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明日死ぬとしても、今の生き方を選びますか?〜2022/6/3の私編〜

皆さん、こんにちは。
またしても、前回の投稿から随分と時が経ってしまいました。

Twitterでは、色々と呟かせてもらっていますが、いつも沢山のリアクションをいただいて、本当に嬉しいなぁと思っています。

それと同時に、私の等身大な姿に、多くを感じてくださる皆様には、もっと伝えたいことがあるなぁと思い、今回はnoteを書くことにしました。

ご報告

というわけで早速ですが、ご報告があります。
ここ一年色々ありすぎて、なんだかもう別人のようなお気持ちなのですが、

・一度は生涯を共にすると誓ったパートナーとお別れしました
・ブランド責任者/執行役員を務めていたSHEから独立しました


公私ともに、私史上一番大きな意思決定をし、30才の私は全く予想をしていなかった新しい人生を歩んでいます。

人生の変遷とは、時に思いも寄らぬ展開をしていくものだけれど、それに抗おうとすればするほど自らの脳内に混乱を生み、停滞してしまう。

向き合おうとすれば、見たくないものや知りたくないことを知り、理想と現実のギャップの大きさに絶望をするし、受け入れることが出来なくて何かや誰かのせいにしたくなる。

それでも、そうした葛藤抱えながら前に進むという意志を持ち、逃げたり嘆いたりしながらも、時には覚悟を決めた意思決定をしたり、変化や孤独を恐れずに手放すことをして、"日々を生きる"を続けるしかない。

そんなことを漠然と思う今日この頃です。

皆さんもそうですか?私もそうです。
皆さんと同じように、"日々を生きる"を続けています。

今回は、「結婚しました!」「入社しました!」があるのだから、オープンで軽やかな「離婚しました!」「退職しました!」があってもいいじゃないと思ったので、一部の記録と記憶をシェアしたいと思います。

ちなみに今は、これらの意思決定に至り、我ながら、どストイックだなぁと半分感心、半分呆れている、というところです。
ですが、これが金井愛理という人間で、どこまでも自分の未来を描くことに取り組み、幸せの濃度を上げて「明日死ぬとしても今の生き方を選ぶ!」と曇りなく言えるように生きているということは、紛れも無い事実であり、これからも貫き通す生き様であります。

この意思決定のプロセスは、SHEという、令和時代に最も深く人に向き合い、関わる全員の人生を「自分にしかない価値を発揮し、熱狂して生きさせていく」会社の、執行役員/ブランド責任者らしいものだったと、誇りに思っています。
誰よりもそれを体現することを使命として負っていたからこそ、会社にも多くの機会をもらい、支えられ、なんとか道を見出していきました。
きっとこの会社に関わっていなければ、私以上に私に向き合って涙を流してくれる人達がいなければ、、今の自分は、きっと見つけてあげられていなかったのだろうなと思います。

全力で、笑って泣いて開き直って、最後は自分に着せていた鎧を手放して、今に至りました。

最後に採用に携わったよっしーとの一枚。イイ顔してる!

多くの皆様には、「え!辞めたの!」と驚かせてしまったと思います。
ご挨拶が遅くなり、すみませんでした。

これまでは所属志向の強いタイプだったので、身体の一部になっていたものを手放すということによって、自分と社会とを繋ぎ留めていたものがブチっと切れて少しふわふわしていて。
それと同時に舞い込んだ、新しい出会いやお仕事の刺激にドキドキして。

そんな日々を過ごしていたら、なんだかあっという間に時間が過ぎてしまっていました。

ちなみに今はどんな仕事をしているかというと、

SHEでは法人事業部の本格立ち上げを手掛けつつ、官僚・行政の皆様とディスカッションをしたり行政顧問をしたり、その他エグゼクティブコーチングや経営・組織・人材・コミュニティコンサルまで、複数社で幅広くお手伝いをしている、というところです。

独立するんですよね、という話を、まだオープンに出来ず、さて、どうしようかと思っていた頃に、たまたま周りで話を聞いてくれていた皆さんが、あれやこれやと人を紹介してくださって、直ぐにスケジュールがいっぱいになったのは、ご縁の運び屋の皆様のお陰です。。

様々な影響を鑑みて名前を挙げるのは控えておきますが、本当にいつも、有難うございます。大好きです。

話がズレましたが、そういうわけで、引き続きSHEには関わらせてもらっています。

会社として益々大きくなり、ガンガン採用に投資をして、毎月沢山の人が入社していて、もう立派な会社じゃない!と日々感動しています。
それでいて、足元に課題ややりたきことは山積みであり、高い山を目指すボード陣は、まだまだ遠い未来を描いているので、これからが益々楽しみな会社であります。

そんな風に思っているのなら、なんで辞めたんだろう・・?と思われますよね。
それとこれとはまた話が別、というわけなのです。

何故大きな意思決定をしたのか

プライベートな意思決定は、お相手のこともありますので、詳細は控えようと思います。

ただ、本当に、最初から最後まで、素晴らしい方でした。
互いの存在に励まされ、前を向いて生き、人としての成長を遂げられる、そんな時を過ごせた6年間だったと思います。
時間を共にしてきたことに後悔はなく、心からの感謝と敬意があります。

