of Engineeringを務め2015年にアイザックを立ち上げる。世界に100人しかいないプログラミング言語Rubyのコミッターの1人。音楽と生魚が好き。

共同創業者 播口友紀
1991年生まれ。慶應義塾大学の同級生である田中と在学中にアイザックを立ち上げる。フルスタックエンジニアで、新規事業の立ち上げが得意領域。
株式会社ハローの代表も兼任。

座談会はオフィスにて

細田さんとの出会い

――細田さんとアイザックはどのように出会ったのですか?

細田:「最初は、10年くらい前に合コンで播口くんと出会いました(笑)。その時から播口くんは今と変わらない感じで。当時僕は社会人1年目で楽天オークションの仕事をしていたんですが、スタートアップ界隈のことはよくわからなくて。そこで播口くんと色々話して、印象に残ってた人でした。」

播口:「そこからFacebookで繋がってて時々連絡は取り合ってましたね。細田さんが楽天から転職したのを知って、スタートアップ界隈に来たんだなって思って。それからちょっと時間が過ぎて細田さんの時間がありそうなタイミングがあったので一緒にサービス作らないかって誘いました。」

細田:「そうですね。それで一緒にサービスを作ることになって、その時に田中さんにも出会いました。仕事を一緒にしたのは田中さんが多かったです。」

田中:「播口はちょうどその頃入れ違いでアイザックから少し離れていた時だったんですよね。」

細田:「それからプロジェクトの終了に合わせて、一旦アイザックからも離れました。」

再びアイザックへのジョインを決めた理由

――その後細田さんはフリーランスとして何社ものお仕事を経て、昨年まではトリコのCOOを務められていたとのことですが、そこからまたアイザックにまたジョインすることになった経緯を教えてください。

細田:「一昨年トリコがポーラに買収されたのをきっかけに、転職を考え始めていました。ポーラの人たちもすごく良くしてくれたし会社のメンバーも大好きだったんですけど、何かぽっかり穴があいたような気がしていて。でも具体的に次どうしようかは考えていなくて、ゆっくりするのもいいなと思ってたんです。そんな時にまた播口くんから連絡があって。」

播口:「転職を考えていたことは知らなかったんですけど、トリコが買収されて細田さんどうしてるのかなって田中と話してたんです。それで連絡してみたら、転職考えてるとのことだったので、ご飯行きましょうって誘いました。」

細田:「一番最初に連絡くれたのが播口くんで、タイミング良すぎて『なんでわかったの?』って思いましたね。それから何度もご飯に誘ってくれて…毎月1回、それが5ヶ月続いて、まあ口説かれましたね(笑)。美味しいご飯を食べさせてくれたっていうのもありますが、忙しいTOPの人が僕に何度も会ってくれて時間を使ってくれたことで、自分のことを大事にしてくれる会社なんだなって思えたんです。そういう会社に行った方が絶対よいので。
転職って、タイミングとか縁とかを結局強く感じるところがあるなと思ってて、会社なんていくらでもあるし、比較検討しきれないじゃないですか。そんな中で直感的な要素って結構大事だなって思うんですよね。
こういう時に声かけてもらえるのって、一つ一つの仕事でちゃんと結果を残してきたからだなって思いますね。一緒に仕事した時に『あいつ全然いけてないな』って思われてたら声かけられてないだろうし。そういう積み重ねが繋がって自分のキャリアになってくんですよね。」

――声をかけられて、細田さんとしてはまたアイザックと一緒に働きたいなと思ったんですか?他にもたくさん選択肢はあったのだと思いますが。

細田:「以前一緒に働いた時からまた何かやりたいなとは思ってました。一緒に働くと仕事のやり方や文化がわかるじゃないですか。僕にとってはアイザックとはやりやすかったんです。
自分で起業する、他の会社に行くなどの選択肢はありましたが、改めて2人と話していて『この人たちがボスでもいいな』と思えたんですよね。それってすごく大事なことで。ボスには自分と違うスキルセットを持っていてほしいのと、あと僕変な人が好きで、その点でこの2人は魅力的でした。前職のトリコを選んだ時もそうなんですけど、僕は自分の領域は自分で好き勝手やりたいんですよ。2人だったら好き勝手やらせてくれそうなんですよね。」

「『ONE PIECE』みたいだね」

――逆に田中さん播口さんは、どんな点でまた細田さんと働きたいと思って声をかけたんですか?

