今回の講義の内容はマグネシウムシリサイドを用いた排熱発電に関する背景であった。

まず、北極海の氷の溶解量と二酸化炭素の濃度の増加が相関関係にあるとされ、二酸化炭素の濃度を減少される方向に世界が動いている。特に、欧州では、ディーゼル車など二酸化炭素が排出される車に関しては、2020年に規制されるといわれている。

一方で、現在、車の需要は、発展途上国が中心であり、今後も需要が高まると輸送されている。また、発展途上国においては、ディーゼル車のような二酸化炭素が排出される車が普及している。

これらのような状況において、燃費がよい車を製造することが必要となる。車を動かすと、エネルギーは、運動に用いられるだけでなく、熱に変換される。そのため、熱に変換されたエネルギーを発電に用いることで、燃費の良い車ができると思われる。そのため、排熱発電の技術が必要である。

また、排熱発電の研究の際に、障害となるのが、マグネシウムシリサイドと電気を伝導させるための金属との界面である。原子の未結合手の存在と両金属の構造が異なることから欠陥が多く、電子が消えてしまうため発電効率が落ちるためである。

この講義を聴き、日本国内でも排熱発電は様々なところに用いられるのではないかと思った。例えば、火力発電所で需要が高まるのではないかと思われる。熱せられた排水を海に捨てる際に、排出されたところのエリアには、魚やプランクトンが生育できないといわれている。

そのため、排熱発電が普及すれば、海に害をなすだけでなく、各電力会社も効率(現在約30%といわれている。)よく発電できるになるのではないかと思われる。

また、2030年代に原発を完全停止するということが言われている中、原発の代替エネルギーとして用いることができるのではないかと考えられる。

この講義に関する意気込みに関しては以下のとおりである。

今年はいよいよ、卒業研究室の配属になる年である。そのため、研究室では、どのような研究をしているかを知ることがまず必要である。

そして、学部4年でその研究室を離れることになるのか、修士2年でその研究室を離れるのか、いずれかは、”極限的”には、その時になって見なければ分からないが、いずれにしても、「その研究は面白そう」だと講義内で直観的に思ったという要素だけでなく、後になってやってみて良かったと思えるような研究ができるという要素などを考慮して研究室を選びたいと思う。

これらのことを判断するための材料として、電車が動かないとか、天災で明らかに来ることができないという状況に陥らない限り、この講義を欠かさず出席したいと思う。

という内容を書いた。

それにしても・・・しばしば、政治関係では、火力がどうとか、原子力がどうとか、言っているが、現場のことを考えているんだろうか?

どっちの発電も弱点があるので、結果的に検討すべきことがいろいろとあるのかもしれない。

そういう意味では、この廃熱発電の研究は面白いかもしれないと思ってはいる。

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