婚姻関係を解消したものの、人生の苦楽を長く共にした友人として、これから先も、その記憶と絆が、心の一部になっていくのだと思います。

仕事については、端的に言うと、人生の、次のフェーズへ動き出す時が来た、だと思います。(それは、プライベートもか。)

ちなみに私の人生史上一番の意思決定は、SHEに入ることを決めたことです。
当時大企業から知名度のないスタートアップへの転職を不安がる私に「先のことは分かんないけど、私が大丈夫だったから愛理ちゃんもなんとかなるよ!」とノーロジックで力強く背中を押してくれたえりちゃんには、心から感謝しています^^w

そうして始まった、SHEでの仕事は本当に最高でした。
毎日、なんでこんなに幸せなんだ?と言いながら生きていました。

かつてまだ拠点が青山しかなかった時には、今じゃ考えられないような大変なドラマが沢山あり、(対処をし続けていた頃の臨場感を持つと、未だに興奮と吐き気が同時に舞い込んでくるのですがw)拠点に行く度に、ここであんなことがあったな、、と、ありありと浮かび上がってくるのです。

拠点で寝泊まりしている子がいたり、深夜問わずバチバチな連絡が飛び交っていたり、イベントをやったら思ったより人に来てもらえて、キラキラ女子達を非常に窮屈な場所に押し込めてしまったり、何かあるとbiz dev社員が全員でそれぞれ不機嫌になってMTGをしていたり、そんな状況に嫌気がさしたメンバーが直接文句を言いにきてくれて一周回って一生続くであろう絆ができたり。

その当時のbiz dev、えり・みほこ・あいりは、会えばいつもこの爆笑。バイブスが合う!

なんだかキラキラとしていて、恥ずかしくて、懐かしくて、幸せで涙が出るような、そんな日々でした。
きっとこの思い出は、一生忘れないのだと思います。

強い絆と信念を持ち、社会に挑み、殆どは悔しかったり悲しかったりの結果になりながら、それは自分の力不足であるが故だ、とやるせなさを感じたり、現実を突きつけられたりする日々でしたが、そんな日々が私の人生の宝物でした。

今のSHEはその頃から比べると、生まれたての乳幼児から、大学生になったような、そんな成熟度の変化を感じています。

もちろん大学生なんて、社会人目線でいうと社会人ホヤホヤですし、精神世界においては、ここからがようやく人生といったところなので、本当はまだスタート地点。でも乳幼児を見ていた私からすると、それでも随分と立派になったな、と思ってしまうのです。

最初は自分達の手で、事業を作り、仕組みを作り、価値を創造し続けて、ブランドが出来、それを更に広げていく為に、そしてより良いものにしていく為に、組織を作り、人を育てきましたが、やがて皆に任せられるようになり、お休みもしっかり取れるようになりました。


最後に出たFY2024キックオフ。5期目で、社員だけでもこんなに組織が大きくなりました。

そうしているうちに、いつしか、”SHEは自分がいないとダメだ”、ではなく、”もうなんだって出来るよSHEは”、と思うようになりました。

ここにきてようやく、大きな夢を見れるようになったとも言えます。
だから、まだまだこれからの会社で、作りたい世界も道半ば。
大企業になるのも、上場していくのも、これからの未来で叶えていくこと。

でも、私はその未来が来ることを、もう確信しています。
絶対に上手くいくし、まだまだ会社としてもブランドとしても育っていく。
そしてSHEは、令和のリクルートになり、えりちゃんは誰もが知る”令和代表肝っ玉母ちゃん系ギャル”経営者になる。
それだけの、高いポテンシャルがあることに、社会ももう気付いています。

そうなったら、いつしか、もう大丈夫だ、私の役目はここまでだ、と思うようになりました。
私は、そういうタイプの人間でした。
それは良いとか悪いとかではなく、ただ目の前の道が壁になりました、といった、それくらい自然なことで、そうですが、じゃあどの道を次に進みますか?と選ぶしかないような、そういうことでした。

でもそんなこと、現場の課題に向き合い続けてくれている仲間の前で言えるわけもなく、自分が決めたことを継続しないといけない、とか、役員としての責務を果たさないといけない、という色々な思考の足枷が邪魔をして、しばらく受け入れられるものではありませんでした。

それでも最後は1ヶ月のお休みをいただいて、責任・役職・自分を取り巻く環境と物理的な距離を置くことで、やっぱり、私は今のSHEではなく、もっと問題が山積みで、もっとカオスで、むしろ何もないところに、身を置いて輝く人であり、それが最高価値であるということを確信しました。

ハワイで撮影していただいた一枚。

これがSHEという会社でなければ、なんやかんやとそのことに向き合わず、役員を続けていたかもしれません。
でも、SHEはそんな矛盾を抱えたままいる場所ではないのです。
本気で人の人生に向き合い、キャリアを考え、最高価値に生きさせることをビジョンとしているから。