播口:「まず人としてすごくいいなと思ってました。僕は能力よりも人として相性が良いかを結構重視するんですけど、細田さんは愛せるなと思ったんですよね。
会食でも改めて細田さんのパーソナルな部分についても色々聞いたんですけど、その人がどういうパーソナリティを持っててどういう考えを持ってるかって仕事の意思決定に絶対左右されるし、その人のことをよく知らないで一緒に仕事はできないと思うんですよ
あとは僕が苦手なところが細田さんは得意で、例えば人間関係作りとか教育とか、背中を預けられるなと思いました。」

細田:「播口くんって、周りに思われてるより意外と愛情深いよね(笑)。」

田中:「僕は一度一緒に仕事してるので仕事面での能力値が強いと感じていたのがまずあるのと、播口と被るんですが、細田さんは『飲みに行こうぜ』とかエモを大事にする人で、僕と播口が今のアイザックの組織で多分やれてないことを補完できるかなという期待はあります。
あとは、細田さんと仕事してた時って僕が結構辛い時期で、多分細田さんもそうで、それが青春っぽいなと思ってて、プロジェクトが一旦終わったタイミングで細田さんが抜けた時青春が途中で終わった感じで、また今その青春の続きみたいな感覚があるんですよね。当時から細田さんもアイザックもお互いパワーアップしてもう一度一緒になるというのがなんかエモいですよね。」

細田:「『ONE PIECE』みたいじゃないですか?スタートアップの楽しさって、文化祭の前準備みたいなところだなって思います。それがずっと続いていくのがいいなって。」

播口:「アイザックはやっぱそこがいいですよね。アイザックは自己資本経営を続けるつもりなので、上場がゴールではないんです。だからずっと青春ができる。上場を目指してると上場までが青春になっちゃうので、上場後辞めちゃう人も実際多いんですよね。アイザックは、みんながおじいちゃんおばあちゃんになっても青春やってるような会社にしたいというのはめちゃくちゃあります。」

アイザックの現在とこれから

――2015年にアイザックを創業して先月で7年経ちましたが、今のアイザックは改めてどういうステータスなのでしょうか。これからどうなっていきたいかも合わせてお聞きしたいです。

播口:「今はちょうど過渡期だと思っていて、僕はアイザックを創業してから一度離れているんですが、1年前に戻ってきて改めてアイザックの価値を再構築することをテーマに考えています。
まず、世の中に対してアイザックはどういう会社なのか、何を目指しているのかというのを固めていきたいなと思っています。
さらに新規事業の立ち上げも重要なテーマで、それに伴って採用にも力を入れています。去年アイザックは一気に約30人から130人くらいに増えたんですけど、採用を色々やった中での綻びも出てきていて、今後、組織開発とかその辺りを整えていくのを細田さんと一緒にやってきたいですね。」

田中:「播口の言った通りで少し補足すると、僕も播口もエンジニアだというのがあってプロダクトを作るのは得意なんですが、今まで組織作りとかにはあまり重きを置けていなかったのがあります。ビジネス出身の人たちも最初は少なくて。今後は、既に結構増えてきていますが、マーケや営業などビジネス強い人を採用して組織としてパワーアップしていければと思っています。」

播口:「今までは個人で闘ってたのを、これからは組織を強くして組織で闘えるようになっていきたいです。今までtoCのプロダクトが多かったんですが、最近toB向けも増えてきて、BizDevの強さの必要性を感じてきていますね。」

細田:「僕自身が2人と違う今までの経験やスキルを活かして色々カバーやサポートできたらというのはもちろん思ってるんですが、僕一人ではなくてそういうメンバーを増やして、もっと面積大きく組織的にカバーしていけたらとは思っています。」

ロジカルではない意思決定で、海外に挑む

――さらにこのタイミングでシンガポール拠点も設立するとのことですが、シンガポールではどんな取り組みをしていくのでしょうか。

播口:「今回、アイザックとして初の海外拠点設立になるんですが、今韓国を中心にエンタメの市場がすごく盛り上がっているのでそこに対して新たなサービスを作っていこうと考えています。他にもNFTとかWeb3とかもやりたいねという話は出ていたりしますね。」

細田:「もちろんどんなことをやろうかとかは話していたりするんですけど、No logicで『とりあえず海外行くか!』みたいな意思決定ができるところもアイザックっぽいなって思います。絶対勝てるところで勝負してたらそれはスタートアップにはならなくて、非連続の成功って生まれないような気がしてるんですよね。本当にそこで勝てるのかって考えてしまってる時点でチャレンジできていないというか。だから大企業は特になかなか海外へのチャレンジってできないのかなって思うんです。」

田中:「ロジカルで考えてると、ロジカルで感知できることしかできなくなっちゃうんですよね。」

細田:「僕、コンサル嫌いなんですよ。ロジックで全部決まるんだったら、コンサル出身の人がやるスタートアップが全部勝てよって思ってて。でもそうではないですよね。多くのスタートアップが、市場がないところに市場を作り出すことをやってきたはずなんです。
それこそメルカリだって、最初は『フリマなんて成功するわけない』ってオークション界隈では言われてたんですよ。オークションの楽しさって金額が上がっていくことで、固定価格で誰も買うわけないじゃんみたいな風に言われていて。でも上手くいったんですよね。周りから『それ違うんじゃない?』って言われることをやるのってすごい大事な気がしてて、そこがアイザックの根底に流れてるみたいなのは感じますね。」

――細田さんを採用する前から、海外展開は考えていたんですか?

播口:「そうですね、元々自分たちが海外に行きたいって気持ちはあったので。田中も以前アメリカで1年くらい働いていたこともありますし、海外への憧れみたいなのはずっとありましたね。コロナ禍の前からリモートワークの文化もあったので、やれなくはないなとも思ってましたし。」

細田:「僕も次のキャリアを考えた時に、海外に住みたいという気持ちもあったので、そこはすごく魅力的でしたね。しかも僕のキャリアで言うと海外に行こうとしたら代理店じゃないと難しかったと思うんですが、アイザックだと複数のプロダクトに関われるのでそれもよかったです。」

外からも内からも仲間を増やしたい

――細田さんも入って、これから事業も増やしていき、海外展開もする…と盛りだくさんのアイザックですが、引き続き採用は頑張っていきたい…ですよね?

細田:「仲間を増やしたいですよね。外からはもちろんですが、中の人たちの士気も高めたい。

播口:「よく飲みに行ったり部活があったりと元からみんな仲は良いんですけど、まあもうちょっと仕事面でもパフォーマンスが出てくると良いなっていうのは正直ありますね。」

田中:「細田さんには去年から時々オフィスに来てもらったりしてるんですけど、既にメンバーたちから細田さんに対する期待値は高そうですね。何か変わりそうな感じがあるみたいで。」

細田:「普通のスタートアップって事業が成長すると、合わない人って基本的に切っていくんですよ。それで新しい人を入れて人材をぐるぐる入れ替えて、ある程度身軽にしてどんどん進んでいくというのが一般的だと思うんですけど、それってアイザックのカルチャーと違うよねと思ってて。
播口くんがよく言っているみんなで頑張りたいみたいなのって、ちょっと他のスタートアップと違うなと思うんですが、自己資本経営の会社だからこそできることを実現するのってすごい大事だなと思ってるので、それを実現するのが僕なりのチャレンジですね。」

播口:「アイザックに入ってほしいと思う人たちって老後も仲良くしたい人たちだから、すぐ切るとかは基本的になくて、みんなで成長して一緒に青春を味わいたいという気持ちが一番大きいんですよね。事業が儲かってるとかはもちろん大事なんですけど、結局一番大事なのは人ですね。」

2023年、アイザックはさらに飛躍していきます!



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