本当に素晴らしい、新時代的な会社だと思います。

 創業期から変わらず、皆が愛してやまないSHEのVision

私としては、この先の人生でもう二度と無いかもしれない程の特別な出会いの一つを、別れに至らしめることは、非常に寂しいことでありました。
でも、会社の為にも私の為にも、私が自分の本音を受け入れて、幸せに生きていくことが何より大事だったので、変化に対応して、私自身も次のフェーズに向かうことにし、独立という形で、違う世界を見るという、新しい旅に出ることにしたのです。

これから

ようやく、このnoteを書けて、一区切りです。
どんな反応が来るだろうと、ドキドキしています。
この決断を、応援してもらえると嬉しいです。

暫くは、色んな世界を学ばせてもらいながら、自身の経験値を上げていく為にもコンサル関連業に従事をしていくのでは、と思いますが、社会に対する義憤や課題感が少なからずあり、ソリューションとしてもっと違う形で取り組んでいくことがあるかもしれないな、と思っています。

例えば

・もっと皆が抑圧せずとも生きられる世界になればいいのに
・認知を書き換えて人生が幸せだと思える人を増やせたらいいのに
・もっと皆が隣人を愛せるようになればいいのに
・結果ではなくプロセスを楽しいと思える人生にしてあげられたらいいのに
・自分の能力を使って世にあるべき会社にもっと命を吹きこめたらいいのに
・国力低下に抗うべくスタートアップ活性/女性活躍が推進出来たらいいのに

などなど、粒度や視座は様々ですが、色々と考えています。
どの義憤を深掘りしていくのか、時間をかけて考えていこうと思います。

また新しい取り組みをする際には、ご報告させてください。

さて、人生、ようやく第二章、というところでしょうか。
30才、この面白い展開に心を震わせ、これからも私らしく、鎧を捨てて自由に生きていきたいと思います。

ひとまず、自分にお疲れ様でした。
そしてSHEという場所で出会い、何かしらの仕事で関わってくださった全員へ、心から感謝のお気持ちをお伝えさせてください。

本当に有難うございました!

皆が開いてくれた送別会!!感謝感激大号泣でした。涙


こんなに泣いてもらえること、中々無いな〜と。この日も生涯忘れないと思います。

SPECIAL THANKS TO…

役員の皆様へ

一人、これからというところで船を降りてしまったこと、未来を共に作っていくと決めたのに、違う道を選んでしまったこと、本当にごめんなさい。
背負うものを手放した分、皆さんにのしかかっているのだろうと、申し訳ない気持ちがあります。
でも皆さんはそんなことモノともせず、きっと乗り越えていくのだと思います。
これまでの、本音で対話を重ね、ああでもないこうでもない言いながら、出来ていないことより出来ていることを数えながら過ごした時間は、最高に青春でめちゃくちゃ楽しかったです!
人間らしくて個性的な皆さんらしく、引き続き文化を変え、時代を作っていってください。
私も私の道で、それをやっていくと思いますので、変わらず業界の仲間としてご一緒させてください。
そして、私にお手伝いできる部分は、引き続き力添えさせてください!

事業推進部やこれまでチームメンバーだった皆へ

最後に皆と顔合わせた時に、なんて性格が良くて、懸命で、真っ直ぐなメンバーと時間を共に出来たのだろうと、胸がいっぱいになりました。
こんなに、別れを惜しんで涙を流してくれて、寂しがってくれて、それでも愛理さんの選択はかっこよくで大好きです、と、私に誇りを持たせてくれて・・。
仕事をすればいつも出来ないことや悩みを打ち明けてくれて、前に進めようと努力を続け、仲間の為にももっと自分が成長すると日々精進する。
そんなチームの皆と働けたことは、かけがえのない経験でした。
これまで一人一人の人生と全力で対峙し、応援してきましたが、それは関係が変わっても、永遠に続くものです。
日常的なティーチングもコーチングも出来なくなりますが、それでも皆の活躍を願っている人がここにいることを、忘れないでください。
本当に今まで有難う。
このSHEの事業成長を牽引していることを誇りに思い、これからも多くの悩める方々に道を示し続けてください。

一番近くで支えてくれた二人へ

この人生の意思決定をすることは、本当に私にとっては簡単ではなく、何度もダウンな時期を迎えました。
思考の深堀をしすぎ&局所の解像度が高すぎて、何度も目眩がしていたし、一人では決して乗り越えることが出来なかったことだっと思います。
正解が無い世界の中で、私がありのままの私らしくあれることだけを願って、毎日毎日いろんな言葉を掛けてくれて本当に有難う。
時には、私がクリエイティブアボイダンスをしている最中に、二人が私のことについて真剣に議論してくれていたこともあったね。
二人の、世界を見る認知の仕方が本当に大好きだし、愛に溢れる二人のことを心から尊敬しています。
私と共に生きてくれて有難う。
これからも色々あると思うけど、どう認知する?!と言いながら、色んなことに向き合って生きていきたいので、引き続きよろしくね。
本当に、大好きです。

2022.6.3 金井愛理


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